【鬼滅の刃】冨岡義勇は最後に死亡する?猗窩座戦と無惨戦の詳細|その後と子孫の名前や結婚相手は?

鬼滅の刃

漫画『鬼滅の刃』で登場した最初の柱で炭治郎の恩人である冨岡義勇。

義勇は竈門兄妹を手助けしてくれた最初の味方で、何度も炭治郎を助けてくれましたが、最終章では成長した炭治郎とともに無限城の激戦を切り抜けました。

そんな義勇の最後の戦いやその後はどのような結末だったのでしょうか。

今回は冨岡義勇の死亡や最後・その後についてご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?

  1. 冨岡義勇の死亡について
  2. 冨岡義勇の動向|無限城編~市街地戦
  3. 冨岡義勇の最後
  4. 冨岡義勇のその後と子孫|結婚事情
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冨岡義勇は死亡する?

髪を切って炭治郎と再会する富岡義勇

引用元:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』 出版:集英社

結論から述べると冨岡義勇は最後まで生存しています。

単行本16巻から始まる無限城編では竈門炭治郎とともに上弦の参・猗窩座を撃破。無限城編終盤で鬼舞辻無惨と邂逅し、そのまま市街地戦へと移行し鬼殺隊総動員で無惨と激戦を繰り広げました。

多くの死亡者が出ましたが、義勇は最後まで生き抜きました。

【無限城編】冨岡義勇の動向

単行本16巻第140話『決戦の火蓋を切る』にて、柱たちは鬼舞辻無惨と対峙するものの柱を含めた鬼殺隊は鳴女の血鬼術で無限城へ落下。

義勇は先に着地しており、落下中の炭治郎を掴んで救助すると、雑魚鬼の集団(下弦程度の強さに強化された鬼)を二人がかりで瞬殺

こうして無限城編では炭治郎とともに行動することになります。

胡蝶しのぶの訃報

単行本17巻第114話『受け継ぐ者たち』では、鎹鴉から胡蝶しのぶの訃報が舞い込みます。

知らせを聞いて涙を浮かべる炭治郎とは対照的に一瞬だけ動揺したような様子とともにしのぶを連想した後、義勇は戦場に意識を切り替えました。

上弦の参・猗窩座と対峙

単行本17巻第146話『誇り』では、突然建物内が激しく揺れ始め義勇と炭治郎は警戒。炭治郎が嗅ぎ覚えのある匂いの接近に気付くと、天井を突き破って上弦の参・猗窩座が登場し目の前に立ちはだかります

そして、続く第147話『小さな歯車』では、因縁のある炭治郎と猗窩座が実力を測るように斬り結ぶと、上弦の鬼と対等に戦えている炭治郎を見てその技の練度に感心。炭治郎がすでに柱に届く実力まで成長していることに感嘆しつつ、最初に会った雪の日の炭治郎が『命と尊厳を奪われないように』ここまで戦えるようになったことに震えるのでした。

第148話『ぶつかる』では、義勇も参戦し炭治郎と共闘。猗窩座の技を『凪』で完封し、猗窩座の攻撃から炭治郎の窮地を救うなどの活躍が見られます。しかし、炭治郎を庇いながらの戦いで吹き飛ばされると、一時離脱することに。

が、第149話『嫌悪感』にて、再び炭治郎の窮地に復帰し命を救うと、「俺は頭にきてる。猛烈に背中が痛いからだ。よくも遠くまで飛ばしてくれたな、上弦の参」とやや怒り心頭の様子で身構えるのでした。

冨岡義勇の痣の発現

単行本17巻第150話『気づき』では、義勇の呼吸がより集中を増します。

極力刀は抜きたくはない、誰かれ構わず娯楽のように手合わせするのも好きではないと独白する義勇。しかし、今は己が圧倒される強者と久々に出会い短時間で感覚が鋭く錬磨されるのが理解できる場面に瀕しており、それにより閉じていた感覚が叩き起こされて強者の立つ場所へ引きずられる感覚を覚えていたのです。

極限の命のり合いが人の実力を伸ばすことを今この場で義勇は理解すると、何とこの局面で義勇は痣』を発現するのでした。(左頬を中心に大きく水模様の痣)

痣の発現により義勇の速度は瞬く間に向上します。

義勇が猗窩座を引き付けている間に炭十郎が『透き通る世界』へ

義勇の痣の発現により猗窩座との戦闘はより苛烈なものへ。

向上した義勇の速度にすぐさま順応する猗窩座によりどちらも高速で打ち合います。

二人の戦闘に圧倒される炭治郎ですが、長期戦になれば体力を消耗する人間は圧倒的に不利。そして、鬼殺隊の目的は鬼舞辻無惨の打倒であるため猗窩座を倒すにしても時間と体力を消費するのは望ましくなく、珠世の抑えも時間の問題。

そこで炭治郎は猗窩座の発言の中から『至高の領域』と『闘気』という単語に着目すると、猗窩座が闘気で何か目に見えないものを感知していると予測し、猗窩座の闘いの羅針盤を狂わせる方法を模索。

結果、炭治郎はかつて父・炭十郎に教わった『透き通る世界』に一瞬だけ入ることができ、義勇が猗窩座の相手をしてくれている内に『透き通る世界』を使いこなして猗窩座の突破を試みるのです。

義勇の日輪刀が折られる

単行本18巻第152話『透き通る世界』では、次第に実力差が如実に表れ始めると義勇は徐々に押されてきます。

そして、ついに技を出し尽くした義勇に猗窩座が接近すると、義勇は刀を振り下ろします。しかし、猗窩座は下方から腕を振り上げると振り下ろされる刃を側面から殴り折るのでした。

続けて、刀が折られて隙が生じた義勇の腹部に止めの殴打を放つ猗窩座──でしたが、ここでヒノカミ神楽と透き通る世界を併用した炭治郎が猗窩座の腕を斬って攻撃を止めたことで義勇は命を救われます

しかし、透き通る世界に達した炭治郎を前に警戒色を示した猗窩座は奥義を発動。ほぼ同時に百発の乱れ打ちを繰り出す『終式・青銀乱残光』を前に『凪』で対応する義勇でしたが、凪でも全ての攻撃は防ぎきれなかったため辛うじて致命傷を躱す程度にとどめるにすぎず、義勇は膝をついてしまいます。

上弦の参・猗窩座の撃破

猗窩座の『終式・青銀乱残光』で膝をついた義勇に猗窩座は「お前も鬼になれ、義勇」と勧誘。

しかし、その背後には『終式・青銀乱残光』を凌ぎ切った炭治郎がまだ立っていましたが、猗窩座は透き通る世界に入った炭治郎の気配に気づいていませんでした。義勇は猗窩座の向こうに立つ炭治郎に向けて「(気付かれぬうちに頸を斬れ)」と逸りますが、炭治郎は正々堂々と「猗窩座、今からお前の頸を斬る」と宣言。

動揺する義勇でしたが、猗窩座は即座に炭治郎に攻撃を仕掛けるも炭治郎は回避し間合いに飛ぶ込むとヒノカミ神楽『斜陽転身』で猗窩座の頸を斬り落とすのでした。

が、切断された頸を掴んでくっ付けようとする猗窩座を見え、義勇は即座に折れた刀を投擲し猗窩座の頭に命中。完全に頸が地面に落ちたことで頭部が塵になっていくのを確認した炭治郎は安堵から膝をつきます。

しかし、猗窩座の胴体が突然動き始めると羅針盤を展開し攻撃を再開。辛うじて一撃を避ける炭治郎でしたが、二撃目を横腹に受けて壁に叩きつけられると失神。

義勇は即座に折れた刀を拾い炭治郎に止めを刺そうとする猗窩座の前に飛び出すと技を出して猗窩座の攻撃を阻止しますが、猗窩座の胴体を斬っても再生能力の高さに焦燥。さらに応酬を続けるうちに再び義勇の限界が近づき膝をつくことに。

頸を失った猗窩座の体は義勇に興味を無くすと炭治郎へと向き直りますが、義勇は再び立ち上がります。

「炭治郎を殺したければ、まず俺を倒せ…!!」と去勢を張る義勇。左耳は全く聞こえず、右手は力は入るが感覚がほとんど無い状態でした。それでも蔦子と錆兎に言われた『託されたものを後に繋ぐ』ために、もう二度と目の前の家族や仲間を死なせまいと義勇は猗窩座に立ちはだかるのでした。

しかし、義勇の想いとは裏腹に猗窩座は義勇の不屈の精神から過去を想起。大切な者を失い自分が鬼になった経緯を思い出させた義勇を前についに頭部のほとんどまで再生してしまうと、再び奥義を放とうと身構えます。

その最中に目を覚ました炭治郎が義勇を助けるために斬りかかろうとしますが、何と刀がすっぽ抜けるというアクシデントに見舞われ、咄嗟に握り拳に変えて猗窩座を殴りつけました。

ですが、その一撃が功を奏したのか、猗窩座は人間時代の恩師に殴られた時の光景を思い出し目を覚まします。一方で炭治郎は猗窩座の奥義を避けるべく義勇に飛びつき攻撃圏外へ退避しますが、猗窩座は一瞬だけ目が合った炭治郎に微笑むと己の肉体に技を打ち込んで自害を選択するのでした。

こうして、死力を尽くした義勇と炭治郎は、猗窩座の自害により辛勝することができたのです。

なお、猗窩座後に気を失った炭治郎は目を覚ますと火を起こして折れた刀を炙っている義勇の姿に驚愕。なんでも止血しても出血が止まらないため焼いて傷を塞ごうとしていたところだったらしく、一応炭治郎の応急処置も義勇がしていましたが、出血が止まらない場所があれば焼いて塞ぐから来いと淡々と述べています。

また、猗窩座を撃破した後も戦いは未だ序盤であり、最終目標の鬼舞辻無惨までに他の上弦との戦いを想定するなど、柱として気を引き締めています。

【市街地戦】冨岡義勇の動向

単行本21巻第181話『大災』では、義勇と炭治郎は無限城内でついに鬼舞辻無惨と邂逅

家族や仲間の仇を前に殺意を抑えきれない炭治郎を制止する義勇でしたが、その表情は炭治郎同様に青筋を立て怒気を孕んだものでした。

そして第182話『激怒』では、無惨と交戦。腕が刃物のような切れ味で伸縮する無惨の触手攻撃を『凪』で防ぐ義勇ですが、炭治郎はもはや見切ることができず感覚で回避している状態。しかし、何とか間合いに入り込んで斬り込もうとしたところ、右目を斬られてしまいます。

義勇はすかさず炭治郎を抱えて距離を取ると、遮蔽物のない平坦な足場で炭治郎を抱えたまま触手攻撃を受け流し続けますが、ジリ貧に。

そんな二人の窮地に現れたのが伊黒小芭内と甘露寺蜜璃であり、二人の参戦により負担は軽減。加えて、愈史郎が一番厄介な鳴女を捉えたことで無限城内の空間操作を一時抑制することができました。

しかし、無惨が鳴女を見限り処分したことで制御を失った無限城は崩壊し、愈史郎が鳴女の細胞が尽きる前に彼女の血鬼術を操って全員を外へ放出すると、戦場は無限城から市街地へと移行することになります。

鬼舞辻無惨との激戦|毒の症状と緩和

第184話『戦線離脱』では、柱を中心に地上に放出された鬼殺隊総動員で無惨を夜明けまで足止めすることに。

しかし、無惨を倒す戦力である柱を守るために自ら肉壁となり柱の前で命を落とす隊員たち。自分を庇って死んでいく隊員を前に義勇もまた戦慄した表情を浮かべており、同時に炭治郎が無惨の攻撃を受けた際に注入された毒によって細胞を破壊され死亡した姿を目の当たりして焦燥します(厳密には炭治郎は仮死状態にあり、駆け付けた愈史郎が血清を打って後に復活)。

第185話『匂いのない世界』では、折れた刀では無惨の攻撃に対応できないと見てそこらじゅうに転がる水の呼吸の剣士の刀を探そうとする姿があります。また、義勇、伊黒、甘露寺の三人がかりで押され始めたところに黒死牟戦を経て到着した悲鳴嶼行冥と不死川実弥が合流したことで余裕が生まれると、周辺に同期の村田がいることを確認し「炭治郎が動けない!!安全な所で手当てを頼む!!」と切羽詰まった面持ちで彼の名前を呼び炭治郎を託します。

単行本22巻第189話『心強い仲間』では、無惨の触手に吸い寄せられた甘露寺が負傷し離脱。触手には毒と『吸息能力』が備わっていたことから、回避しても強力な吸い込みで吸い寄せられてしまい、単純に回避するだけでは吸い寄せられるため大振りの回避となり体力の消耗が倍増。

義勇も体力の限界が近くなるほか握力を失っていたため触手を受け流す最中に刀を弾かれて手元から離してしまいますが、伊黒と悲鳴嶼が義勇に襲い掛かる触手を粉砕すると、実弥が水の呼吸の剣士の刀を義勇の側に投げ飛ばして援護。義勇は必死な形相で刀を拾う再び戦線に飛び込み「(まだやれる!しっかりしろ!!最後まで水柱として恥じぬ戦いを!!)」と心を燃やすのでした。

しかし、無惨の触手に混ぜられた毒を受けた柱たちの体にはすでに毒が回り始めており全員が皮膚がただれ始め吐血といった症状が進行。細胞が破壊され命が尽きるまで5分とかからない切迫した状況下でした。

ですが、突如茶々丸が戦線に現れると血清の入った注射器を柱たちに発射。最初は敵の攻撃と思い注射器を刺された瞬間に「(しまった…!!)」と顔を歪ませる義勇でしたが、みるみると脈の狂いや体の激痛が治まったことから味方の支援と理解すると、調子を取り戻します。

義勇は赫刀を発現

続く第190話『ぞくぞくと』では、獪岳戦を終えた我妻善逸、童磨戦を終えた嘴平伊之助と栗花落カナヲが参戦し、さらに士気は高まります。

また、伊黒の赫刀の発現により無惨には赫刀が効くと分かると、悲鳴嶼もまた自力で赫刀に変化。それを見た実弥は名案を浮かばせると「冨岡ァァァ!受けろォォ!」と義勇を呼び刀を振りかぶります。咄嗟に言われた通り実弥の刀を受ける義勇でしたが、互いの刀は火花を生じさせると刀身が赫く変化していくのです。

こうして実弥と義勇は赫刀を発現させました。

部下を庇い右腕を欠損し一時離脱

単行本22巻第191話『どちらか鬼か』では、戦力が増えたことに加えて柱たちは赫刀を発現したため、無惨の攻撃を受けるだけではなく反撃に転じていきます。

しかし、ようやく無惨に対抗できると思った矢先のこと。無惨から発せられた衝撃波によって戦局は一変。『ドン』という音と単発の揺れの後、さっきまで無惨と激戦を繰り広げていた柱たちの姿はありません。

何が起きたのかと下っ端の隠が戦線を覗いてみると、無惨のいる場所から吹き飛ばされたかのように柱たちは全員周辺の建物に叩きつけられたかのような格好でぐったりと倒れていたのです。

そして、義勇は刀を持った右腕が切断されて転がっている様子が描かれていました。

第196話『私は』では、支援部隊である隠が負傷者たちの介抱をしており、愈史郎が致命傷を負った義勇の治療と血清の投与をしている姿が描かれています。また、悲鳴嶼も無惨の衝撃波で片足を欠損していますが、義勇と悲鳴嶼は伊之助たちを庇って負傷したとのこと。

最後は竈門炭治郎を支え鬼舞辻無惨を撃破

単行本23巻第197話『執念』では、治療を受けて立ち上がる柱たちの姿があり、義勇は左手に拾った日輪刀を持って拙い足取りで戦線に向かう後ろ姿が描かれています。

一方で最前線では炭治郎と伊黒、そして善逸と伊之助によって珠世の薬によって弱体化している無惨は足止められており、ついに夜明けが目の前まで迫っていました。

第199話『千年の夜明け』では、炭治郎が無惨を刀を突きたてて外壁に固定。抵抗する無惨の攻撃を伊黒が身を挺して庇い、蜜璃が左腕を引き千切り、実弥が右腕を斬り落としますが、無惨は再び衝撃波で柱たちを吹き飛ばします。

その際、炭治郎は左腕を欠損しますが、日輪刀を握る右手は刀を離すまいと強く握りしめており、煉獄の『心を燃やせ』という言葉を糧に赫刀にすべく強く願います。その時、後ろから炭治郎の刀の柄を握る人物が登場──義勇でした。

義勇は残った左腕で炭治郎と一緒に柄を握ると炭治郎と義勇の握力で炭治郎の日輪刀は赫刀に変化。同時に朝日が差し込みます。

無惨は抵抗する力が弱まると、最後の悪あがきとして肉体を膨張させ巨大な赤子の姿に身を包みます。そして、その肉塊に炭治郎を引きずりこむと、義勇は肉厚に弾き飛ばされるのでした。

その後、鬼殺隊総動員で逃亡する無惨の進路妨害を行う(義勇も片腕で威力の落ちた水の呼吸で足止めする)と、ようやく無惨は日の光を浴びたことで塵となり消滅するのでした。

竈門炭治郎の死を嘆く義勇

単行本23巻第200話『勝利の代償』では、激戦を終えて致命傷を負った柱たちが死亡。

一方で義勇は最後に無惨の肉塊に取り込まれてから行方を見失っていた炭治郎を探しており、隠たちの治療を先送りにして現場を捜索。すると、数人の隠に看取られるように中央で膝を崩した状態のまま動かない炭治郎を発見します。

左腕を欠損し折れた日輪刀を握りしめたまま俯いて動かない炭治郎。呼吸はなく、脈もないと泣きながら診断を下す隠の姿。その光景を見て言葉を失う義勇は笑顔の炭治郎を思い浮かべると途端に涙を零しました。

そして、炭治郎の前に膝をつくと刀を握りしめたままの手に手を添えて「また守れなかった」と吐露し、蔦子と錆兎の時のようにまた守られてばかりだと呟き、炭治郎に、そして禰豆子に謝り続けるのでした。

鬼となった竈門炭治郎と交戦

続く第201話『鬼の王』では、事態が一変。

無惨は消滅の間際に肉塊に取り込んでいた炭治郎に己の血と力の全てを注ぎ込み想いを託していたのです。全員が炭治郎が死んだと思った直後のこと、炭治郎は鬼として復活し再起。

欠損していた左腕が再生すると近くにいた隠を攻撃しますが、咄嗟に義勇が隠を救出。しかし、その場の全員が炭治郎の鬼化した姿に驚愕し固まっていると、義勇は「離れろ──っ」と絶叫。

そして、朝日が差し込んでいたことから炭治郎が焼かれる痛みで怯んでいると、義勇は「動ける者──っ!武器を取って集まれ──っ!炭治郎が鬼にされた!太陽の下で固定して焼き殺す!人を殺す前に炭治郎を殺せ!」と柱として苦渋の決断を下すのでした。

もし一瞬でも義勇が遅れていれば最初に攻撃を受けた隠は炭治郎に殺されていました。それはすなわち、あの優しかった炭治郎が人殺しになってしまうということであり、義勇は炭治郎に人を殺めてほしくありませんでした。そのため、号令をかけた後は「(頼む、このまま、炭治郎のまま死んでくれ…!)」と涙を吞んで攻撃に転じています。

その後、動ける者総動員で炭治郎の制圧に取り掛かり、人間に戻った禰豆子が参戦し炭治郎に噛まれることに。妹の禰豆子を見分けることもできずに攻撃した炭治郎を見て「(禰豆子を噛んだ!血の味を覚えてしまった、もうお終いだ…!)」と苦悶する義勇は、より一層炭治郎が人を殺す前に殺さなければと躍起に。

しかし、禰豆子が炭治郎に呼び掛けると炭治郎は我を失っているもののなぜか禰豆子を食べようとしないことから、義勇は「(抗っているのか、炭治郎、お前も)」と気づき、炭治郎の自我を取り戻すことができればと希望を見出します。

そして、義勇たちが炭治郎と攻防戦を繰り広げているところにカナヲが復帰。しのぶからいざという時に預けられていた特性の『鬼を人間に戻す薬』を相打ち覚悟で打ち込み、炭治郎の鬼化を解除することができました。

炭治郎は深層心理の中でみんなの呼ぶ声が聞こえて目を覚まします。すると、そこには炭治郎を心配して集まっていた鬼殺隊の面々が。義勇もまた炭治郎に声を掛けていた一人であり、炭治郎の胸に手を当てている姿が(心音の確認?)。

また、炭治郎が人間に戻ったことに安堵し一気に脱力した義勇を支える隠も描かれています。

その後は負傷者重傷者の回収と治療がその場で行われており、義勇が水を飲んでいるような姿が小さく描かれました。

冨岡義勇は一時昏睡状態になっていた

義勇は鬼化した炭治郎との戦いの後、昏睡状態に陥り一時危険な状態になっています。

その間、禰豆子は繕った羽織(決戦でボロボロになった義勇の羽織を禰豆子が綺麗に修繕したもの)をかけて毎日「戻ってきて欲しい」と呼び続けていたそうで、その甲斐もあってか義勇は目を覚ましています。

残念ながら無惨に切断された右腕は欠損したままですが、何とか生存することができました。

冨岡義勇の最後

鬼舞辻無惨との戦いから3ヵ月後、生き残った柱は冨岡義勇と不死川実弥だけであり、産屋敷輝利哉、くいな、かなたの三人の主導のもと最後の柱合会議が開かれます。(義勇は長髪をばっさりと散髪済

鬼殺隊の使命は鬼を滅ぼすことであるため、輝利哉は本日限りで鬼殺隊の解散を宣告。義勇と実弥の返事は「御意」。そして、輝利哉、くいな、かなたの三人から長きに渡って身命を賭し世の為人の為に戦ったくれたことに対し産屋敷家代表として心からの感謝を頂きます。

頭を下げる産屋敷一同を前に義勇は「輝利哉様が立派に務めを果たされたこと御父上含め産屋敷家御先祖の皆様も誇りに思っておられるでしょう」と述べており、気遣いができる程度には態度に変化の兆しが。

また、涙する産屋敷家を前に実弥と顔を見合わせて微笑むという二人のレアな瞬間も。

鬼殺隊解散後は鱗滝左近次(途中で遭遇したのかは不明)と一度蝶屋敷に赴き、未だ入院中の竈門炭治郎と禰豆子と顔を合わせており、炭治郎に「髪切ったんですね」と言われています。

その後、数日後か数ヵ月後かは不明ながら私服姿で桜並木を歩いている姿が描かれているほか、最終話のラストでは生存者で撮影した写真に笑顔で映っている姿も描かれています。

また、単行本23巻のラストに収録されたページには義勇と実弥が二人で鰻重を食べている姿が描かれています。

冨岡義勇のその後

鬼滅の刃公式ファンブック『鬼殺隊見聞録・弐』に収録された描き下ろし漫画『炭治郎の近況報告』では、鬼殺隊解散後、炭治郎が帰郷した後のことが少し語られています。

炭治郎と義勇は手紙のやり取りをしているそうですが、義勇が返事をするようになったのは最近の様子。ただし、段々と文面が変わってきているらしく、以前のように自分を恥じたり責めたりしなくなっているのが伝わるようで、炭治郎は嬉しく思っています。

しかし、義勇の手紙の内容には宇髄家と温泉に行ったことが書かれており、なぜか宇髄家(天元と嫁3人)と混浴している義勇の姿が描かれています。まきをに「オイ、なんでそんなはしっこにいるんだよ!」と声を掛けられていますが、義勇は無表情とは言い難い菩薩のような表情で露天風呂の隅で背を向けて「…。」と湯に浸かっています。

また、宇髄家に赤ちゃんが生まれた際には触らせてもらったとのこと。

面倒見のいい天元は義勇のことを気に掛けているようですが、混浴は勘弁してあげてほしいところです。笑ってしまいますが。なお、炭治郎は手紙を読んで「楽しそうでよかった」と感想をポツリ。

冨岡義勇の子孫の存在

鬼滅の刃の最終話である第205話『幾星霜を煌めく命』(単行本23巻収録)は、竈門炭治郎の子孫である竈門炭彦(15)の視点で現代の様子を描いたもので、登場人物たちの子孫や転生の姿が描かれています。

学校に遅刻寸前の炭彦が走っている最中、3人の小学生とすれ違います。

その小学生たちは左から順に真菰、錆兎、義勇そっくりの顔をしており、義勇そっくりの少年の名前は義一ぎいち。何と単行本23巻の幕間や公式ファンブックによると、この少年は義勇の子孫と明記されています。

この三人は同じスイミングスクールに通う親友とのこと。

ガチャガチャの景品を見比べているようで、三人は鱗滝左近次が贈った厄徐の面に似た狐の面を見せ合いっこしている模様。

真菰に似た少女は「義一くんそのキャラレアなんだよ!」と興奮し、さらには錆兎の少年の面を見て「いいなぁ」と羨ましがっていましたが、本人は以前と同じものが出たらしく消沈。

しかし、義一と錆兎似の少年が「あげる」と品物を渡すと「ええっ!!いいの!?」と吃驚。

わずか三コマの出演でしたが、未来(来世?)では鱗滝の弟子同士仲良く過ごせているようで安心しました。ちなみに公式ファンブックでは「自分が手に入れた貴重なおもちゃを躊躇なく譲ることができる優しい心を持つ友達想いの少年」と書かれています。

冨岡義勇の結婚相手は謎

残念ながら義勇の結婚相手は不明です。

公式ファンブックに記載されている通り、悲鳴嶼行冥から見ても義勇はしのぶと話すのが、しのぶは義勇と話すのが楽しそうに見えているようで、ネット上でも義勇としのぶのカップリングは大人気です。

しかし、残念ながらしのぶは無限城の戦いで戦死したため、時期的に義勇との間に子供を残すことは物理的に不可能。したがって、義一は二人の子孫ではありません。

では義勇は誰と結婚したのか、ですが、本編や公式ファンブックにも結婚相手については触れられていないため完結後もずっと不明のままなのです。

『鬼殺隊隊員』『藤の花の家』『一般人』と色々と考察はされていますが、結局は作者しか分かりませんので義勇の結婚相手に関しては各々妄想で済ませるしかありません。

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まとめ

  • 冨岡義勇は最後まで死亡せずに生存し子孫を残している
  • 無限城編では竈門炭治郎と共闘し上弦の参・猗窩座を撃破
    • 日輪刀を破損
  • 市街地戦では鬼殺隊総動員で鬼舞辻無惨と戦い勝利
    • 右腕を欠損
  • 無惨戦後では鬼化した竈門炭治郎と交戦するが炭治郎が人間に戻ったのを見届けて安堵
    • その後、重傷につき一時昏睡状態になるが再起
  • 鬼舞辻無惨討伐から3ヵ月後には鬼殺隊解散を受け余生を過ごす
  • その後は炭治郎と手紙のやり取りをしたり、実弥と食事をしたり、宇髄家と温泉に行ったりと楽しく過ごしている様子
  • 現代編では『義一』という小学生の子孫が登場
  • 冨岡義勇の結婚相手は不明

『鬼滅の刃』第1話から登場する義勇は、最終章から無惨討伐、さらには鬼化した炭治郎を人間に戻すまで炭治郎のことを最後まで気遣っていました。

同じ領域、それどころから柱よりも格段に成長した炭治郎の姿を見て歓喜する義勇の姿も素晴らしかったですし、戦うこともできない少年だった炭治郎と共闘し上弦を倒すというシーンも興奮ものです。

鬼化した炭治郎を殺すという決断も炭治郎が鬼狩りを目指した経緯を唯一知っている義勇ならではこその判断であり、炭治郎を思ってのことでしたが、結果的には人間に戻すことができたので良かったです。義勇の腰が抜けたように安心した様子がそれを物語っていますね。

黄札隊解散後は自分を卑下することもなくなり、笑顔も増え、実弥や宇髄家との親交の甲斐か柔らかくなった姿が印象的です。

また、未来には子孫がいるようなので、蔦子と錆兎に言われた通り『繋ぐ』という役割は果たせたようですね。

 

 



鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺見聞録

作者:吾峠呼世晴
出版社:集英社

   

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