【葬送のフリーレン】アウラの自害と死亡は何巻何話?なぜフリーレンに負けた?再登場の予定は?

葬送のフリーレン

漫画『葬送のフリーレン』に登場する断頭台のアウラは、魔王直下七崩賢の一人で序盤に登場してフリーレンと交戦しました。

では、過去に勇者一行で倒したアウラ相手にフリーレンはどうやって勝利したのでしょうか。

また、なぜアウラはフリーレンに負けてしまったのでしょうか。

今回は断頭台のアウラの死亡についてご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?

  1. 断頭台のアウラのプロフィール
  2. 断頭台のアウラの自害と死亡シーン
  3. フリーレンに負けた理由は?
  4. 断頭台のアウラの再登場は?
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断頭台のアウラとは

七崩賢断頭台のアウラ

引用元: 原作・山田鐘人 / 作画・アベツカサ『葬送のフリーレン』 出版:小学館

名前(二つ名) 断頭台のアウラ
階級 大魔族
備考 七崩賢
年齢 500歳以上
初登場 / 退場巻 単行本2巻14話~3巻23話
声優 竹達彩奈

魔王直下の大魔族で七崩賢の一人。

二本の角と毛先を幾つもの三つ編みに束ねた髪型が特徴。

魔族にしては珍しく微笑あるいは冷笑を浮かべており、言葉も流暢で俗世的。

『七崩賢の呪い』以外の戦法は未使用で退場した、強さが安定しないキャラクターです。

アウラの声優『竹達彩奈』さん

  • 名前:竹達 彩奈(たけたつ あやな)
  • 出身:埼玉県出身
  • 生年月日:1989年6月23日
  • 職業:声優、歌手
  • 事務所:リンク・プラン
代表的なキャラ
  • 2009年『けいおん!』… 中野梓
  • 2010年『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』… 高坂桐乃
  • 2012年『ソードアート・オンライン』… リーファ / 桐ヶ谷直葉
  • 2016年『だがしかし』… 枝垂ほたる
  • 2018年『ラーメン大好き小泉さん』… 小泉さん
  • 2019年『五等分の花嫁』… 中野二乃
  • 2022年『BLEACH 千年血戦篇』… バンビエッタ・バスターバイン

断頭台のアウラの魔法

アウラの魔法名は服従させる魔法アゼリューゼ

『服従の天秤』と呼ばれる秤に自身と対象の魂を乗せて魔力の大きい方が相手を服従させるリスクの高い魔法です。

七崩賢の魔法はいずれも人智も人の理も超える魔法であり、いまだ人類が解明できない分野であるため、対処法はありません。

魔力は基本的に鍛錬を積み重ねた年月に比例し増加しますが、アウラは生涯のほとんどを鍛錬に費やしているため魔力量はかなり多いです。

アウラが七崩賢の座について約500年間不動だったのは500年を生きるアウラの強い魔力と人智を超えた魔法によるものであり、高い魔力によって序列が決まる魔族のカースト制度があるからでしょう。

服従させる魔法の弱点

服従させる魔法アゼリューゼ』唯一の弱点は魔力がより大きい方に天秤が傾くという仕様ですが、元は公平な天秤であるためアウラを上回る魔力の魂が天秤に乗ればアウラに打ち勝つことは容易です。

しかし、アウラは500年を生きた絶大な魔力量で必勝の魔法に昇華していました。

一方でもう一つだけ対抗手段があります。

実は『服従させる魔法アゼリューゼ』を受けても意志が強い者は一時的に抵抗することが可能なのです。

これは『服従させる魔法アゼリューゼ』の致命的な欠陥ではありますが、アウラはこの欠陥を埋めるために操った者の首を落として抵抗できないよう合理的処理を施したのです。

そのため、現在『服従させる魔法アゼリューゼ』を打ち破るにはアウラを上回る魔力を持つことが必至になります。

【80年前】勇者一行と交戦し敗走

約80年前、勇者一行が魔王討伐に出立した時代にヒンメルたちは断頭台のアウラと交戦しています。

当時、グラナト伯爵領に現れたアウラは不死の軍勢を率いて勇者一行と戦っていますが、わずか一コマでヒンメルに『服従の天秤』を斬られて焦っている様子が描かれており、後に敗走していることが判明しています。

また、勇者一行との戦いで配下のほとんど失い消息不明となりました。

本編開始時点で七崩賢の残党は2名であるため、勇者一行に敗北した後も討伐されることはなく、どこかで力を蓄えていたようです。そして約80年間、アウラはヒンメルが死亡するまで再びグラナト伯爵領へ進軍する機会をうかがっていました。

当時のフリーレンは、死体とはいえ、アウラによって不死の軍勢にされた兵士たちを容赦なく魔法で撃ち殺しています

【ヒンメルの死亡後~28年後】断頭台のアウラの復活

断頭台のアウラは、勇者ヒンメルが死亡した年に力を取り戻して復活しています。

そして、再び北側諸国グラナト伯爵領へ不死の軍勢を向かわせ約28年間も戦いを続けていました。

しかし、28年間の戦いを経て、無益な殺し合いに疲弊したアウラは和睦を申し出ると和睦の使者として直属配下である『首切り役人』をグラナト伯爵領へ派遣します。

10年前(フリーレン一行が伯爵領を訪れる10年前)にはグラナト伯爵の息子もアウラによって殺害されています。

アウラの目的

アウラが首切り役人を派遣したのは和睦交渉が目的ではなく大魔法使いフランメがグラナト伯爵領に張った防護結界を解除させるためです。

首切り役人が使者として領内へ潜入し対話をもって防護結界を解除させた後に、アウラが不死の軍勢をグラナト伯爵領へ侵攻させて滅ぼすという算段でした。また、リュグナーたちがグラナト伯爵を懐柔するまで、アウラは約10㎞先から様子を窺っていました。
フリーレン曰く魔族の言葉はわかり合うための言葉ではなく人を欺くための言葉とのこと。
大魔法使いフランメの防護結界
1000年前に魔族の侵入を防ぐために作り上げられた防護結界であり、現在もグラナト伯爵領を守り続けています。

アウラvs.フリーレン

グラナト伯爵内で首切り役人のリュグナーとリーニエを相手にフェルンとシュタルクが交戦する最中、グラナト伯爵領から10㎞離れた荒野でアウラとフリーレンは対峙します(2巻17話)。

アウラはフリーレンの魔力量を警戒し、まずは不死の軍勢と戦わせてフリーレンの魔力を削る作戦に出ます。

アウラは勇者一行に敗走してから約80年の間で当時よりも多い軍勢を操っていましたが、フリーレンは80年前に直に『服従させる魔法アゼリューゼ』を目の前で見ているため、この長い年月で『服従させる魔法アゼリューゼ』の解呪魔法を確立しており、相当な魔力を消費して不死の軍勢にかけられた魔法を解除しました。

これにはアウラも驚愕しています。

「ヒンメルはもういないじゃない」

80年前、アウラの不死の軍勢と交戦したフリーレンは容赦なく魔法でぶっとばしていましたが、今回に限ってはフリーレンはわざわざ魔力消費の激しい解除魔法を使用して対処していました(3巻18話)。

そのため、アウラはなぜこのような回りくどいことをするのかという疑問をぶつけますが、フリーレンは前回の時にヒンメルに怒られたからと回答。

しかし、アウラにはその言葉と行動の意味がわからなかったのです。

「ヒンメルはもういないじゃない」

不死の軍勢を容赦なく倒したことを後でヒンメルに怒られたとしても、それは過去のこと。そして、フリーレンを咎めたヒンメルはすでに死亡しているため忠告を守る義理もありません。

アウラはヒンメルが死んでいるからこそ益々フリーレンが律儀に忠告を守る意味が理解できませんでしたが、結果、フリーレンはアウラのこの言葉を聞いて魔族と人間は別の生き物であり、魔族は化け物だと再認識することができました。

アウラの自害と死亡

フリーレンは不死の軍勢を解除魔法でアウラの支配下から解放したことで多くの魔力を消費しましたが、アウラは服従の天秤にフリーレンの魂を乗せて確実に勝つ機会を窺っており、ある程度の消耗が見込めたとこで『服従させる魔法アゼリューゼ』を発動します(3巻23話)。

アウラは80年前に突如表舞台に姿を現し勇者一行とともに魔王を倒した謎に満ちたフリーレンを警戒していましたが、どれだけ長く生きた優秀なエルフでも対峙して目に見える魔力を見ればその強さが手に取るようにわかります。

アウラから見てもフリーレンは確かに優秀ですが、魔力総量の程度を見れば鍛錬を積んだのは精々100年程度のものであり、80年前に一度手合わせた頃とほとんど変わっていないと判断しました。

そのため、わざわざこれ以上魔力を消耗させる必要もなく『服従させる魔法アゼリューゼ』を使えば勝利できると確信したのです。

しかし、服従の天秤はフリーレンの方へと傾いていきます。

フリーレンは師匠である大魔法使いフランメから『体外に放出する魔力を制限して強さを誤認させる』という、誇り高き魔法を愚弄した卑怯で最低な戦い方を習っており、憎き魔族を倒すために生涯をかけて魔力制限の修行を行ってきました。

約1000年間も続ける魔力制限の修行を経て、通常魔力を制限すると魔力の揺らぎが生じるところ、フリーレンは魔力を制限した上で一切の揺らぎが生じないようになったのです。

すべては一生を掛けて魔族を欺く術を得るためであり、その技術は大魔族であるアウラの目をも欺きました。

魔族にとって魔力は地位を誇示するものであり、わざわざ制限する必要はありませんし、そもそも魔力制限という無駄なことに鍛錬を費やす理由も理解できません。

が、アウラの目の前にいるのは確かに自分よりも圧倒的な魔力総量を持つ魔法使いであり、フリーレンが魔力制限を解除した瞬間に服従の天秤はフリーレンへと一気に傾き落ちるのです。

刹那、『服従させる魔法アゼリューゼ』が発動し魔力が大きい方が相手を服従させることができるという通り、フリーレンはアウラを服従させます。

そして、フリーレンは「アウラ、自害しろ」と命令を下すと、アウラは刀を首に当てて涙を滲ませながら「…ありえない…この私が…」と言葉を遺し自らの首を落とし自害するのでした。

首を切断した後はたちまち塵になって消滅しています。

アウラがフリーレンに負けた理由

アウラがフリーレンに敗北した理由は単純に魔力量で下回ったからです。

アウラの使用する『服従させる魔法アゼリューゼ』は魔力が大きい方が相手を服従させるためその性質上一撃必殺のようなもの。相手を服従させた瞬間に勝敗が決まるため、大きなリスクとなりますが、アウラはこれまで長寿故に鍛錬で培った魔力量で無敵の魔法に昇華してきました。

しかし、魔族は種族柄ずる賢く生きているにも関わらず人類と戦うために見てわかる強さである『魔力』を一つの組織的な基準として築いており、魔力の強さによって地位・財産・尊厳を培ってきました。

そのため、強い魔族ほど必死に魔力を誇示しているため魔力制限という発想そのものがなかったのです。

したがって、公式ファンブックでも書かれている通り、アウラの敗因は魔族特有の『驕りと油断』となります。

一方でフリーレン自身がこのまま不死の軍勢の物量で押されていれば危なかったと発言しているため、アウラが絶対的な自信をもって『服従させる魔法アゼリューゼ』を発動しなければ勝てていたかもしれません。

とはいえ、フリーレンには奥の手があるので結局アウラは敗北するか敗走する道しかないでしょう。

アウラ構文とは

フリーレンの言葉に疑問を投げかけた「ヒンメルはもういないじゃない」というアウラの台詞が発端となってミームされたネタになります。

例)「〇〇じゃない」

以上のように、二次創作においてアウラの台詞の語尾が「~じゃない」に統一されることが多く、pixivやX(旧Twitter)などでネタとして扱われるようになりました。

また、同時にフリーレンの「アウラ、自害しろ」という台詞も「アウラ、〇〇しろ」と大喜利のように扱われるネタと化しています。

断頭台のアウラの再登場はない

残念ながらアウラは死亡したため現時点(既刊13巻時点)での再登場の予定はありません

しかしながら、単行本11巻第107話~13巻119話に収録される『女神の石碑編』では、黄金郷編で死亡したソリテールが再登場しています。

『女神の石碑編』は、フリーレンがひょんなことから勇者一行時代にタイムリープしてしまい、時間の逆行に感づいた魔族がフリーレンを襲撃する──といった内容であるため、少し特殊な事例になりますが、過去回想あるいは時間を操る魔族が出てくればアウラの再登場は望めるかもしれません。

とはいえ、既刊13巻までですでに七崩賢は全滅しているので、全知のシュラハトあたりでも再登場しないかぎりアウラの登場は望み薄でしょう。

再登場があるとしても過去回想で済まされるのが濃厚ですが、できればアウラとの戦闘をもう一度見てみたいですね。

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まとめ

  • 断頭台のアウラは、魔王直下の大魔族で七崩賢の一人
  • アウラの魔法は、『服従の天秤』に自身と対象の魂を乗せて魔力の大きい方が相手を服従させる『服従させる魔法アゼリューゼ
  • 80年前、勇者一行と交戦し敗走後、消息不明
  • 勇者ヒンメルが死亡した年に力を取り戻して復活し再び北側諸国グラナト伯爵領と交戦
  • ヒンメルの死から28年後にグラナト伯爵領へ和睦の使者を派遣するがフリーレン一行と邂逅
  • フリーレンと交戦した末に『服従させる魔法アゼリューゼ』を発動するが、魔力量で負けてしまい逆に服従すると自害を命じられて首を斬り落として死亡する
  • 断頭台のアウラの再登場は既刊13巻時点で予定はない
  • 声優は『竹達彩奈』さん

七崩賢の生き残りであり、可愛らしい容姿も相まって大人気のアウラですが、早々に退場してしまったためその後の登場は惜しくもありません。

しかし、死後もアウラ構文や二次画像が作成されるなど、その人気は留まることを知らないばかりか、人気キャラ投票でも上位に君臨します。

可能ならば過去篇でもいいのでもう一度アウラの活躍を本誌やアニメで見たいですね。

 



葬送のフリーレン 画集 Vol.1

原作:山田鐘人 作画:アベツカサ
出版社:小学館

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