漫画『呪術廻戦』は、6年半の連載を終えて2024年に完結しましたが、最終巻である単行本30巻に4話のエピローグが収録されています。
エピローグの一つが小沢優子であり、本編の最終話後の小沢の近況に触れられることになりました。
今回は虎杖悠仁と小沢優子のその後についてご紹介したいと思います。
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虎杖悠仁と小沢優子の関係
引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社
小沢優子は、虎杖悠仁の中学生時代の同級生です。
登場は単行本8巻第64話「そういうこと」の一話のみ。
当時は肥満体型だったものの東京に引っ越した際に環境の変化のストレスでみるみる痩せていき、身長も15㎝程度伸びたため、現在は面影がないほどに別人のモデル体型。釘崎が「えっ、マジィ!?半年前でしょ!?何がどーしたの!?」と当時の写真と見比べるほどの変わり様。
中学の卒業式の日、本当は連絡先を訊ねたかったものの勇気を出して虎杖と一緒に写真を撮ったのが最後であり、東京でたまたま虎杖と一緒にいた釘崎を見て声を掛けたのが初登場でした。
小沢優子が虎杖悠仁を好きな理由
中学時代の小沢は肥満体型であったため、男子から「デブ」と敬遠されていました。
ある時、教室で男子が虎杖に「クラスの女子で誰が好きか」を訊ねている場面に遭遇した小沢が廊下で聞き耳を立てていると、虎杖は一度は誰もいないと回答しつつも、強いて言えば「小沢」であると答えるのです。
虎杖が小沢と回答した理由は、食べ方や字の書き方などいろいろな所作が「すげー綺麗」というものでした。
聞き耳を立てていた小沢は顔を赤くしながら教室から離れますが、嬉しい気持ちの反面、自分も「女の子は太りやすい」と言い訳を述べて「私を選ばない人を選ぶ気なんてサラサラない」「虎杖君以外の男の子なんて嫌い」などと、自身が自分が嫌いな人間と同じ尺度で生きていることを痛感します。
結局、卒業式の日に一緒に写真を撮ってもらうこと以外はうまく気持ちを伝えられないまま東京へ引っ越してしまうのでした。
ただ、「虎杖君は私が知らない私を見てくれる」という思いから、虎杖を好きな気持ちは中学時代から変わらないままでした。
小沢優子の告白
初登場した単行本8巻第64話「そういうこと」では、小沢は細身になった自信から「今の私ならもしかしたらなんて…」という淡い期待から告白への段階を踏むために、たまたま虎杖と一緒にいた釘崎に声を掛けました。
小沢と打ち解けた釘崎は小沢の告白を成就させるべく自分より虎杖に詳しい伏黒を呼び出し、事情を説明。虎杖が東京へ引っ越すきっかけを知る伏黒は、虎杖が東京へ引っ越した際に特段不便が見受けられなかった様子から交際中の彼女がいないことを指摘。
また、虎杖の好きなタイプが「背の高い子が好き」であることを教えると、小沢に勝算があることを確信し、釘崎は虎杖を呼び出します。
しかし、釘崎は小沢の外見の変化を失念しており、もし虎杖が小沢に気づかなければ小沢に傷を負わせることになると危惧し慌てふためきます。が、虎杖は今の小沢を一目見ただけで「小沢じゃん、なにしてんの?」と当然の如く判別。
中学時代と何も変わらない虎杖を前に、小沢は胸を焦がす思いでしたが、その後に虎杖に告白したのかは不明。
虎杖合流後は小沢と虎杖の中学時代の回想(小沢が虎杖のことを好きになったエピソード)を挟んだ後、虎杖たちと別れて駅のホームで一人目をこすっている仕草の小沢が描かれているため、告白は失敗したか、あるいは告白できなかったと予想されます。
また、小沢と別れた後に伏黒が釘崎に「本当にいいのか?せめて連絡先だけでも」と述べていますが、この台詞もどちらの意味にも読み取れるため、やはり告白したのかどうかはわかりません。
なお、釘崎が小沢と連絡先を交換しているため、まだチャンスはあるようです。
【エピローグ】小沢優子の再登場とその後
単行本30巻に収録された後日談の一つ『エピローグ 小沢優子』では、仙台で虎杖と小沢が再会しています。
小沢の生死
小沢は東京都町田市に住んでいるため、渋谷事変や死滅回遊、新宿決戦の影響を受けず生存しています(単行本16巻第137話でも、町田市が無事と発表されている)。
また、被災した様子もありません。
雪のエピソード
エピローグ冒頭から中学時代の回想が始まり、季節は冬。放課後、二人は校舎の出入口に立ち並んで雪の話をしています。
虎杖は、花火や海は小さい頃と比べて成長につれどんどん特別ではなくなっていくが雪は特別な感じがして好きだと話しており、小沢も同様に雪は好きだと答えます。
短い回想シーンを挟んで現在に戻ると、小沢は仙台に帰郷。同級生や知り合いにあまり会いたくない小沢でしたが、何となく「会いたい一人」に虎杖を連想しつつ歩いていると、ばったり虎杖と遭遇します。
老人ホームに移る祖母の家の片づけを手伝いに帰省した小沢と、突然の上京でほったらかしだった祖父の家の片づけを済ませにきたという虎杖。何とも似た理由で地元に帰省していた二人でした。
世間的には渋谷事変の全貌は公開されていませんが、一般人の呪力の漏出を東京へ促し呪霊の発生を東京に限定させるために『呪霊はあくまでも東京のみに発生する』と公表されており、一応小沢などの非術師(一般人)でも東京が大変なことになっていることは周知されています。
そのため、同じく東京にいる虎杖の安否を心配していたと思われる小沢ですが、小沢は釘崎と連絡を取り合っているため、虎杖の無事はすでに知っていました(※時期的に釘崎が復活した最終話前後に連絡をとったと予想)。
小沢は虎杖が無事だったことを知りながらも、さり気なく「虎杖君は東京にいて大丈夫だったの?」と訊ねます。さらっと「渋谷にいたけど大丈夫だった」と答える虎杖ですが、小沢は虎杖がいた場所は知らなかったようで「(爆心の)ど真ん中じゃん」と心の中でツッコみます。また、虎杖の顔の傷に気づきながらも触れず、渋谷で負った怪我だと解釈しています。
対して、虎杖が小沢にも同じ質問をすると「──なんて、本当は釘崎に聞いてたから知ってたけど。小沢が無事なこと」と切り出したことで、小沢は虎杖が自分のことを気にしていたことを知りテンションが爆上がり。一方で、虎杖から訊ねたとも限らない──と逸る自分を落ち着かせる忙しない様子が描かれました。
そんな中、虎杖は雪が降っていることに気づくと、小沢が「雪は…まだ好き?」と聞きます。虎杖が「うん、不思議とまだ特別」と答えると、小沢は「私も雪は好き。特に積もると──」と続けるのでした。
この時、小沢は雪が好きな理由を眩しいのが大好きな人に似ているからと独白しており、切なそうに見つめる視線の先には無邪気に「雪だるま作りたいよね」と笑う虎杖の姿が。
そして、小沢優子のエピローグは終了するのでした。
なお、この幕引きから今回もまた虎杖には告白できなかったようです。
まとめ
虎杖悠仁と小沢優子のその後のまとめ
- 小沢優子とは?
- 虎杖悠仁の中学生時代の同級生
- 当時は肥満体型
- 卒業式の日に虎杖と写真を撮ってもらう
- 連絡先を交換したかったが勇気がなく卒業後は東京へ引っ越す
- 上京後は環境の変化のストレスで体重が激減し身長も15㎝伸びる
- 小沢優子の告白
- 東京で偶然虎杖を見かける
- 虎杖と一緒にいた釘崎に声を掛けて事情を説明する
- 釘崎が伏黒を呼び出し、伏黒が虎杖に交際中の女性がいないことと、好きなタイプが背の高い子であることを教える
- 釘崎が虎杖を呼び出すと、虎杖は当時と外見が変化した小沢を一目見て「小沢優子」と見抜く
- 小沢は中学時代と変わらない虎杖を前に胸を焦がす
- 結局、告白できたのかは不明であり、虎杖とは連絡先を交換せず別れるが釘崎とは連絡先を交換する
- 小沢優子のエピローグ
- 最終回後、仙台で虎杖と小沢が再会
- 小沢は老人ホームに移る祖母の家の片づけを手伝いに帰省し、虎杖はほったらかしだった祖父の家の片づけを済ませるために帰省していた
- 小沢は東京都町田市在住であるため、渋谷事変や死滅回遊などの被害はない
- 中学生時代に「雪が好き」と語り合った回想を挟む
- 雪が降り始めたため小沢が「雪は…まだ好き?」と聞くと、虎杖は「うん、不思議とまだ特別」と答える
- 小沢は「私も雪は好き。特に積もると──」と続けるが、雪が好きな理由は『眩しいのが大好きな人に似ているから』と独白し虎杖を見つめる
- 再び虎杖に告白を試みたのか、連絡先を交換したのかは不明
京都姉妹校交流会の後に一話だけ登場した虎杖の同級生、小沢ですが、エピローグで触れられることになりました。
初登場時に虎杖に告白したのかどうかはハッキリしていませんが、二人の反応を見る限りは前回告白はしていないように思えます。
最終回後に再会した二人ですが、今度は連絡先を交換しているといいですね。そして、願わくば告白の結果を何かの媒体で回答してほしいところです。
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呪術廻戦 30巻 作者:芥見下々 |
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呪術廻戦 画集 Vol.1 原作:芥見下々 出版社:集英社 |
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