【僕のヒーローアカデミア】荼毘は死亡する?焦凍やエンデヴァーとの決着は?最後はどうなるの?

僕のヒーローアカデミア

漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場する敵連合の一人・荼毘。

彼の正体は現No.1ヒーロー・エンデヴァー、轟家の長男であり、轟家が生み出した闇の象徴でした。

そして、ヒーローとの全面戦争ではその正体を白日の下に晒し、終章では轟焦凍やエンデヴァー、はては轟一家総出で荼毘と対峙することになります。

今回は荼毘(轟燈矢)の最後についてご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?

  1. 荼毘の最後は何巻何話?
  2. 荼毘vs.轟焦凍
  3. 荼毘vs.エンデヴァー
  4. 荼毘vs.轟一家
  5. 荼毘の最後
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荼毘の最後は何巻何話?

荼毘の最後が描かれたのは単行本39巻第390話『轟焦凍:ライジング』。

終章にて超常解放戦線はヒーロー側の工作で分断され、荼毘は轟焦凍およびエンデヴァー事務所のサイドキックと交戦し一度敗北。しかし、目覚めて限界を超えた荼毘は黒霧のワープゲートでAFOのいる戦場へワープしてエンデヴァーと交戦すると、自壊寸前の頃に轟一家が集結。

最終的には轟焦凍の大氷海嘯によって完全に冷却され活動を停止し戦闘不能になりました。

そのため、生存しています。

荼毘の最後が描かれるまでの動向

赫灼熱拳を発動した荼毘

引用元:堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』 出版:集英社

終章での荼毘の動向は以下の通り。

単行本35巻第341話 決戦前にトガヒミコにトゥワイスの血を譲渡
単行本35巻第341話~345話 最終決戦開始直前、物間のワープゲートで超常解放戦線の戦力は分断され、荼毘は神奈川県神野区に転送され轟焦凍と戦闘
単行本35巻第349話 荼毘vs.轟焦凍開幕
単行本35巻第350話 荼毘の過去話
単行本36巻第351話~353話 荼毘vs.轟焦凍の決着
単行本37巻第363話 荼毘復活
単行本37巻第374話 荼毘、再起して黒霧のワープゲートへ突入
単行本38巻第376話、第387話 荼毘、群訝山荘跡にワープしエンデヴァーと対峙
単行本39巻第387~390話 荼毘vs.轟一家の決着

雄英ヒーロー科の裏切り者である青山優雅を味方につけた緑谷出久たちヒーロー側はオール・フォー・ワンを誘い出すことに成功。

そして、オール・フォー・ワンは泥ワープで超常解放戦線をその場に召喚すると、ヒーロー側は物間寧人がコピーした『ワープゲート』にて待機していたヒーローたちを召喚して対抗。こうして最後のヒーローvs.オール・フォー・ワンおよび超常解放戦線の戦いが始まることに。

オール・フォー・ワンに召喚された荼毘は早々に命令を無視してエンデヴァーに向けて炎を放ちますが、同じく物間寧人に召喚された轟焦凍の氷結で炎は相殺

二つの勢力が一堂に会したことで乱戦へと突入しかけますが、ヒーロー側は予め仕掛けておいた即席の檻を展開して超常解放戦線を小分けに捕縛。そして、物間寧人がコピーした『ワープゲート』を発動してそれぞれを転送させると見事に超常解放戦線の戦力を分断することに成功。

そして、荼毘は多数の脳無とともに神奈川県神野区に転送され轟焦凍と対峙するのでした。

荼毘vs.轟焦凍

単行本35巻第349話『BATTLE FRAME』にて、荼毘は轟焦凍と戦闘開始。(他多数の脳無とヒーローが戦闘しており、轟焦凍のバックアップにエンデヴァー事務所のヒーロー3名が同伴。また、飯田天哉も同じ場所に転送されている)

すでに神野区は荼毘の蒼炎で業火に包まれており、高熱で焦凍とエンデヴァー事務所のヒーロー(バーニン、オニマー、キドウ)以外は近づけない模様。そのため、4名以外のヒーローたちは脳無の相手をしているようです。

荼毘はエンデヴァーと戦うつもりでしたが、エンデヴァーの対応は焦凍と事務所のヒーローをぶつけるというもの。そのため、これが自分に対するエンデヴァーの答えとして受け取ります。

が、焦凍はエンデヴァーの指示でここに立っているのではなく自分自身で荼毘を止めたいと思ったから立っていると訂正。

しかし、荼毘はそれこそエンデヴァーの思い通りだと指摘。

そして、この戦争は人対人であり、誰かの命令で物言わぬ兵隊が動いたわけではなく、各人の想いが一つ一つ爆発していった結果、「環境を変えたい」「壊したい」と黙認されて蓄積されてきた歪みが超人社会の限界を迎え、荼毘(ヴィラン)を生んだと説明。

また、焦凍が生きていたならなぜ帰ってこなかったのかと問いかけると、荼毘は己が荼毘になった経緯と焦凍以上の熱を絶やすこと無く生きて来られた理由を語るのです。

そして、エンデヴァーの大切なものを全て焼き尽くすために燈矢は荼毘と名乗り偏執狂の死炎を纏ったことを説明すると赫灼熱拳を発動し焦凍との本当の戦いが始まりました。

荼毘vs.轟焦凍の決着

荼毘の赫灼熱拳により周辺の温度は一気に上昇し神野区のオールマイトの銅像は融解。荼毘戦の要は焦凍であり、エンデヴァー事務所の3名は荼毘の炎を少しでも抑えるために焦凍のバックアップ。

エンデヴァー以上の素質を持つ荼毘は火力の上げ方だけはエンデヴァーから教わっており、死を体験して限界を取り去っていた荼毘は見様見真似でエンデヴァーの技も習得。そのため、初手はエンデヴァーの『ヘルスパイダー』で一帯を蹂躙すると、ヘルスパイダーの炎を目くらましに焦凍の背後に移動。

そして、焦凍を殴り飛ばすと、エンデヴァーの息子で荼毘の兄弟である轟焦凍・・・がどんな面をして怯える市民と一緒に雄英に篭っていられたのかと精神的攻撃に走ります。最高の環境と最適な身体があるのに他に縋り、全てを持って生まれたのにそう在ろうとしなかった中途半端の人形は何物にもなれないと心の傷を突きます。

しかし、荼毘の『ジェットバーン』で吹き飛ばされた焦凍は荼毘の熱を中和してダメージを軽減。

荼毘の言う通り遠回りして迷ってばかりの半端者であることを認めるものの、荼毘がエンデヴァー以外にも自分のこともしっかりと見ていてくれたことに安堵。そして、荼毘を止めるために発展させて編み出した新技『赫灼熱拳・燐』を披露するのでした。

『赫灼熱拳・燐』は、赫灼の極意を半冷と半燃同時に心臓を中心に発露させる技。熱い血と冷たい血が身体を循環し相互に安定をもたらし、熱と冷気が混ざった冷たい炎。

荼毘の灼熱の中を耐える肉体と荼毘の熱を冷ます冷気を発することが可能になります。

荼毘は轟一家が生み出した罪であり、焦凍が目指すヒーローになるには避けて通れない道にいる存在。赫灼熱拳・燐は荼毘を止めるために編み出した技であり、轟家に自分が生まれた意味と自分自身を肯定させる自分だけの力です。

赫灼熱拳・燐を発動した焦凍はこれ以上関係ない人たちの命を奪わずその恨みは俺たち轟一家にぶつけるように述べると、荼毘に渾身の一撃『冷炎白刃』を叩き込みます。

焦凍の冷炎白刃は荼毘の熱を冷ますほどの冷気であることから、荼毘は焦凍が自分の相手を志願した意味を理解。が、焦凍の才能を前に兄弟でも型が違うことのコンプレックスを刺激する形となり、荼毘は「歪んだレールが正道に交わることはない」とさらに熱を高めて自壊しながらも蒼炎を放出。

赫灼熱拳・燐の稼働時間は短いため、一度『燐』が解除された状態の焦凍を事務所の3名が庇って火傷を負うことに。しかし、彼らは焦凍の考え方に同調し励ましてくれており、焦凍は自分でさえ灼ける高熱を身を挺して庇ってくれる仲間に感謝を述べつつこれまでの道程を回想。

轟家の問題を抱えて育った焦凍にとって雄英での生活は多くのものを拾い戻る道でしたが、自分の間違いに気付いてからはA組の皆が遥か先にいると思っていました。しかし、A組の皆はいつも近くにいてくれて、いつも安心させてくれ、誰一人置いていかなかったと独白。

そして、焦凍はバーニンたちが作ってくれた時間を力を溜めることに集中させ再び赫灼熱拳・燐を発動すると、荼毘の間合いに飛び込み「交わるよ、無理にでも。だから止まってくれ」と述べ大技『大氷海嘯』を放って辺り一帯ごと氷結するのでした。

荼毘の確保

単行本36巻第353話『ENDEAVOR』にて、焦凍の『大氷海嘯』によって荼毘と彼が放った戦場の蒼炎は辺り一帯氷漬けとなり、凍らされた荼毘は機能停止し確保されました。

焦凍の勝利は分断された戦場の中で最初の勝利となり、この朗報は神野区グラウンドゼロから司令部へ報告され、全ヒーローに伝達されます。そのため、各地で焦凍の勝利を労うA組の姿が描写されることに。また、同じ神野区担当の飯田は焦凍に肩を貸しています。

そして、神野区に残るのは脳無だけであり、神野区配属のヒーローたちは物量で脳無の制圧に取り掛かりました。

荼毘を捕縛するヒーローたちは、己の灼熱に耐えて焦凍の『大氷海嘯』を受けてなおも息のある荼毘に驚嘆しますが、荼毘の目元がキイイと光っているような不穏な描写がクローズアップされることに。

荼毘の復活

その不安要素は単行本37巻第363話『禦ぐ者と侵す者』にて回収。

実は荼毘は『大氷海嘯』を打ち込まれる直前に一か八か焦凍の『赫灼熱拳・燐』を真似をしており、感覚で体得。

目覚めた荼毘は赫灼熱拳・燐を発動し自分を拘束するために近づいていたオニマーを灼熱で焼き殺す(実際は生死不明)と「これで合ってるよな?焦凍」と再び立ち上がるのでした。

全員があっけにとられていると、荼毘はスケプティックに連絡をとりエンデヴァーの現在地を確認。

そして、単行本37巻第374話『Butterfly Effect』にて、復活した黒霧のワープゲートにて神野区にゲートが開くと荼毘はゲートへ浮遊。

荼毘を引き留める焦凍ですが、荼毘は焦凍の相手を放棄してエンデヴァーの下へ向かうのでした。

なお、己の熱の冷却手段を持たない荼毘が赫灼熱拳・燐を体得できた理由は轟冷の個性が開花していたと後に判明。

荼毘vs.エンデヴァー

単行本38巻第376話『花に嵐』にて、群訝山荘跡地にいるAFOの下にワープしてきた荼毘は自滅覚悟で最後にエンデヴァーが守ろうとするものを一つでも多く壊そうと奮起。また、死に瀕したことで荼毘は赫灼熱拳・燐を開花させており、その放熱によって戦場は瞬く間に高熱が拡散。

同タイミングでAFOが死柄木弔の下へ駆けようとするのを食い止めるホークスは、すでにヴィランの分断作戦が機能しなくなったことを考慮し、荼毘の熱で皆が戦えなくなるリスクを解消すべくエンデヴァーに荼毘の相手を一任します。

また、エンデヴァーは荼毘──轟燈矢を見るという使命を帯びます。

が、荼毘は一度確保された時から内側に熱エネルギーを圧縮して留め続けており、解析班の見解ではもって数十分か数分で荼毘の肉体が消滅し、その圧力から解き放たれた熱エネルギーは直径約5kmを瞬時に灼き溶かす規模の超高圧爆発を引き起こすと判明。

荼毘の言うエンデヴァーの守ろうとするものを一つでも多く壊そうというのは、自爆覚悟で蓄積した熱エネルギーを放出し一人でも多く人を殺害しようという魂胆でした。

同タイミングでAFOが動き出したため荼毘の超高圧爆発に対応できるヒーローがいない状況でしたが、オールマイトは『エンジン』の飯田天哉『半冷半燃』の轟焦凍ならば群訝山荘の危機を回避できるとして二人を指名。

荼毘との決戦で赫灼熱拳・燐を使用した不可で満足に動けない焦凍と、同じく戦闘による負傷で全快時に劣る飯田でしたが、オールマイトに信頼され荼毘のことを託された二人は群訝山荘へ向かうことを決意し、飯田は最後の力を振り絞って最高速度で焦凍を送り届けることに。

そして、単行本39巻第387話『煮凝り』、エンデヴァーは荼毘を誘導して群訝山荘跡より約800m地点まで移動するも、AFO戦の負傷でそれ以上の誘導が困難に。(エンデヴァーはAFOの攻撃で右腕を欠損し、荼毘の件でメンタル的にも疲弊)

荼毘の身を案じながらも、無邪気だった子供時代の燈矢の姿を重ねて動けないエンデヴァー。放熱を抑えるように説得するも、聞く耳を持たない荼毘の攻撃を紙一重で躱していきます。

しかし、エンデヴァーは抵抗の最中荼毘の胸元に手を伸ばした際に轟冷の個性を感じ取るのでした。死地での危機感や臨死体験が個性を覚醒させることは確認されていますが、一方で人には火事場の馬鹿力というものがあり、火事場の馬鹿力は死に瀕した時のみ顕現する力と言われています。

荼毘がエンデヴァーが焼ける放熱を帯びて肉体を保持できていたのは死に瀕した際に轟冷の個性を顕現させていたからだとエンデヴァーは気づきます。

その瞬間エンデヴァーはこれまでの罪の清算を走馬灯のように呼び起こすと荼毘──轟燈矢と向き合うことを決意。罪を清算するには全部背負って償いに生きなければならないと考えていましたが、燈矢が荼毘と名乗ってからずっとエンデヴァーを見続けていたにもかかわらず自分は荼毘を見てやれなかったと懺悔。エンデヴァーは何よりも荼毘にも償わなければならなかったと釈明します。

つまり、エンデヴァーは荼毘を一人で死なせるわけにはいかないと決起し他に誰も巻き込まないように二人で心中しようと決意したのです。

被害を抑えるには爆発範囲を抜けた上空で爆発させる必要があり、エンデヴァーは荼毘の火力を利用して空へ上昇。が、荼毘の活動限界が目前まで迫っていたため、自壊が加速。このままでは爆発圏外に飛翔する前に荼毘の肉体が崩壊し途中で爆発してしまうとエンデヴァーは焦りを覚えました。

しかし、絶体絶命のところで荼毘の放熱を抑える冷気を放ったのは避難先にいるはずの轟冷であり、エンデヴァーはなぜこんな戦場に冷がいるのか理解できず、驚愕するのでした。

荼毘vs.轟家

時間は少し遡ることに。

場面は避難区域に移り、荼毘の放熱の余波で避難区域を離れる市民と誘導するヒーローの描写。避難区域に迫るのは荼毘の放熱の余波であり、必死に逃げる市民と避難誘導に動くヒーローたち。

その避難民の中に轟一家の姿もあり、立ち止まった轟冷は搬送用雄英ロボットに搭乗すると子供に後のことを託し真っ先に熱の中心へ移動するのです。その脳裏にはかつてエンデヴァーの期待に応えようと抗っていた燈矢の「お母さんも加担してんだよ」という突き刺さる台詞を想起。

そして、単行本39巻第388話『燈矢』では、エンデヴァーと荼毘の下に駆け付けた場面に戻り、荼毘の放熱を冷却しようと個性を使う冷の姿が。自らを冷やし氷膜を張りながら熱の中心点まで近づいて荼毘の冷却を行う冷ですが、熱耐性のない肉体は早々に焼け焦げていきます。

すぐに避難を呼びかけるエンデヴァーですが、冷は拒否。

すでに意識が混濁に近い荼毘が「おがあっざん?」と声を発すると冷は「燈矢!ごめんね…!」と叫びます。

燈矢が続けて「なづぐぅん…、ふゆみぢぁん」と発すると、冷は後方を振り向き冬美と夏雄もまたここまで駆けつけていたことに気付きます。近づいてくる子供たちに接近を禁じるも、冬美は「もう誰もいなくならないで!」と燈矢に訴えかけます。そして、夏雄は燈矢と過ごした幼少時代を思い返しながら「これ以上迷惑かけるなクソ兄貴!」と大声を張り上げるのでした。

図らずも焦凍を除く轟一家が荼毘の下に集結しますが、荼毘の自壊は目前。エンデヴァーは荼毘の自爆の被害を抑えるために上空へ移動しなければなりませんでしたが、これ以上火力をあげて移動を続ければ途端に荼毘の身体が崩壊するのは目に見えており、上昇することができない状態。

「頼むから俺だけにしてくれ…」と荼毘──燈矢の顔を正面から見つめるエンデヴァー。

一方で荼毘は轟家がようやく自分を見てくれている実感に包まれていました。こんな簡単なことで轟燈矢・・・という個を家族が見てくれていると気付いた荼毘はもっと早くにこうすればよかったと独白しつつ、ついに自壊の瞬間を迎えようとしていました。

「もっと早くにこうすればよかった」というのは、荼毘の原点オリジンを早くに家族にぶつけていればよかったという心境であり、これまで蓄積していた家族に言いたかったことをもっと早くぶつければよかったという後悔。

轟家の集合

荼毘が活動限界を迎えたことにより中心温度の上昇速度が鈍化し大規模な爆発がもう目前に迫っていました。

このままでは爆発に巻き込まれるため、付近のヒーローたちに撤退命令が発令されると、搬送用ロボットに避難民を搭乗させたヒーローたちも各々退避を開始。そこには仮免補講で登場した問題児の小学生たちがタブレット越しに戦況を見守る姿、そして、上空から荼毘の爆発を中継する報道記者たちの緊迫した様子が。

そして、単行本39巻第390話『轟焦凍:ライジング』では、世界中の人々が画面越しに荼毘の爆発とエンデヴァーたちの奮闘を見守っている描写。その中で小学生たちは「大丈夫、だって俺たちにはゴチンゴ轟焦凍がいるんだぜ!!」と得意気に笑って見せると、場面は飯田天哉がレシプロターボで轟焦凍を運んでいる姿へと転換。

ようやく群訝山荘跡地から少し離れたエンデヴァーの近くまでやってきた二人でしたが、限界を迎えた飯田が「轟くん!君のおかげで俺はなりたいものになれたように思う。だから君もなって来い!」と述べて倒れると、焦凍は謝意を述べて『赫灼熱拳・燐』を発動しエンデヴァーたちの下へ一気に駆け出します。

ここで焦凍が走っている最中に冷に送った手紙の一部が読み上げられる演出。その中で、俺の友だちは自分のためだけじゃなく他人のために怒ったり泣いたりできる人たちであり、俺もそうなりたい──という焦凍の独白が描かれます。

そして、荼毘を抑えるために奮闘していた轟一家が振り返る様子が描かれると、ついに焦凍は荼毘たちのいる熱源の中心へ到着して跳躍とともに『大氷海嘯』を放つのでした。

こうして荼毘の爆発はギリギリのところで焦凍によって氷結され抑えられることに。

荼毘の最後

エンデヴァーが荼毘を避難区域から遠ざけたこと、轟一家が荼毘の意識に呼び掛け冷却し続けていたこと、そして、轟家の奮闘が焦凍の到着時間を稼いだことで荼毘の爆発は阻止されました。

が、荼毘の放熱のダメージで限界を迎えた轟家はその場に倒れ込みます。

そんな中、荼毘は辛うじて生き永らえており、「──みんな死んじまえ、クソ親父、死ね…、みんな…、俺も…、死んじまえ」と溜め込んでいたものを吐き出すように力なく発していました。なお、自壊寸前まで放熱した荼毘が生きているのは顕現した冷の個性が内側から氷結させているため。

しかし、それでも爆発を免れて生きて捕縛できたので、エンデヴァーは限界を超えた肉体を引きずるように匍匐前進して荼毘の側によると「燈矢…!悪かった…、瀬古杜岳行けなくて…ごめんな…!!」とようやく面と向かって謝罪することができました。

エンデヴァーの謝罪を聞いた荼毘はかすかに自我を取り戻しており「…大嫌いだ…お父さんなんか…!家族なんか…!」と声を絞り出しますが、エンデヴァーは荼毘の胸に手を置いて「ああ…聞かせてくれ!もっと…!!」と感慨にふけります。

そして、エンデヴァーは冷を追い詰めたこと、冬美に全部押し付けていたこと、夏雄を放ったらかしにしていたこと、焦凍に対しての仕打ちなど全てにおいて家族の前で本心からやっと謝ることができたのです。

荼毘のその後

2024年単行本40巻の段階では依然終章は完結していませんので荼毘のその後は不明です。

轟一家の奮闘によって荼毘の爆発は抑えられ肉体の損傷は大きいものの、戦中では生存の状態で捕縛することはできました。

しかし、あくまでも決着の段階で荼毘が生きているだけであり、今後の展開や終戦後に荼毘が生きている確証はないため、荼毘の生死については現段階で確定できません

荼毘のその後については確定し次第更新したいと思います。

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まとめ

  • 荼毘の最後が描かれたのは単行本39巻第390話『轟焦凍:ライジング』
  • 35巻で荼毘vs.轟焦凍が開幕し、36巻で焦凍は赫灼熱拳・燐『大氷海嘯』で荼毘に勝利し一時決着
  • 37巻で荼毘が復活し、荼毘は『大氷海嘯』を打ち込まれる直前に一か八か焦凍の『赫灼熱拳・燐』を真似て黒霧のワープゲートでAFOおよびエンデヴァーがいる群訝山荘跡地へ移動
  • 38巻で荼毘が内側に熱エネルギーを圧縮して留め続けており、荼毘の肉体が消滅後、その圧力から解き放たれた熱エネルギーが直径約5kmを瞬時に灼き溶かす規模の超高圧爆発を引き起こすことが判明し、エンデヴァーが荼毘を群訝山荘から離れた場所に誘導する
  • が、エンデヴァーは荼毘(燈矢)を一人で死なせるわけにはいかないと二人で心中することを決意し被害の及ばない上空へ上昇しようとする
  • 39巻で荼毘とエンデヴァーの下に轟家が集結し荼毘に声を掛け、最後の焦凍が駆けつけると『大氷海嘯』を放ち荼毘を氷結させ爆発を防ぐ
  • 荼毘は轟家全員で生存したまま確保される
  • 荼毘が戦闘不能になったところでエンデヴァーは荼毘を含めた家族全員に謝罪する
  • 荼毘のその後は40巻時点で不明

ステインの意思を継ぎ敵連合に加入した荼毘ですが、その正体は轟家の長男轟燈矢であり、エンデヴァーに復讐するためにその大切な者を焼き尽くそうとする偏執狂でした。

最終章でようやく焦凍やエンデヴァー、そして家族に思いの丈をぶつけることで自分のことを見てくれた充足感に満たされますが、自爆は轟一家により阻止されることとなり生きたまま捕獲されました。

本記事執筆段階で最終章の真っ只中であるため荼毘のその後はまだわかりませんが、生きたまま確保されても荼毘は殺人者なのでこの先も地獄が待っていることは確実です。

エンデヴァーが荼毘とともにどう在り続けるのかも注目どころですね。

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