【葬送のフリーレン】ザイン離脱は何話？再登場の可能性は？フリーレン一行の僧侶枠の紹介

フリーレン一行の僧侶を務めるザインは、加入から短い期間でパーティーを離脱してしまいました。

ザインの離脱は何話なのか、そして今後ザインの再登場はあるのでしょうか。

今回はフリーレン一行の僧侶・ザインの離脱と再登場の可能性についてご紹介したいと思います。

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僧侶ザインについて簡単な紹介

引用元：原作・山田鐘人 / 作画・アベツカサ『葬送のフリーレン』　出版：小学館

ザインは北側諸国アルト森林近辺のとある村で育った僧侶であり、少しすれた性格の大人の男性。煙草、ギャンブル、年上のお姉さん好きという僧侶にあるまじき姿からフリーレンには「ハイターを上回る破戒僧」と言われています。

僧侶としての腕前は聖印（聖都から地方で最も優れている司祭に与えられる物）を持つ神父が不治と判断した毒を触れただけで治療するほどであり、天性の才を持ちます。

初登場は単行本3巻第27話『平凡な村の僧侶』。勇者ヒンメルの死から29年後、フリーレン一行がアルト森林を抜ける道中、ザインが底無し沼にはまっているところへフリーレンが通りかかり救出したのが縁になります。

子供のころ、親友と共にハイターに連れられて遥か大昔に世界を救ったと伝えられる無名の英雄の像（片方はエルフの、片方は無名の人間）を見たのをきっかけに親友は忘れられない英雄になることを夢にかかげて将来は冒険者になることを決意。親友はクラフトの像の特徴から『戦士ゴリラ』と名乗ることを宣言すると、相方の像の特徴からハイターはザインに『では貴方は僧侶アゴヒゲですね』と名付けました。

無鉄砲で体力馬鹿だった戦士ゴリラは大人になってザインを冒険者に誘いますが、ザインにはハイターが聖都に誘うほどに優秀な兄が自分のために故郷に留まり村で僧侶を続ける選択をしたことに遠慮と気負いがあり、戦士ゴリラの誘いを断るのでした。ザインの心変わりを待つべく、戦士ゴリラは3年ほど北側諸国を巡る旅に出かけますが、戻ることはありませんでした。

これらの出来事が10年前であり、フリーレン一行から熱烈な勧誘を受けるザインは10年前に夢を諦めた気持ちから「なんで今更」と誘いを断り続けますが、かつてヒンメルがフリーレンを勧誘する際に放った言葉を引用した「なんで今更って思っているでしょ。私は今の話をしているんだよ、ザイン」という言葉をフリーレンが放ったことで、ザインの中に燻っていた冒険心を奮い立たせるのでした。

ザインの声優『中村悠一』さん

◇ 中村悠一さんの情報 ◇　

• 出身：香川県木田郡庵治町
• 生年月日：1980年2月20日
• 職業：声優、ナレーター
• 事務所：インテンション

ザインの旅の目的

ザインの旅の目的は『戦士ゴリラを探すこと』であり、フリーレン一行加入時には『途中まで一緒にいてやる』という条件で仲間に加わっています。

戦士ゴリラが村を旅立つ前に3年後の収穫祭には戻ると言っていましたが、戦士ゴリラは10年来一度も村に戻っていません。そのため、ザインは彼がすでに死んでいるものだと思っていましたが、フリーレンの言葉に突き動かされて『まだ10年しか経ってない』と前向きにとらえるようになり、冒険者になって戦士ゴリラの痕跡を追うことにしました。

ザインの離脱

ザインの離脱が描かれたのは単行本4巻第35話『旅立ちのきっかけ』。ヒンメルの死から29年後の出来事であるためザインがフリーレン一行に同行したのは１年にも満たないのです。

北側諸国ローア街道の先にある大峡谷を超えると目的地である魔法都市オイサーストまであと少しというところ、大峡谷へかかる橋付近にある集落で休憩を取ることに。しかし、そこで戦士ゴリラの痕跡を見つけることができました。

この村にいる頑固婆さんが戦士ゴリラと接点があるらしく、頑固婆さんから戦士ゴリラの情報を聞くために一行は様々な依頼をこなしていくと、最後に名前も知らない忘れられた英雄の像の掃除を頼まれます。

その英雄の像こそザインが子供時代に戦士ゴリラとハイターとともに見た英雄の像であり、エルフの男の名前がクラフトであることをフリーレンから聞いて感慨深く像を見上げるザイン。そして、頑固婆さんから戦士ゴリラがザインのことをよく話し「一緒にずっと歴史に名を残すような英雄になる」と夢を語っていたことを聞くのでした。

頑固婆さんから10年前に戦士ゴリラはこの集落から北側諸国中部の交易都市テューアに向かったことを聞いたザインですが、そこは魔法都市オイサーストとは反対方向の位置に。

最後の宿でザインはフリーレンと酒を飲みながら『なぜ誘ってくれたのか、なぜ構ってくれたのか』その理由を聞いてみると、フリーレンは同族嫌悪と回答。冒険に出ようとしないザインが、かつて勇者一行の勧誘を渋っていた旅立ち前の自分と重なったことで、勇者ヒンメルが自分にそうしてくれたようにフリーレンもザインにきっかけを与えたかったと話しました。

人間の感情に鈍感だったフリーレンも勇者一行から旅立つ勇気と旅を通して仲間と過ごす楽しさを教えてもらったと言い、ザインに「どう、ザイン。楽しかったでしょ？」と投げかけます。

ザインはここまでの道中の回想を挟むと目を閉じて「…ああ、とても楽しかったよ」と返答すると、改めて自分の旅の目的のためにフリーレン一行から離脱する意思を固めるのでした。

そしてその晩、一行と最後の夜を過ごした後、翌朝にはもう後悔しないために戦士ゴリラを追いかけることを一向に伝えるとザインは魔法都市オイサーストとは反対方向の交易都市テューアへ向かう街道へと別れました。

一人になって改めて仲間がいない静けさを実感するザインでしたが、一方でフリーレンはザインならばきっとうまくやると信頼している様子。

ザインの再登場の可能性

ザインの再登場は現時点（2023年既刊12巻現在）でありません。

ザインはフリーレン一行の僧侶枠確定

勇者ヒンメルの死から30年後、北部高原ルーフェン地方にて将軍レヴォルテ率いる魔族残党が村を滅ぼした際、大陸魔法協会から一級魔法使いのゲナウとメトーデが派遣されるほか、近くを旅していた一級魔法使いフェルンにも応援要請がかかりフリーレン一行は壊滅した村で彼らとばったり遭遇します。（単行本8巻収録）

そして、一行とゲナウとメトーデを加えた五人態勢で将軍レヴォルテなどの魔族と交戦し勝利できたわけですが、メトーデは魔法使いでありながら女神様の魔法を使えるという理由から僧侶のいないフリーレン一行に同行を提案しました。

この先北部高原は僧侶の魔法がなければかなり危険になるというメトーデの忠告を受けながらも、フリーレンは回復魔法のような高度な魔法は使用できないものの僧侶の魔法なら多少は使えるとしてメトーデの提案をやんわりと断りました。

この時に「それにこのパーティーの僧侶の席はまだ空けておきたいからね」と述べると、ザインと過ごした四人での旅の回想を一枚挟むのでした。また、フリーレンは「いつかまた会えるかもしれないし」とかなり前向きにとらえていたため、ザインとの再会はほぼ約束されているのかもしれません。

重要な局面にはザインと再会しそうですが、はたしていつになることか……。

まとめ

フリーレン一行は年齢的にも精神的にも子供なメンツばかりですが、達観した大人のザインが加わることで多少のいざこざも解決できるようになり旅が円滑に進むようになりました。

アニメ版では担当声優の中村悠一さんの演技力も合わさってより大人の落ち着いた余裕を感じさせており、ザインがいることで安心感があります。

しかし、ザインの旅の目的は最初から述べていたとおり戦士ゴリラを追いかけるためにフリーレン一行とは途中まで一緒に同行する予定でしたので、戦士ゴリラの痕跡を見つけたために残念ながら一行から離脱することになりました。

ですが、フリーレンはこのパーティーの僧侶の席はザインと決めているほか、再会を確信している様子でしたので少なくともエンデに辿り着く前には再登場しそうな予感がします。

わずか一巻程度の出演でしたがザインはいいキャラクターでしたので、できればエンデに到着するよりも早く合流してもう一度フリーレン一行と旅をしている様子を見てみたいものですね。

葬送のフリーレン　画集 Vol.1 原作：山田鐘人　作画：アベツカサ 出版社：小学館 漫画全巻ドットコム ebookjapan まんが王国 コミックシーモア コミック.jp

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