【呪術廻戦】釘崎野薔薇の復活は何話?特級呪物「宿儺の指」に術式が効いた理由は?なぜ生き返った?

眼帯をつけた釘崎野薔薇 呪術廻戦

漫画『呪術廻戦』で登場する釘崎野薔薇は、呪術高専東京校に在籍する一年生であり、虎杖悠仁と伏黒恵の同期です。

ですが、渋谷事変編では真人によって殺害されてしまったため続く死滅回遊編や新宿決戦編では登場しませんでした。

しかし、渋谷事変編で死亡したはずの釘崎野薔薇が新宿決戦編の終盤になってついに復活したのです。

今回は釘崎野薔薇の復活についてご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?
  • 釘崎野薔薇の復活は何話?
  • 釘崎野薔薇死亡のおさらい
  • 釘崎野薔薇の復活と活躍

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釘崎野薔薇の復活は何話?

釘崎野薔薇の復活シーン

引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社

釘崎の復活は第267話『人外魔境新宿決戦㊳』(週刊少年ジャンプ 2024年39号)です。

呪いの王・両面宿儺を倒す新宿決戦編が佳境に差し掛かり、宿儺と虎杖悠仁が一騎打ちになったところで釘崎が復活し『共鳴り』で援護をしました。

なお、復活した際のビジュアルは黒い眼帯を装着。

釘崎は死亡したはずでは?

渋谷事変編、第125話『あの子の話』(15巻収録)にて、釘崎は特級呪霊・真人の無為転変を顔面(左眼部位)に受けてしまい眼球が吹き飛ぶほどの即死ダメージを負っています。

通常ならここで死んでいてもおかしくない状況ですが、強運にも釘崎が無為転変で致命傷を負ったすぐ後に京都から東堂葵と新田新が到着したため、新田新の術式で特殊な状態で保全されることになりました。

釘崎は死にたてほやほやの状態で止まっている

京都校1年の新田新の術式は現在の状態で固定するというもの。

この能力により新田は対象の傷の進行をせき止めるなどのバックアップ要員として重宝されていますが、釘崎の場合は術式を施した新田新本人でさえ「でも多分死んでますよ」と自信なく答えています。

また、フジテレビONEで放送されている番組『漫道コバヤシ』にて芥見下々先生が「釘崎は死にたてほやほやの状態で止まっている」と回答されたことで、釘崎の死亡が確定されました。

しかしながら、わざわざ新田新の術式で現状を留める形で釘崎の遺体を保全するという構図から、いずれ釘崎が復活するか術式が活用されるのではないかと考察されており、釘崎の復活を今か今かと望む声が多くあがりました。

 


新宿決戦編終盤で釘崎の復活が描かれる

釘崎が死亡したのが第125話(単行本15巻収録)、復活が第267話であるため、約142話=15巻相当も出番がありませんでした。

渋谷事変中盤で退場した後は、死滅回遊編でほぼ無登場、新宿決戦編でも復活の兆しがなかったことから、このまま最終回まで再登場なく終わるものかと思われましたが、総力戦の末に虎杖悠仁が宿儺と一騎打ちにもつれ込んだところでようやく釘崎が復活したのです。

目を覚ましたのは虎杖が宿儺と一騎打ちにもつれこんだ時から半刻前

復活直後、宿儺の指に『共鳴り』を発動

新宿決戦にて、乙骨憂太が「宿儺の指最後の一本回収できなかったでしょう」と宿儺に告げたことから乙骨が最後の宿儺の指を摂取して『御廚子』を模倣した──と宿儺は予測しました。

が、これは乙骨のブラフであり、実際には最後の一本は呪術高専が厳重に保管していました。

本来宿儺の予測通り乙骨は宿儺の指の最後の一本を摂取して『御廚子』を模倣する算段でしたが、五条悟が乙骨の作戦を修正。『御廚子』の模倣条件は宿儺の術式が肉体に刻まれている虎杖悠仁の指でも代用できるとして、宿儺との繋がりを失うのは得策ではないと判断し最後の一本は呪術高専側で管理することになりました。

そして、時は巡り新宿決戦終盤。

どこかの施設(呪術高専地下?)で厳重に管理されている宿儺の指の最後の一本に向けて復活したばかりの釘崎野薔薇が芻霊呪法『共鳴り』を打ち込むと、遠く離れた場所にいる宿儺にダメージを与えるのでした。

なお、復活第一声は「喜べ男子ども──(術式発動)──オッパッピーだよ馬鹿野郎!!」

術式が特級呪物『宿儺の指』を貫通できた理由は?

第2話(単行本1巻収録)で描かれた通り、特級呪物『宿儺の指』は五条悟をもってしても物理的・呪術的処理ができない代物です。

そのため、どんな術師にも宿儺の指に対し術式効果を与えることはできないと考えらえていましたが、どうやら『呪物の破壊を目的から外して術式効果のみを通す』という縛りで術式を通したようです(※歌姫談)。

とはいえ、呪物の破壊を目的から外して術式効果を打ち込むことでメリットが得られる術式自体がほぼ見当たりませんが、釘崎の芻霊呪法『共鳴り』は対象の一部と藁人形を打ち抜くことで遠く離れた本体を打ち抜く技であり、過去には特級呪霊・真人の魂をも打ち抜いた特殊性を持つため、この一撃のために復活を用意されていたのでしょう。

よく読者に「釘崎は本来前線に出るような術式ではないため後方支援に配置したほうがいい」と言われていましたが、真人戦や宿儺戦を見る限り、初めから釘崎を後方に置いていれば渋谷事変で死ぬこともなく真人や宿儺といった強敵も楽に倒せたのではないかと思ってしまいますね。

釘崎の「共鳴り」で宿儺は術式と領域が展開できなくなる

新宿決戦において、宿儺は五条悟を筆頭に高専術師との連戦によって消耗している状態でした。

しかし、虎杖悠仁との一騎打ちの際には焼き切れた術式のリセットを迎え領域展開『伏魔御廚子』を使用しようとするところでした。

そのタイミングで釘崎が『共鳴り』を打ち込んだため、宿儺はダメージによって術式や領域が展開できなくなるのです。

そして、虎杖は釘崎が作ってくれたチャンスを生かし領域の必中効果を帯びた『解』で伏黒恵から宿儺を引き剥がすことに成功しました。


釘崎と虎杖と伏黒の再会

新宿決戦編、最後は釘崎の援護を受けて宿儺を引き剥がして伏黒を取り戻した虎杖。

時は少し流れて寝台で目を覚ます伏黒ですが、廊下へ出てみると大きな箱に隠れようとしている釘崎と蓋を支える虎杖の姿。

何でも釘崎生存ドッキリ(京都姉妹校交流会編の虎杖生存ドッキリのオマージュ)を画策していたようですが、伏黒は仕込みの現場を目撃したため軽く謝罪します。

その後、三人で腰かけて小休止を取ると釘崎は「死んだと思ってたクラスのマドンナが生きてたのよ?失禁するほど驚くとか泣いて喜ぶとかないわけぇ!?」と問い詰めるも、虎杖は宿儺戦で釘崎の術式が炸裂した時はちょっと泣いたと白状し、伏黒は宿儺の中で知ってたからと冷静に受け答えしました。

二人の反応を見た釘崎は何事もライブ感は必要だと悟るのでした。

何はともあれ一年生トリオが無事に揃うことができました。

なぜ釘崎は生き返ったの?

渋谷事変で死亡したはずの釘崎ですが、「なぜ生き返ったのか」は第268話時点でも言及されていないため不明です。

まず大前提となるのが釘崎は真人の『無為転変』で魂の形を変えられたため反転術式でも再生できない状態です。

そのため、新田新による固定の術式で死にたてほやほやの状態で遺体を保全していても復活方法が皆無だったわけですが、どのようにして復活できたのかは残り3話に迫った現段階では明かされていません。

可能性としては、

  1. 家入硝子・乙骨憂太が何らかの縛りで反転術式を施した?(あるいは歌姫の単独禁区や甘井凛などの補助術式を盛る?)
  2. 九十九由基が脹相に託した「魂の研究記録」が反転術式向上に役立った?
  3. 楽巌寺嘉伸が夜蛾正道に教わった「突然変異呪骸の製造方法」が役立った?

などが候補に挙げられますが、反転術式だけでは無為転変で変えられた魂の形は治せないと考えられるため、九十九の「魂の研究記録」や夜蛾の「突然変異呪骸の製造方法」などの魂に関わる材料が何か役立ったのではないでしょうか。

あとは単純に渋谷事変を経た家入が無為転変で殺害された人間を研究、あるいは上述にあげた「魂の研究記録」「突然変異呪骸の製造方法」などの資料の読み込み、またはそれこそ「縛り」によって反転術式の性能を一時的に向上させて釘崎を復活させた可能性はあると思います。

いずれによせ残り3話の内で明かされるといいですが、明かされなければ迷宮入りになりそうですね。


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まとめ

釘崎野薔薇の復活と生き返った理由のまとめ

  • 釘崎は渋谷事変編第125話『あの子の話』(15巻収録)で死亡している
    • 真人の無為転変を顔面に受けて左眼球あたりが弾け飛んでいる
    • 無為転変によって魂の形を変えられているため反転術式でも再生不可能
    • 新田新の術式によって死にたてほやほやの状態で固定されている
  • 釘崎は第267話『人外魔境新宿決戦㊳』(週刊少年ジャンプ 2024年39号)で復活する
    • 復活後は左目に黒い眼帯を装着
    • 『呪物の破壊を目的から外して術式効果のみを通す』という縛りで物理的・呪術的処理が効かない特級呪物「宿儺の指」の最後の一つに芻霊呪法「共鳴り」を打ち込んで本体の宿儺にダメージを与える
    • 釘崎の「共鳴り」によって宿儺は術式と領域を使用できなくなり、虎杖が宿儺を伏黒から引き剥がす好機を生む
  • 新宿決戦後、虎杖・伏黒・釘崎の三人が再会
  • 釘崎が生き返った理由は現時点(第267話)で不明

渋谷事変編で死亡した釘崎ですが、作者自ら「死にたてほやほや」と回答したことや、無為転変によって魂の形を変えられているため反転術式でも再生できないという設定から復活は厳しいと思われていました。

一方でわざわざ新田新の登場に伴い固定の術式を施していたことから何れは復活するだろうと言われていましたが、最終章のそれも最終回手前まで音沙汰がなかったことから本当に死亡したままなのではないかと不安視されたこともあります。

しかしながら、宿儺との決着の寸前に復活を遂げる、それも虎杖のピンチを救うとともに伏黒から宿儺を引き剥がすチャンスを生み出す再登場の仕方から、長年釘崎の復活を願ったファンは歓喜、あるいはやっと復活したかと安堵したのではないでしょうか。

残り3話しかありませんが、釘崎がなぜ生き返ったのかを作中で解説してもらえると助かります。


呪術廻戦 画集 Vol.1

原作:芥見下々 出版社:集英社

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