漫画『鬼滅の刃』に登場する産屋敷一族は鬼殺隊当主であり、平安時代以前から存在します。
劇中では産屋敷の家系は呪いによって長生きできず病で死ぬと言われていますが、なぜ呪いを受けることになったのでしょうか。
また、産屋敷一族はその後どうなったのでしょうか。
今回は産屋敷一族の呪いやその後についてご紹介したいと思います。
この記事で紹介する内容は?
- 産屋敷一族について
- 産屋敷一族の呪い
- 産屋敷一族の生存者と死亡者
- 産屋敷一族の最後とその後
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産屋敷(うぶやしき)一族とは
引用元:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』 出版:集英社
1000年以上に渡り鬼舞辻無惨を屠るべく追い続ける『鬼殺隊』を組織した一族であり、その頂点に座するのが産屋敷当主。
回想で華美な服装をしていた鬼舞辻無惨が産屋敷一族の出自であること、死刑囚であった悲鳴嶼行冥を産屋敷耀哉が救っていること、潤沢な資金源を確保していることを考慮すると、産屋敷一族は平安時代以前から続く貴族と思われます。
産屋敷邸の隠匿
産屋敷邸は産屋敷一族が住まう邸宅ですが、場所は厳重に秘匿されています。
戦国時代、継国巌勝が鬼となった際に当時の当主の首を持って鬼舞辻無惨の下に行ったことが秘匿の一因であり、当主を殺害された以後は産屋敷の住居を厳重に秘匿することになったのです。
『隠』が作られたのもこの時代であり、隠の案内なしでは辿り着くことができないようになっています。
産屋敷一族の呪いとは
産屋敷一族は一族から鬼の始祖(鬼舞辻無惨)を生み出したことから『呪い』を受けています。
端的に言えば『生まれてくる子供たちは皆病弱ですぐに死亡する』という呪い。呪いのせいで一族は絶滅の危機に瀕していましたが、神主から『同じ血筋から鬼が手ている。その者を倒す為に心血を注ぎなさい』と助言を受けたため、鬼舞辻無惨の討伐に尽力するようになりました。
また、子供の死亡率に関しては代々神職の一族から妻をもらうことで死亡率低下しますが、それでも呪いによって一族は30年と生きられない運命にありました。
産屋敷家の男の子はいつも一人残して全員亡くなっており、女の子は13歳までに結婚して名字を変えなければどれだけ気を付けても事故や病気で死亡するとのこと。そのため、男児は病弱とされており、13歳になるまでは女児として育てる方針。(藤襲山で登場した輝利哉が女児の風貌をしていたのはそのため)
当代の産屋敷一族|生存者と死亡者
産屋敷耀哉 |
年齢 | プロフィール |
享年23歳 | 4歳で鬼殺隊97代目当主になる。声の力や統率力は歴代一であり、精神力は強靭。登場時点で呪いによる病が進行している。 | |
性別 | ||
男 | 死因 | |
生死 | 己を囮にして鬼舞辻無惨を産屋敷邸に誘い込み、邸宅に仕掛けていた爆薬を使って自爆(爆死)。 | |
死亡 |
産屋敷あまね |
年齢 | プロフィール |
享年27歳 | 旧姓、神籬あまね。代々神職の家系の出自で白髪は生まれつき。耀哉13歳、あまね17歳で結婚。断片的な予知夢を見ることがある模様。 | |
性別 | ||
女 | 死因 | |
生死 | 耀哉に最期まで寄り添いともに爆死。 | |
死亡 |
産屋敷輝利哉 |
年齢 | プロフィール |
8歳 | 五つ子の第三子にあたる。耀哉の死後は98代目当主として陣頭指揮を一任し鬼舞辻無惨を倒した。 | |
性別 | ||
男 | 死因 | |
生死 | ── | |
生存 |
産屋敷くいな |
年齢 | プロフィール |
8歳 | 五つ子の妹にあたる。気が強く運動神経が良い。虫が平気で素手で倒せるほど。 | |
性別 | ||
女 | 死因 | |
生死 | ── | |
生存 |
産屋敷かなた |
年齢 | プロフィール |
8歳 | 五つ子の妹にあたる。気が弱く運動神経がいまいちだがお琴が得意。蜘蛛に手の甲を這われて気絶した経験がある模様。藤襲山で玄弥が殴った少女。 | |
性別 | ||
女 | 死因 | |
生死 | ── | |
生存 |
産屋敷ひなき |
年齢 | プロフィール |
8歳 | 五つ子の姉にあたる。耀哉の世話や柱合会議に付き添っている。右側に紐の髪飾りをつけているのがひなき。 | |
性別 | ||
女 | 死因 | |
生死 | 耀哉とあまねに最期まで寄り添い爆死。 | |
死亡 |
産屋敷にちか |
年齢 | プロフィール |
8歳 | 五つ子の姉にあたる。耀哉の世話や柱合会議に付き添っている。左側に紐の髪飾りをつけているのがにちか。 | |
性別 | ||
女 | 死因 | |
生死 | 耀哉とあまねに最期まで寄り添い爆死。 | |
死亡 |
産屋敷一族の最後の戦い
先代産屋敷耀哉が亡くなってすぐに産屋敷輝利哉がわずか8歳にして98代目当主に就き鬼殺隊の指揮を担当しています。
輝利哉、くいな、かなたの3名は安全な場所で元柱・煉獄槇寿郎と宇随天元、鱗滝左近次の護衛をつけ、協力者である愈史郎の血鬼術の札を鎹鴉に用いて戦況を把握し、無限城内の見取り図を作成。そして、的確な指示を発令しました。
くいなとかなたは輝利哉のサポート。輝利哉の言葉を速記し鎹鴉に伝達。
指示が間に合わず隊員たちが鬼舞辻無惨の犠牲になった際、輝利哉が己の采配ミスで大勢の隊員が死亡してしまった自責の念に囚われていると、くいなは輝利哉の頬を叩き強い言葉で鼓舞。
輝利哉は妹たちに支えられながらも歴代当主の重圧を思い知り、現当主として指揮を執り続けるのでした。(叱ってくれたくいなとかなたには感謝の言葉を伝えています)
作戦中、鬼舞辻無惨の遠隔攻撃で負傷してしまいますが、命に別状はなく最後まで奮闘し鬼殺隊を勝利に導きました。
輝利哉は耀哉の声を聞き禰豆子を好きにさせる
最終決戦時、鬼を人間に戻す薬を投与して眠っていた禰豆子は、輝利哉たちと同じ屋敷で匿っていました。
しかし、戦場で炭治郎が窮地に陥ると禰豆子の枕元に炭十郎が現れて禰豆子が覚醒。禰豆子が鱗滝の制止を振りほどいて戦地となる市街地へ向かって走り出すと、禰豆子への対応は輝利哉に委ねられます。
この時の禰豆子が無惨に操られているのか、はたまた薬が効いて人間に戻ったのか誰も検討がつきませんが、輝利哉は『禰豆子を追いかける』と決断を下そうとしました。
が、輝利哉が指示を飛ばす直前、慣れ親しんだ耀哉の手が肩に添えられると「禰豆子は好きにさせなさい、大丈夫だから」と声が聞こえたのです。くいなとかなたが禰豆子の捕縛を誰に頼むのか追求すると、輝利哉は先ほど言いかけた指示を翻し、「追わなくていい」と再考。
無惨の目的は太陽を克服した禰豆子を手に入れることであるため、ここで禰豆子を追わなければ取り返しのつかないことになってしましますが、それでも輝利哉は「父上が好きにさせろと言ってるんだ…」と涙を零しながら禰豆子の追求を取り下げるのでした。
産屋敷一族のその後
引用元:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』 出版:集英社
鬼舞辻無惨討伐から3ヵ月後、輝利哉はくいなとかなたを伴い不死川実弥と冨岡義勇を産屋敷邸に呼び出すと最後の柱合会議を開催し役目を終えた鬼殺隊の解散を宣言します。
柱は二人だけになり他の隊士たちは大勢死んでしまいましたが、鬼の始祖を打ち倒し平和が訪れたため、鬼殺隊の役目は終わったのです。
鬼殺隊解散を受け入れた実弥と義勇が「御意」と返事をすると、くいなとかなたからこれまで身命を賭して世のため人のために尽力してくれたことを労う言葉が贈られると、当代の産屋敷として輝利哉たち三人は二人に頭を下げて感謝を伝えます。
実弥と義勇は礼など必要ない、鬼殺隊が活動できたのは産屋敷家の尽力が第一、輝利哉を始め先代耀哉を含めた歴代の産屋敷が立派に務めを果たしたからであり、産屋敷のご先祖たちは今の輝利哉を誇りに思っているはずだと言うと、輝利哉たちはこれまでの重責から解放されたように年相応に涙を流すのでした。
また、その様子を実弥と義勇は微笑ましそうに見守っています。
鬼殺隊解散後は三人で鬼殺隊隊士たちの遺書を整理し一通一通目を通している姿が描かれており、その中でも竈門兄妹の幸せを願う言葉が書かれた内容のものは炭治郎と禰豆子に読ませてあげています。
鬼殺隊として無理をしてきた隊士たちは生き残ったとしても無理を強いたため著しく体力が低下。そのため、不自由しないようにと産屋敷から隊士たちには大金が支払われています。
鬼滅の刃の最終話第205話『幾星霜の煌めく命』には、産屋敷邸の庭で輝利哉、くいな、かなたの三人が笑顔で蹴鞠をしている姿が描かれました。
産屋敷の呪いの消滅
実は鬼舞辻無惨討伐後、鬼が消滅したため鬼殺隊の役割は終えましたが、輝利哉は鬼舞辻無惨を倒すという役目を終えたために産屋敷一族もここで絶えてしまうのではないかと怯えていたそうです。
しかし、自分が20歳、そして産屋敷一族の呪いの一つの基準にあった30歳を超えてなおも生きていることから呪いが消えたことを実感していくのです。
輝利哉は結婚し子どもも生まれていたそうですが、呪いの消滅を確信すると妻と子どもと妹たちを抱えて何時間も泣きました。
産屋敷輝利哉のその後
時は現代へと移りますが、産屋敷輝利哉は日本最高齢記録保持者として存命。
テレビにも取り上げられるほどの話題の人物となっていますが、当時の少女のような面影はなくヨボヨボで髪の毛は3本に。鬼滅の刃の時代設定は大正時代初期ごろであるため、平成後期もしくは令和初期であれば100歳を超えている計算。プルプル震えています。
呪いは完全に消えています。
愈史郎とは最終決戦以降も関りがあったようで現在では友達だそうです。
まとめ
- 産屋敷一族は1000年以上に渡り鬼舞辻無惨を追う『鬼殺隊』の当主
- 産屋敷は一族から鬼の始祖(鬼舞辻無惨)を出したため『生まれてくる子供たちは皆病弱ですぐに死亡する』という呪いを受ける
- 神主から『同じ血筋から鬼が手ている。その者を倒す為に心血を注ぎなさい』と助言を受けたため、鬼舞辻無惨を倒し鬼を消滅させることに心血を注ぐ
- 産屋敷一族は代々神職の一族から妻をもらうことで死亡率低下するが、それでも30歳以上は生きられない
- 産屋敷一族の女の子は13歳までに結婚し名字を変えること、男の子は13歳まで女児として育てなければ事故や病気で死亡する
- 当代の産屋敷一族の生存者は『産屋敷輝利哉、くいな、かなた』、死亡者は『産屋敷耀哉、あまね、ひなき、にちか』
- 産屋敷耀哉死亡後は、産屋敷輝利哉が8歳で98代目当主を継承し陣頭指揮を執る
- 鬼舞辻無惨討伐後、産屋敷輝利哉が鬼殺隊解散を宣言
- 産屋敷輝利哉が30歳になった頃に呪いの消滅を確信する
- 産屋敷輝利哉は日本最高齢記録保持者となり現代でも生きている
- 産屋敷輝利哉には妻と子供がいるため、産屋敷一族は現在も続いている
産屋敷は1000年以上に渡り鬼舞辻無惨を追い続けていますが、呪いのせいで誰も30年と生きられなかったことを踏まえると、30代以上に渡り世代交代してきたと予想できます。
その最中、継国巌勝が当時の当主を殺害、また耀哉のように30歳を迎えるより早く命を落とした者がいるとすればさらに当主の入れ替わりは激しかったことでしょう。
鬼舞辻無惨討伐後は輝利哉がわずか8歳で最後の鬼殺隊当主となりましたが、呪いを解けた上に家庭を築いているので産屋敷一族は現代でも続いていると思われます。また、くいなとかなたも結婚し家庭を築いていれば、産屋敷の分家も増えているのかもしれません。
鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺見聞録 作者:吾峠呼世晴 |
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