漫画『名探偵コナン』の登場キャラクター・安室透。
彼は、喫茶ポアロで働きながら依頼をこなす私立探偵の安室透、黒ずくめの組織の探り屋であるコードネーム:バーボン、日本の安全と秩序を維持する警察庁警備局警備企画課の降谷零──という三つの顔を持ちます。
本編では江戸川コナンとタッグを組むことも多く、劇場版でも深く関わっている間柄ですが、江戸川コナンの正体が工藤新一であることに気づいているのでしょうか。
今回は安室透が江戸川コナンに正体に気づいているのかご紹介したいと思います
◆ この記事で紹介する内容は? |
『名探偵コナン』のアニメを視聴できるのはこちら! | ||
安室透は江戸川コナンの正体に気づいているの?
引用元:青山剛昌『名探偵コナン』 出版:小学館
結論から述べると、安室はコナンの正体にほぼ気づいた状態です。
週刊少年サンデー2024年52号・2025年1号に掲載された新章(FILE.1135~1136の2話構成)では、蘭がひょうんなことから『ハロウィンの花嫁』の最後の方で描かれた蛇口の件を思い出しており、『ハロウィンの花嫁』で描かれた蛇口のエピソードの後のことが描かれました。
そして、安室は7年前に工藤新一と毛利蘭に会っていることが判明し、コナンが7年前の少年・工藤新一と瓜二つであることからついにコナン=新一を確信しました。
『ハロウィンの花嫁』で描かれた蛇口のエピソード
映画の終盤、コナンは渋谷のスクランブル交差点で爆弾の液体を食い止めるにあたって、7年前に出会った萩原研二の知識をヒントにしました。
そして、本作の事件解決後にはヒントとなったエピソードを安室に話しています。
7年前、新一が公園の蛇口にサッカーボールをぶつけて壊してしまい、水道管から水が噴出。噴き出す水を必死に抑える新一と、それを見て涙目になっていた蘭のところに現れたのは公園でキャッチボールをしていた警察学校組の4人であり、最初に駆け寄ってくれたのが萩原研二でした。
この時、萩原は水道管の間にボールをかませることで水を止めるという手法を見せており、他の仲間に水道局に電話するように頼みます。
この出来事がコナンの助けになったわけですが、7年前の回想の中に安室は登場していませんので、安室はコナンからこの話を聞いて初めて萩原たちとコナンの接点を知ることになります。
『ハロウィンの花嫁』の時点では正体に気づいていない
コナンと警察学校組のエピソードに関しては、コナンは「ずいぶん前のことになるんだけど」と切り出しているため正確な日付を明らかにしていないばかりか、コナン自身このエピソードは覚えているもののその時の警察学校生が安室の同期の萩原たちと同一人物であると気付いていません。
安室はコナンから教えてもらった内容からその警察学校生が萩原たちだとは気づいたようですが、コナンが彼らと出会った時期については言及しませんでした。
萩原が殉職したのは7年前ですので、コナンが出会った警察学校生が萩原たちであると確定すれば、コナンの年齢がおかしいことになりますが、『ハロウィンの花嫁』の劇中では何も追求せず終了しています。
【85巻】緋色の真相の時点でも気づいていない
安室が沖矢昴の正体が赤井秀一ではないかと迫る緋色シリーズの真相編。
安室は黒の組織ではなく公安として工藤邸に乗り込んで沖矢と対談しますが、その際に「あの少年とこの家の家主の工藤優作が…どういう関係かはまだわかっていませんが…」と発言しています。そのため、この時点ではコナン=工藤新一に辿り着いていません。
しかし、楠田陸道の遺体を使った偽装工作を考えた人物がコナンであることには気づているため、コナンがFBIに協力しているただの小学生ではないことは自覚しています。
【95巻】お茶会で工藤優作と有希子と出会うが…
『紅の修学旅行』で起きた事件を解決したコナンでしたが、SNSで事件を解決した人物が工藤新一と広まったことで黒の組織の目に留まってしまい、安室はラムから「工藤新一の情報」の調査を命じられてしまいます。
95巻FILE.6~9「黒ウサギ亭」の事件に同行した安室は、事件解決中に再度ラムから工藤新一の情報調査を急かされており、事件解決後に工藤邸に侵入しました。
しかし、工藤邸に侵入すると赤井秀一がすでに身構えており、安室と赤井は互いに銃口を向けて牽制。そして、その膠着状態を制したのは家主の工藤優作と有希子であり、安室は予想外にも優作から茶会に招待されてしまいます。
なお、そこで何を話したかは未だ明らかにされていませんが、冒頭通り安室は自力でコナン=工藤新一に辿り着いたため、お茶会でコナンや新一について話し合った可能性はなくなりました。
【FILE.1136】江戸川コナン(=工藤新一)の正体に気づく
長い間、安室がコナンの正体に疑問を寄せる描写はありませんでしたが、FILE.1135~1136の回想編で7年前に安室が工藤新一と会っていることが判明しました。
冒頭で話した『ハロウィンの花嫁』でコナンが安室に話した蛇口のエピソードですが、実はその話には続きがあります。
警察学校組(松田陣平・萩原研二・諸伏景光・伊達航)が水道の問題を解決した後、蘭はとある事件の解決をお巡りさんの四人に頼んでもらおうと新一に話すと、その流れで新一が抱えていた事件の詳細を聞くことになり、少し遅れて降谷零が合流。
安室が蛇口のエピソードを知らなかったのはその場にいなかっただけでした。
そして、新一と蘭の証言から見事に大麻の密造者を捕まえた5人。事件解決後、降谷は「君が大きくなっても探偵を続けていたのなら…もしかしたら現場で会えるかもしれないな…。その時はヨロシク頼むよ…工藤新一君?」と別れの挨拶をしました。
そして現代、探偵事務所の蛇口が壊れて水が噴き出すと、蘭はアポロにいる安室に助けを求め、安室は止水栓を止めて水を止めてあげます。
この時、コナンは水道管と向き合う安室を見て当時の警察学校生が安室たちであると気付くわけですが、安室も前々から当時の少年がコナンに似ていると思っていたことを独白。
そして、ついに「やはりあの少年はコナン君…。つまり、この少年は…工藤新一という事か!!」とコナンの正体に確信を抱くのでした。
まとめ
「安室がコナンの正体に気づいた」のまとめ
- 『ハロウィンの花嫁』でコナンが安室に語った萩原研二ら警察学校生のエピソードは7年前
- コナンが語った回想には安室は登場していないが、FILE.1135~1136で回想の続きが描かれる
- 7年前、蛇口のエピソードの後に降谷零も合流し、工藤新一と毛利蘭の相談を受け大麻の密造者を逮捕している
- FILE.1135~1136の回想後、コナンは当時の警察学校生が安室たちだと気付く
- FILE.1135~1136の回想後、安室は前々から当時の少年がコナンに似ていると思っていたことが判明すると、安室はコナン=工藤新一という確信を抱く
安室の正体は日本を守る公安警察なので、コナンの正体に気づいたところでコナンがピンチになるとは思えませんが、ラムに調査を要求されている以上何かしらのアクションが起きそうです。
コナン自身は明らかに年齢的におかしい萩原のエピソードを安室に話しているので、おそらく世良同様にバレても問題ないと考えているのでしょうが、ラム関係でまた黒の組織と急接近してしまうのでしょうか。
いずれにせよ、コナンの正体に気づいた安室がどのように工藤新一の調査報告を計上するのか見物です。
\ 名探偵コナンの漫画・グッズはこちら /
> 漫画を見るなら < | > グッズを買うなら < |
漫画全巻ドットコム | キャラアニ.com |
eBookJapan | あみあみ |
まんが王国 | ホビーストック |
コミックシーモア |