【呪術廻戦】陀艮(だごん)は変態を遂げるタイプの呪霊?領域展開・最後・死亡を紹介

禪院甚爾vs陀艮 呪術廻戦

未確認の特級呪霊の一体である陀艮は、見た目や鳴き声から癒し系の要素を含んでいましたが、渋谷事変にて進化しか姿が登場しました。

そして、呪術師側との激闘の末に祓除されてしまいます。

今回は陀艮の術式や最後についてご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?

  1. 陀艮のプロフィールと術式について
  2. 陀艮の術式と領域展開について
  3. 陀艮の渋谷事変での最後と死亡
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陀艮のプロフィール

支柱に隠れる陀艮

引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社

【名前】 陀艮だごん
【等級】 特級呪霊
【発生源】
【術式】 名称不明
【趣味嗜好】 泳ぐこと、花御
【嫌いな物】 人間

『水』を恐れる人々の恐れから発生した未登録の特級呪霊。

呪霊としての陀艮は『呪胎』であり、人間でいえば生まれたて。呪霊の成長は最初からポテンシャルが決まっており、いかにそれを引き出して成長するかが一般的ですが、呪胎は自分の形を成す過程で一段階踏んでいる状態とのこと。

呪霊の中でも珍しい『変態を遂げるタイプ』です。

食べた人間は呪力として消化吸収されます。

鳴き声は「ぶふぅーー、ぶーー」など、呪胎時は言語が得意ではないようですが、変態後は筋骨隆々な体格に「我々には名前があるのだ」と堅苦しい口調で話す模様。

陀艮の術式は不明

術式名は不明ですが、陀艮は水から発生した呪霊なのでおそらく術式効果は水に関するもの

バレーボールサイズの水球から水の奔流を生み出したり、防御機能を持つ水流の輪っか周囲に展開することも可能です。

また、栓を抜いた風呂のように人間を飲み込むことができます。

陀艮の領域展開『蕩蘊平線』

名称は蕩蘊平線たううんへいせん

作中では印を結ばずにお腹に呪印を描くことで発動。紋様のモチーフは『宝袋』。

結界内はリゾート地のような南国風の海岸線。必中効果は陀艮が生み出した魚(式神)が対象の肉を貪るものであり、最初に生み出した式神は対象の力量を図る意味があります。

そうすることで複数人を領域に巻き込んだ場合は術式解放時に力の割合を調整することが可能です。

術式解放『死累累湧軍』

領域展開後に発動した術式で、大小種類様々な魚類の式神を召喚する術式。

領域の結界内で召喚するため、その姿が顕現したら次の瞬間には必中効果により対象の体を抉る模様。領域対策を持たない場合は、体に触れられたと感じた瞬間に片っ端から叩き落とさなければ体中を貪り尽くされてしまうという恐ろしい技となっています。

しかし、死累累湧軍自体は際限なく湧き出る式神であるため召喚に終わりはありません。

陀艮(だごん)の最後と死亡は渋谷事変編に収録

変態を遂げた陀艮の姿

引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社

陀艮は、真人・漏瑚・花御・脹相・夏油傑とともに五条悟の封印を目的に暗躍。

2018年10月31日、呪霊側は呪詛師と手を組み東急百貨店、東急東横店を中心に半径およそ400mの帳を降ろして一般人を渋谷駅に閉じ込めると五条悟を要求しました。

陀艮は帳の中(渋谷駅構内)から水を吸い込む要領で不要な一般人を数百人規模で吸い込み捕食(栓を抜いた風呂の水のように交差点のいた人間たちが吸い込まれる)。呪力へと変換します。

しかし、陀艮は漏瑚たちと一緒に五条とは戦わなかった模様。

五条悟封印後は、真人が提案した『先に虎杖悠仁と遭遇した方が殺すも宿儺の指を飲ませるも好きにできる』というゲームに触発されたのか、真人や脹相が散開するのと同時に陀艮もどこかへ向かいます。

陀艮vs七海健人、禪院直毘人、禪院真希

陀艮の戦闘開始は、単行本12巻第106話『渋谷事変24』に収録。

五条悟が封印されたことで呪術師側は最後に確認された獄門疆の在り処である東京メトロ渋谷駅B5F副都心線ホームを目指しており、七海健人、禪院直毘人、禪院真希の三名は一チームで行動。

井の頭線渋谷駅アベニュー口を下った先で陀艮と邂逅します。

開幕、直毘人の『投射呪法』の先制攻撃を受けた陀艮は数十数百という人骨を嘔吐しますが、途端に涙目になると漏瑚、真人、花御の名前を呼びつつも「よくも、よくも、花御を殺したな!!」と途端に饒舌に激怒。

 

次の瞬間、脱皮すると呪胎から進化するのでした。

成長した陀艮は『水球』を作った後に解放し構内に奔流を生み出すものの、直毘人たちは回避。また、直毘人に『呪霊』と呼ばれた際には「我々には名前があるのだ!!」と更に激怒。

陀艮を相手に三人掛かりで攻撃を仕掛けるものの、攻撃が通っているにも関わらず殆ど無傷に近い陀艮。七海の見解では『ダメージなしではなく、HPが果てしない感触』とのこと。更に陀艮は水の防壁(渦状の歪んだリングのような形状)を胴回りに展開。

直毘人は陀艮の能力を『呪力過多、術式もまだまだ手数がある』と分析すると、技を出す前に速度で潰すことを提案し、三人掛かりで果敢に攻め込みました。

三人掛かりの怒涛の連続攻撃を受ける陀艮は直毘人の読み通り術式を発動する余裕がなくなり一方的にいたぶられていきます。特に直毘人の速度は漏瑚を凌ぐ速さでした。

そのため、防戦一方で手で印を結ぶ暇を与えられない陀艮は、お腹に呪印を描くことで領域展開を発動するという神業を披露し三人を領域に引き込むのでした。

陀艮の領域展開と伏黒恵の介入

陀艮の結界内に閉じ込められた三人は、陀艮が生み出した魚の式神に噛みつかれてしまいますが、それぞれが式神を倒して警戒態勢に。

陀艮は一番弱い真希を除外し、直毘人に7割、七海に3割の割合で力を調整し『死累累湧軍』を解放。際限なく湧き出る魚類の式神が次の瞬間には直毘人と七海を飲み込むように襲撃すると、陀艮は残った真希と格闘。

陀艮と真希との一騎打ちになりかけたその時、陀艮の結界に侵入したのが伏黒恵でした。

伏黒もまた領域展開『嵌合暗翳庭』を発動して外から陀艮の結界内に侵入すると、影の中から特級呪物游雲ゆううんを真希に譲渡。

陀艮は伏黒に攻撃しようとしますが游雲を受け取った真希がこれを阻止し、陀艮の腕を抉ると、そのまま吹き飛ばされることに。

ここで陀艮は『伏黒恵と領域の綱引き状態であるため死累累湧軍の必中効果が消えている』という現状を理解します。改めて必中効果を得るには伏黒の領域を潰さなければなりませんでした。

陀艮は式神を召喚して伏黒を襲撃しますが死累累湧軍から生き残っていた七海が伏黒に放たれた式神を祓除し伏黒の護衛につくと、更に右腕を失いながらも生きていた直毘人が陀艮を奇襲(七海と直毘人はおよそ一分間死累累湧軍の必中効果を耐えていた)。

伏黒が陀艮の領域の必中効果を打ち消してくれているおかげで再び三人で連携することができ勝機が見えてきましたが、特級相手に領域を持続できる体力のない伏黒は既に限界すれすれに。

しかし、伏黒の狙いはそもそも領域の押し合いではなく結界自体にわずかに穴を開けて三人を脱出させるという目論見。結界術は外からの侵入は容易いものの中から外に出ることは至難。ですが、伏黒は人一人くらいの穴を数秒間維持することはできると申告。

まず全員で陀艮の結界内から脱出すれば勝機が見えるという伏黒の提案を飲み込んだ七海は前線にいる二人に「集合!!」と発声。言語を解する陀艮より先に意図を汲んだ二人は即座に離脱して伏黒の元へと走り込みます。

陀艮はてっきり伏黒の守備を固めるために集うものと予測していましたが、瞬時に伏黒たちの目論見に感づいて結界内への脱出を阻止すべく走り出します。

しかし、伏黒が足元に穴を開け三人が飛び込むために前傾姿勢になったところ、結界の外から禪院甚爾が侵入してくるという予期せぬアクシデントが発生。甚爾に目を奪われた四人は脱出の機会を見逃すように立ち止まってしまうのでした。

この禪院甚爾はオガミ婆が降霊術で孫に降ろした禪院甚爾の肉体の情報であり、甚爾はオガミ婆を殺害した後にイレギュラーで術式終了の契機を失い本能のまま戦い続ける殺戮人形状態

陀艮vs禪院甚爾

禪院甚爾の游雲に貫かれる陀艮の最後

引用元:芥見下々『呪術廻戦』 出版:集英社

結界内に侵入した禪院甚爾の存在はその場にいる全員に共通する不測の事態であり、陀艮自身も数瞬前までは伏黒たちが結界外に脱出するものと読んでいたほどです。

甚爾は真っ先に真希から游雲を奪取すると無言のまま陀艮と対峙。

陀艮はすぐに甚爾に呪力がないことを読み取ると、式神で先制攻撃を仕掛けますが、次の瞬間には式神ごと陀艮の肉体が弾き飛ばされるという現象に意識が追い付かずに当惑。

すぐに体勢を立て直して式神を召喚するものの、当然のように水面を駆け抜けて式神を祓う甚爾。依然、呪力を感じられないというのに上がり続ける速度を前に陀艮はより硬度も攻撃力も高い式神を召喚しぶつけます。

游雲は特級呪具の中で唯一術式効果が付与されていないため持つ者の膂力に大きく威力が左右されます。そのため、真希と比較して甚爾が扱っているときは威力が数段階飛躍。

甚爾は陀艮が放った式神をいとも簡単に祓うのでした。

そして、甚爾の一方的な戦闘力を前に、脱出の機会を失った四人は決着を敵か味方かも分からない甚爾に賭けることにしたのです。(伏黒は領域の綱引きを継続し必中効果を打ち消し中)。

陀艮の死亡

陀艮の死亡は単行本13巻第112~113話『渋谷事変28~29』に収録。

甚爾は游雲同士をぶつけることで三節棍の先を鋭利な形状に研ぐと臨戦態勢に入ります。

一方で陀艮は甚爾と対峙する中で自身の敗戦を想起することに。初めて敗色を示した陀艮は冷や汗を浮かべますが、伏黒の領域が弱まりつつあるのを感じ取り必中効果させ取り戻せば勝機はあると考えます。

そのためには時間を稼ぐことが先決と判断した陀艮は跳躍して距離を保とうとしますが、既に投射呪法で上空へ先回りしていた直毘人が陀艮の跳躍を途中で制止させると、甚爾は棒高跳びの要領で跳躍。

そして、陀艮が防御態勢に入る上から陀艮の頭に游雲の先端を突き刺すのでした。

すかさず陀艮は反撃に出ようと身構えますが「まだ終わ」と言いかけたところで甚爾による二撃目が左目を貫通し串刺しに。更に落下中に頭部を何度も游雲で滅多刺しにされると陀艮は動かなくなり領域も解除されるのでした。

領域が解除された後もとくに何の反応も描写も無かった陀艮ですが、あっという間に甚爾により祓除された模様。

なお、甚爾は陀艮祓除、残った術師の中で一番強いと判断したのか、はたまた本能で選んだのかわかりませんが、伏黒を選択して構外へと離脱しています。

陀艮の火葬と仇討

単行本13巻第111話『渋谷事変29』、陀艮の死亡により領域は解除されましたが、そこに現れたのは漏瑚でした。

いつの間にかその場に姿を現していた漏瑚は「逝ったか……、陀艮」陀艮の遺体を火葬。その表情は悲哀を秘めていながらも人間への憎悪を含んだものでした。また、漏瑚は陀艮の遺灰を握り締めた後に「後は任せろ、百年後の荒野でまた会おう」と言葉を贈り灰を撒きます。

そして、漏瑚は直毘人、七海、真希を焼き殺すのでした。

なお、直毘人は死亡、七海は左半身に重度の火傷、真希はフィジカルギフテッドによる肉体の強さで全身火傷で済んでいます。

また、漏瑚が宿儺に敗れた際には、花御とともに漏瑚の意識の中に再登場しており、真人に全てを託した後に三人と消えていきました。

 

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まとめ

  1. 陀艮は、『水』を恐れる人々の恐れから発生した未登録の特級呪霊
  2. 陀艮は、呪霊の中でも珍しい『変態を遂げるタイプ』で渋谷事変で成長
  3. 陀艮の術式名は不明だが『水を操る、式神を召喚する』ことができる
  4. 陀艮の最後の戦いは単行本12~13巻に収録
  5. 陀艮の死亡は単行本13巻第112~113話『渋谷事変28~29』に収録
  6. 陀艮は渋谷事変で七海健人、禪院直毘人、禪院真希と交戦し、伏黒恵の領域展開と綱引き状態となり、禪院甚爾の介入により祓除される
  7. 陀艮の遺体は漏瑚が火葬し仇討ちを果たす

初登場時から幼体のようなフォルムや意思疎通力から、さほど戦闘力に長けている呪霊ではない印象でしたが、呪胎から成長を遂げた後の戦闘力は特級の中でも上位でした。

呪胎時の愛らしさはなくなりましたが、成長後は堅物な印象を持ち、特に花御に懐いていたのか花御の仇討ちと言わんばかりに激情に走っていました。

しかし、呪胎から成長を遂げてすぐにイレギュラーな存在である禪院甚爾の介入により死亡するという最後を迎えており、尚且つ、その死にざまは甚爾の出現のほうに割を食われてしまったため呆気ないものとなりました。

渋谷事変より早く呪胎から成長していれば甚爾相手でも善戦できる、あるいは勝機が見込めていたかもしれませんね。

 



呪術廻戦 単行本13巻

作者:芥見下々 出版社:集英社

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