漫画『きのこいぬ』の登場キャラクターである矢良いつき。
彼は夕闇ほたるの大ファンであることから度々おかしな行動をとりがちですが、なぜほたるに好意を向けているのでしょうか。
そして、ほたるとの関係に進展はあったのでしょうか。
今回は矢良いつきについてご紹介したいと思います。
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矢良いつきのプロフィール
引用元:蒼星きまま『きのこいぬ』 出版:徳間書店
屋良いつきは天野こまこが勤務する出版社の編集長の息子であり、夕闇ほたるの近所にあるきのこ研究所の職員です。
本編では父親とこまこの伝手を使ってきのこいぬを調べる名目で登場し、以降は準レギュラーとなりました。
初回登場時はきのこ研究の一環として奇抜なモヒカンスタイルでしたが、とある事情でこまこがハサミで切ったため、次回から普通の髪型に戻っています。
平常時の性格は温厚ながらきのこ研究や大好きなほたるが関与すると途端に暴走気味に。ややストーカー気質であるものの、ほたる自身がとくに嫌がっている素振りはないため問題は生じていません。
矢良いつきの人間性
ほたるやきのこ関係においては異常に見える矢良ですが、普段の様子は至って普通どころか面倒見のいいお兄さんです。
ほたると喧嘩して飛び出したきのこいぬに対し優しく声を掛けて諭したり、二人の仲を取り持つなど、意外ときのこいぬ関連では影の功労者として活躍。
その他にも、あんずのケーキ作りを手伝ってあげたり、受験に備えて数学の勉強を見てあげたりと親切。ケーキ作りの道具を返却しに上原家を訪問した際にはあんずの友人たちに捕まってからみ酒ならぬからみケーキで失恋の恋バナをするなど人付き合いのいい一面があります。
つばきから「まあまあイケメン」とお墨付きを頂いているため容姿は悪くなく、学生時代は結果が出るから勉強が好きであると述べているため成績もよかったと考えられるため、研究職に就いていることも踏まえ普通にしていればかなりのハイスペック。
その反面、恋敵であるこまこに対して辛辣な口調であるため異常性が際立っています。
矢良いつきが夕闇ほたるを好きな理由
矢良は以前から夕闇ほたるの大ファンでしたが、直接会ったことで一目惚れしました。
矢良いつきは同性愛者?
本編において、矢良が好意を向けている相手は一貫して以前よりから大ファンの夕闇ほたるだけであるため、矢良が同性愛者であるかどうかは判断しづらいところですが、結果としては同性愛者に該当。
元々同性愛に目覚めていたのか、ほたると対面して目覚めたのか、ほたるのみ例外として好いているのか、矢良の性癖に関しては作中で開示されていないため不明。
なお、こまこからは「ガチ兄さん」と呼ばれています。
矢良いつきと夕闇ほたるの関係
矢良とほたるの関係は友人関係に近い状態(ほたるは親しい人と認識している状態)です。
初対面でありながら初回の挨拶時にデートの日取りを決めようとしたり告白に至る矢良ですが、ほたるは「すみません、今は…えーと…恋愛は…」と当たり障りなく断っています。しかし、矢良は「恋愛は!(ということは)じゃあ脈アリですね」と前向きにアタックを続けようとしました。
このような暴走からこまこに「私もしかして危ない人連れてきちゃった?」とツッコまれる矢良ですが、その後もめげずにアプローチを続けています。
ほたる自身は矢良のアプローチを躱しつつも普通に接する──むしろ友人のように接している──ことから、単純に人間的には相性がいいようで、きのこいぬ関係で世話になるほか、プライベートでもきのこいぬの散歩に同行したりさせたり、自宅に招いたりと友人と呼べる関係を築きました。
一方で、矢良はほたるの言動で一喜一憂したり、ほたると二人きりになるとあらぬ妄想をして鼻血を流し息を荒くする、留守番中に下着を拝借しようとするなど危ない要素もありますが、犯罪になり得る行為は何れも未遂。
仕事場のデスクには愛しのほたるの写真(盗撮)を貼っており、「ほたる先生とのLOVE」と命題した計画表を作成するなど依然としてほたるとの関係を友人以上にするつもりのようですが、ほたるは矢良の好意に応えるつもりはあるのかないのか曖昧な態度。
初対面での告白で一度フラれて以降もアプローチは続いており、ほたるは幾度も回避。そのため、最後まで友人止まりですが、ほたるが「先生」呼びをやめてほしいと申し出たため「ほたるさん」と呼ぶ仲になりました。
なお、ほたるが見た変な夢の中で登場した矢良はドラキュラになっており、プラムが「ストーカー規制法」と書かれた十字架を掲げると効果覿面。プラムが「法に触れるレベルのストーカー行為を先生にしているね」と問いかけると、盗撮・家探し・家の匂いを嗅ぐなどの行動が暴かれてしまい、訴えられる前に逃亡するという展開を迎えました。
盗撮・家探しに至っては本編でも行っているため、弁論の余地もありませんが、ほたるの夢ということもあり、これらの行き過ぎた行為をほたるが知っていて黙認しているのかは不明。無断で録音したほたるの音声を目覚まし音にしており、毎朝30回くらい繰り返し聞いて遅刻ギリギリになることも。
リュウ創刊100号の記念回で記念のTシャツを作ることになった時には、耳なし芳一の如くほたるの好きなところを綴ったTシャツを作成しプレゼント。しかし、ほたるは綺麗に畳んでそっと押し入れに収めて封印しています。
矢良いつきの失恋
矢良は初登場時からほたるの幼馴染であるこまこに対し警戒色を示しており、日に日にほたるとの距離感を詰めていく彼女に対し敵愾心を煽られるのか「ビッチ」などの暴言を吐き、ほたるとこまこが二人きりになろうものなら必死に阻止に向かっています。
ほたるが恋に悩んだ際にはその相手が自分ではないかとドギマギしこまこの一歩先を行く余裕を見せますが、矢良のあずかり知らないところでほたるとこまこが恋人関係に。
スーパーで偶然あんずと遭遇し際、あんずがほたるとこまこの交際のお祝いにケーキを作ると話すと数瞬空気が硬直したため、あんずは矢良が二人の交際を知らないことを察し逃亡。また、あんずは矢良がほたるに好意を向けていることを知っていたため無神経な感じで伝えてしまった形を悔やんでしまいますが、矢良は夜風にあたり一人失恋の感傷に耽り涙した後、翌朝にはあんずに二人のお祝いのケーキ作りの参加を希望するメールを送るという大人の対応をとりました。
その後もあんずにケーキ作りを教えており、かつほたるの幸せを願ってケーキを作り、ほたるにプレゼントしました。
また、失恋で元気のない矢良を元気づけるためにきのこいぬがたこ焼きの差し入れをすると、きのこいぬから元気を分けてもらった矢良は「二人はまだ若いから別れるかもしれない」とわずかな希望を見出す一方で、「まあオレはほたる先生が幸せならいいんだ」とほたるの幸せを祝福しました。
なお、それはそれとして二人が交際して以降もほたるへのストーカー行為は継続しており、いつか二人が別れる可能性を考え、チャンスが巡ってくることを信じています。
最終話では、こまこがほたるの家に引っ越しした際に祝いとしてピザを大量注文してみんなに御馳走する気概を見せるなど、普段のストーカー行為とは裏腹にほたるの幸せを望む姿勢は本物のようで、以降も友人という立場から虎視眈々と機会を窺っているようです。
まとめ
矢良いつきのプロフィールとほたるとの関係のまとめ
- 矢良いつきのプロフィール
- 天野こまこが勤務する出版社の編集長の息子
- 夕闇ほたるの近所にあるきのこ研究所の職員
- つばきに「まあまあイケメン」と評価を受ける
- ケーキ作りや勉強が得意
- 矢良いつきと夕闇ほたるの関係
- 以前から夕闇ほたるの大ファンで父親のコネを使いほたると対面する
- 直接会ったことで「一目惚れ」する
- 初対面で告白して一度フラれるが以降もアプローチを続ける
- ほたるとこまこが交際を始めたことをあんず経由で知ることになり、人知れず失恋する
- 失恋後、翌朝には立ち直りほたるの幸せを祝う
- ほたるとこまこが別れる可能性にかけて虎視眈々とほたるを狙い続ける
- 矢良いつきの異常性
- ほたるに対して盗撮・家探し・録音などストーカー行為を行っている
- 恋敵のこまこに対しては敵愾心を向けて「ビッチ」と罵る
- こまこからは「ガチ兄さん」と呼ばれる
矢良はほたるに限り同性愛なのか不明ですが、失恋してなおもほたるの幸せを祝福できるのは本物の好意です。
ストーカー行為さえなければハイスペック男子なのですが、ほたる関係になると自分を見失って暴走するのが彼のキャラクター性の良さなので何とも言えないところです。
ストーカー行為を除けばやっていることは褒められることばかりであるため、いつか矢良にも春が訪れるといいですね。
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きのこいぬ 作者:蒼星きまま |
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