【鬼滅の刃】半天狗は誰が倒した?声優や過去に喜怒哀楽の鬼について

怯える半天狗の本体『怯の鬼』 鬼滅の刃

十二鬼月上弦の肆半天狗は刀鍛冶の里編で登場し恋柱と隊士の総力戦の末に敗れました。

今回は『半天狗』のプロフィールや血鬼術、戦闘で登場した分裂体、そしてアニメ第3期『刀鍛冶の里編』で放送される範囲の戦いと最後はどうなったのかを簡単に紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?

  1. 半天狗のプロフィール
  2. 半天狗の声優について
  3. 半天狗の過去と鬼になった経緯
  4. 半天狗の血鬼術『分裂体』について
  5. 喜怒哀楽の鬼と『憎珀天』について
  6. 半天狗の活躍と最後・死亡について

 

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上弦の肆『半天狗』のプロフィール

無一郎と炭治郎の部屋に侵入する半天狗

引用元:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』 出版:集英社

【名前】 半天狗
【人間時の名前】 不明
【身長】 166㎝
【体重】 56㎏
【趣味】 人の家に張り込んで物を盗む
【死地】 刀鍛冶の里
【討伐者】 甘露寺蜜璃、竈門炭治郎、竈門禰󠄀豆子、不死川玄弥
【血鬼術】 分裂体の生成
【声優】 古川登志夫

額に大きなコブとこめかみに角を生やした老人風の鬼で、その見た目や趣味はほぼ妖怪ぬらりひょんそのもの。常に低姿勢で何かに怯えている仕草をしており、舌には『怯』の文字。

気配のとぼけ方が巧く、相手が柱であっても目視するまで鬼と認識できない独特な気配をもっています。

見た目の年齢は87歳ほど。

御奉行曰く二枚舌の大嘘吐き

半天狗の声優『古川登志夫』さんとは?

古川登志夫ふるかわとしおさんの情報 ◇ 

  • 出身:栃木県栃木市
  • 生年月日:1946年7月16日
  • 職業:声優、俳優、ナレーター
  • 事務所:青二プロダクション
代表的なキャラ
  • 『うる星やつら(1981年)』… 諸星あたる
  • 『Dr.スランプ アラレちゃん』… 空豆タロウ
  • 『北斗の拳』… シン
  • 『ドラゴンボール』… マジュニア / ピッコロ / ブルー将軍など
  • 『ONE PIECE』… ポートガス・D・エース
  • 『ゲゲゲの鬼太郎(第6作)』… ねずみ男
  • 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 (2020)』…  ミスト

……など

半天狗の人間時代と過去

半天狗は人間時代から嘘ばかり吐いていました。

半天狗が嘘を吐くことになったきっかけはガラの悪い男にぶつかった際に目が見えないふりをしたら見逃してもらえた経験からであり、弱者ならば人が親切にしてくれると覚え、当初は『目が見えない』という嘘から始まりました。

いつしか自分の都合のいいように事実や解釈を捻じ曲げる歪んだ思考の持ち主になると、常に自分を被害者にしたて周囲の人間を悪者にし同情を引くように。自身の経歴もその場しのぎででっち上げ続けたため本来の名前も生い立ちも分からなくなったとか。

意外にも妻と子供がいた過去もありますが、虚言癖を責められるとその都度逆上し妻子を殺害したそうです。

そんな嘘ばかりの経験を重ねた結果、生まれてから一度たりとも嘘など吐いたことがないと自身の記憶も捻じ曲げており、本人は自身のことを『善良な弱者・これほど可哀想なのに誰も同情しない』と考えています。

しかし、ある時目が見えないことや盗みを働いたことがバレてしまうと奉行所へ連行されます。御奉行様によって別の町でも盗みと殺しをしていたことが暴かれると、半天狗はこの手が勝手に行ったと弁明。更にいけしゃあしゃあと目が見えないと弱者のふりをすれば、御奉行は手が悪いなら両腕を斬り落とす以前この場へ来た時は話し始めるまで塀を向いていたと看破。

その結果、全ての嘘と罪を暴かれた半天狗は後日打ち首が決定しました。

ところが打ち首前夜に半天狗の許に現れたのが鬼舞辻󠄀無惨であり、無惨は半天狗を鬼に変えると、半天狗は自身を罪人にしたてた御奉行の許に向かい殺害。しかし、御奉行は死の直前に半天狗がいくら言い逃れようと悪事を働いた事実は変わらず、その薄汚い命をもって罪を償う時が必ずくると言い残しました。

そして現在、これまでの罪を清算するように半天狗は炭磁路に斬られる最中に過去の走馬灯を見て死ぬことになります。

半天狗の血鬼術『分裂能力』とは?

半天狗の血鬼術は斬られるたびに異なる能力を持つ分裂体を生み出す能力であり、作中で登場したのは『積怒』『可楽』『空喜』『哀絶』『憎珀天』『恨の鬼』の六体の鬼。主戦力となる喜怒哀楽の感情を宿す四体の鬼とその他の鬼という分類。

己の身を守るために生成する分裂体は追い詰められるほど強い分裂体を生み出すとされており、それぞれが半天狗の若い頃の姿の鬼となって分裂します。なお、切り離した分裂体もまた分裂することは可能ですが、構造は単純になり戦闘力も落ちていくそうです。

また本体の頸を斬らない限り分裂体はほぼ不死身で再生を繰り返す他、上弦の陸『妓夫太郎と堕姫』のように分裂体の頸を同時に斬っても意味はありません。

一番強い分裂体は喜怒哀楽の集合体『憎珀天』

半天狗の本体『怯の鬼』

舌に『怯』の字を刻まれている半天狗本体の鬼。怯の鬼自体に戦闘能力は無いものの、逃げ足が速く大きさは鼠程度までに変化。その逃避術は十二鬼月の中でも随一であり、喜怒哀楽の四体の鬼に守られているため倒すのは困難です。

加えて、地味に厄介なのが日輪刀でも頸を撥ねきれない強度。また、怯の鬼から発せられる悲鳴は鼓膜を刺激する高音で、炭治郎が顔を歪めるレベル。

すごく小さく、やたらと足が速く、逃げの判断が早い。

半天狗の擬態『恨の鬼』

本体の怯の鬼が窮地の際に自身を巨大化させて見せた分裂体(擬態)の鬼。舌には『恨』の字が刻まれており、喜怒哀楽の鬼には及ばないものの筋力が高く性格は『怒』よりも怒っているように見えます。大きさは人間を二回りほど大きくした程度。

怯の鬼を守る最後の砦のようなもので、本体は恨の鬼の心臓部に隠れており、恨の鬼は相手を本体と錯覚させる擬態のようなもの。そのため恨の鬼の頸が斬られても本体は無傷であり、恨の鬼の体内に本体が潜んでいるため、ある程度陽光も防げます。

喜怒哀楽の分裂体『積怒(せきど)』

舌に『怒』の字が刻まれている分裂体の鬼で、血鬼術は錫杖から放つ『雷』。錫杖を地面に突き立て雷を放電することで地面に面した相手を感電させる範囲攻撃も可能。炭治郎でさえ長く感電すれば意識が飛ぶ威力です。

分裂体の中では主人格らしく、他の鬼を吸収する立場にあります。

錫杖は自身の体内から幾つも生成可能ですが、『雷』の能力は同じ細胞の肉を通らないらしく本体や分裂体には通用しないとのこと。炭治郎は切断した空喜の足を盾にすることでその弱点を突きました。

喜怒哀楽の分裂体『可楽(からく)』

舌に『楽』の字が刻まれている分裂体の鬼で、血鬼術は団扇から放つ『突風』。その風力は屋敷を壊し柱を彼方へ吹き飛ばす威力です。また、上空から下へ振るうと骨が軋む威力の重圧と同義の風力を生みます(GANTZのZガンに似た技で地面が団扇型に沈む)。

身体能力は鬼化した禰󠄀豆子と取っ組み合いで均衡するレベル。

ただし団扇の『突風』は奪った者でも使用可能。

喜怒哀楽の分裂体『哀絶(あいぜつ)』

舌に『哀』の字が刻まれている分裂体の鬼で、血鬼術は不明ながら体術に優れた十文字槍の使い手です。作中では玄弥を貫いたりなど分裂体の中では肉体派。

必殺技は激涙刺突げきるいしとつという前方広範囲に突きの衝撃を放つ技。威力は人体に綺麗な風穴が空くほどです。

喜怒哀楽の分裂体『空喜(うろぎ)』

舌に『喜』の字が刻まれている分裂体の鬼で、血鬼術は口から発する『超音波』。他の三体と異なり羽が生え手足は鳥の鉤爪となっており、高速で飛行が可能。また、人一人を抱えて飛ぶこともできます。

超音波の威力は炭治郎基準で例えると耳と鼻から出血し白目を向く程度。ただし気を失うほどではない威力となっています。空喜から分裂する鬼は小さくなるほど威力が更に落ちていく模様。

鉤爪は金剛石をも砕く威力

最強の分裂体『憎珀天(ぞうはくてん)』

積怒が他の三体の鬼を吸収した姿であり、喜怒哀楽の血鬼術に加え固有の血鬼術『木の竜』を生み出し操る力を持っています。

見た目は炭治郎ほどに若くなり逆立った髪、額に二つの角が生えた姿。背中には『憎』の文字が刻まれた連鼓(雷神の雷太鼓)があり、太鼓を叩くと術が発動する模様。両手には太鼓を叩くためのバチが握られています。

外見はほぼ雷神様。

憎珀天の中では本体の怯に鬼は手のひらに乗る「小さく弱き者」であるため、弱き者を狩る炭治郎たち鬼殺隊士は「悪人」という方程式が成立。すなわち極悪非道であり鬼畜の所業として成敗すべく、炭治郎たちの前に立ちはだかりました。

『木の竜』の血鬼術は最大で五本、伸びる範囲は六十六尺。頭部の竜からは空喜の『超音波』攻撃、可楽の『突風』攻撃、背中の連鼓からは積怒の『雷』攻撃を繰り出すことが可能であり、頭部の竜の口から更に竜を生み出すことで六十六尺以上の距離を延ばすこともできます。喜怒哀楽の術は憎珀天の方が高水準で出力可能

狂鳴雷殺きょうめいらいさつ 複数の木の竜から『雷』『突風』『超音波』の三つを一度に放つ強力な技。
無間業樹むけんごうじゅ 木の竜を更に無数生み出して一帯を埋め尽くす憎珀天自身の血鬼術の技の一つ。憎珀天曰く『石竜子(トカゲ)』。
狂圧鳴波きょうあつめいは 空喜の超音波攻撃の強化版で当たれば肉の形が保てない威力。

半天狗の最後

喜怒哀楽の鬼の集合体『憎珀天』

引用元:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』 出版:集英社

半天狗の最後は単行本15巻第126話『彼は誰時・朝ぼらけ』で描かれています。

半天狗の活躍は単行本12巻~15巻の刀鍛冶の里編であり、主に甘露寺蜜璃、竈門兄妹、不死川玄弥の四名の共闘の末に敗北し死亡しました。

それではどのように戦い死亡したのかその最後を時系列順に見ていきたいと思います。

※ネタバレが苦手な方はご注意ください。

喜怒哀楽の鬼vs竈門兄妹と玄弥

玉壺が刀鍛冶の里の場所を突き止めた後、半天狗は玉壺と共に里に潜入し、玉壺が里を襲撃する裏で半天狗は柱を含む鬼殺隊隊士たちと戦います

当初は竈門兄妹が止まる宿に潜入し、竈門兄妹とたまたま居合わせた時透無一郎の三名と交戦。無一郎に早々に頸を撥ねられると『積怒』と『可楽』の二体に分裂し、可楽の団扇が巻き起こす突風で無一郎を彼方に飛ばし分断

積怒の雷で竈門兄妹が感電すると、里に来ていた不死川玄弥が駆けつけ積怒を銃で撃退。続けざまに可楽の頸を日輪刀で断つも積怒と可楽から更に分裂体『哀絶』と『空喜』が産み落とされ鬼は全部で四体に。

翼があり飛行ができる空喜は炭治郎を掴んで飛び去ると禰󠄀豆子と玄弥から分断。空喜の超音波攻撃を受ける炭治郎は耳と鼻から流血するも、足を斬り何とか地面に落ちて解放されますが、斬った足に口が生えると独立して動き空喜と同じ超音波攻撃を放ちます。

その威力は空喜本体に劣るため、何とか炭治郎も対応可能なレベル。また斬って分裂しても強さは本体より劣ることから容赦なく斬り倒していく炭治郎は、空喜の鉤爪に体を斬り裂かれながらも圧倒していきました。

一方で、禰󠄀豆子は可楽と取っ組み合いの真っ只中で、玄弥は哀絶の十文字槍に腹部を貫かれた状態。しかし、玄弥は特異体質であるため致命傷を受けても再生可能。油断した哀絶の背後に回り頸を撥ねようと試みるも、積怒の雷を受けて怯んだ隙に哀絶の槍を横腹に叩き込まれ吹き飛ばされます。

可楽が禰󠄀豆子の腹を蹴り上げると足先が貫通。すかさず禰󠄀豆子も足蹴を返して可楽の頭部を破壊。更に血鬼術『爆血』で怯ませた隙に団扇を奪い可楽を突風で吹き飛ばし分断に成功。

しかし、すかさず積怒が錫杖で禰󠄀豆子の頸を突き刺して雷の術で動きを封じると、宿の外で飛空する空喜に飛び掛かった炭治郎が壁を破壊して禰󠄀豆子が居る部屋に帰還

積怒が炭治郎に向かって新たな錫杖を創り出して振りかぶると、炭治郎は切断した空喜の足を盾に積怒の雷は同じ細胞を持つ分裂体には通らないという弱点があり、雷は不発。炭治郎は咄嗟に博打に出たようですがこれが的中しチャンスを作ると、積怒を斬り、空喜の足を使って禰󠄀豆子に刺さった錫杖を引き抜き感電から救出します。

背を向けた炭治郎の頸に積怒は錫杖を突き立てますが、雷から解放された禰󠄀豆子が貫通する間際に積怒の錫杖を掴んで阻止すると、『爆血』で応戦。鬼に『爆血』はかなりダメージがありこれが好機となりますが、可楽が戻ってきて上空から団扇を真下に仰ぐと重圧に押しつぶされる形で竈門兄妹は気絶しました。

そして、玄弥が哀絶とタイマンをする傍ら、竈門兄妹の許に積怒、可楽、空喜が集うのでした。

憎珀天の登場と恋柱の登場

炭治郎が気を失っている間、禰󠄀豆子が炭治郎を抱えて喜怒楽の鬼が放つ血鬼術から逃げ回っていました。そして、炭治郎が目を覚ますと、屋敷を逃げ回る竈門兄妹に痺れを切らして屋敷を丸ごと破壊し更地に。

屋敷の瓦礫の下敷きになった禰󠄀豆子は炭治郎の日輪刀を掴むと自らの鬼の血を与えて刀を赤く変色させます。黒かった刀の温度は上がり『爆血』の能力と合わさった爆血刀になると焔のエフェクトを纏い、鬼に向かいました。

その瞬間、積怒は無惨の記憶の中に浮かんだ剣士『継国縁壱』の姿を炭治郎と重ね合わせると、炭治郎は痣を出現させ『ヒノカミ神楽・日暈の龍にちうんのりゅう頭舞いかぶりまい』の一閃のもと喜怒楽の鬼全員の頸を斬り落とします。その一撃は、死にはしないものの再生速度が異常に遅くなる現象を起こし、鬼たちに焦りを抱かせました。

同時に玄弥が哀絶を倒し頸を撥ねますが、分裂体なので喜怒哀楽の鬼は消滅せず。

違和感を覚えた炭治郎は一瞬だけ五体目の鬼の匂いを嗅ぎ取り、どこかに五体目となる本体が隠れていることを悟ります。

しかし、玄弥は鬼の一部を体内に吸収することで一時的に力を得られる特異体質であるものの吸収しすぎると鬼のように理性を保てなくなる弱点があり、炭治郎に掴みかかることに。ですが、炭治郎の真っすぐな言葉と曇りなき眼を見て理性を取り戻した玄弥は炭治郎の指示で五体目の鬼が隠れている場所を捜索し、鼠ほどの大きさとなった『怯の鬼』を森の中で発見

そうこうしているうちに喜怒哀楽の鬼が復活し竈門兄妹は喜怒哀楽の鬼と応戦し、玄弥は本体の怯の鬼の頸に斬りかかりました。

が、玄弥の日輪刀は頸を捉えはしたものの刀身が折れてしまうと、背後に積怒が追いつき錫杖を振りかぶります。

走馬灯を見る玄弥でしたが、炭治郎が助けに間に合うと「玄弥ーーーーっ!!!諦めるな!!」と喝を入れ我に返ります。そして、間髪入れずに槍使い哀絶が合流し『激涙刺突』を繰り出すと、玄弥は自ら技の軌道上に立ちはだかり炭治郎の盾となるのでした。

体中風穴だらけになる玄弥ですが今の自分には鬼の頸を斬る力がないため役目を炭治郎に任せると伝えると、炭治郎は立ち上がり『爆血刀』で怯の鬼の頸をとらえます。

しかし、怯の鬼が悲鳴を上げた刹那、背後に現れたのは喜怒哀楽の鬼を吸収した『憎珀天』。構わず頸を撥ねようとする炭治郎ですが運悪く『爆血刀』の効果も切れて刀は頸に食い込んだところで静止。

憎珀天が血鬼術『木の竜』で炭治郎を攻撃すると炭治郎は間一髪のところで禰󠄀豆子に救出され助かりました。

一度本体を後回しにして憎珀天と戦う竈門兄妹と玄弥。しかし、喜怒哀楽の鬼の血鬼術に加えて固有の『木の竜』の術を使う憎珀天に苦戦を強いられると、それぞれ木の竜に全員が捕縛されることに。そして炭治郎が木の竜に食べられると、その圧力で体を潰されるピンチに陥ります。

そんな三人の窮地に現れたのは恋柱『甘露寺蜜璃』だったのです。

憎珀天vs甘露寺蜜璃

憎珀天はまず固有の血鬼術『狂鳴雷殺』で様子を見ると、蜜璃は壱ノ型『恋猫しぐれ』で狂鳴雷殺が放つ雷・超音波・突風の全ての術を斬って防ぎます。

速度を上げて術を出しても全て斬って防がれたため、今度は固有の血鬼術『無間業樹』で幾重もの木の竜を生み出す憎珀天。蜜璃は木の竜を全て斬り伏せるとそのまま間合いに飛び込んで特殊な日輪刀で憎珀天の頸を捉えます。しかし、分裂体に頸という弱点は無いに等しいため、憎珀天は接近した蜜璃に近距離から『狂圧鳴波』を放つと直撃した蜜璃は気絶

ですが、至近距離から術を喰らっても肉の形を保っている蜜璃を見て、憎珀天は蜜璃を食べることでより強くなれると確信しまずは止めを刺すことに。

すかさず竈門兄妹と玄弥が気絶した状態の蜜璃を抱えて救出すると、憎珀天の怒涛の攻撃から蜜璃を守り、次の一手に繋げようとするのでした。

目を覚ました蜜璃は本気を出すと、竈門兄妹と玄弥に本体を任せて憎珀天の足止めに。憎珀天は蜜璃が立ちはだかるため本体の助けに向かえずやむなく応戦しますが、次第に蜜璃の動きが速くなっていくことに違和感を覚えると、蜜璃の首に鬼の紋様と似た痣が浮かび上がっていることに気づきます。

この時点で憎珀天は蜜璃に完全に足止めされてしまいますが、所詮は人間の体力しかないことを踏まえて消耗戦に持ち込むことになりました。

 

半天狗の最後と死亡

憎珀天は蜜璃に任せ、竈門兄妹と玄弥は逃げる怯の鬼を追いかけます。

怯の鬼は玄弥や禰󠄀豆子の攻撃を掻い潜り異常な足の速さで離脱。そんな折、炭治郎は善逸が言っていた『本物の全集中』の使い方を思い出し、足にだけ力を溜めて一息に爆発させる走術で一気に怯の鬼に追いつくと、再び禰󠄀豆子から与えられた『爆血刀』と痣の出現で頸を捉えます。

しかし、怯の鬼は自らの肉体から人間の二回り以上になる『恨の鬼』を生み出すと、炭治郎を逆に捕縛し締め付けるのでした。すかさず玄弥が飛び掛かり炭治郎を捕縛する恨の鬼の腕にしがみつき引き剥がそうとすると、禰󠄀豆子が爆血で恨の鬼を燃やします。

恨の鬼が爆血で怯んだ隙に玄弥が鬼の腕を引き千切り炭治郎が解放されると、炭治郎と鬼は崖から転落

落下の衝撃で炭治郎が倒れている隙に恨の鬼は立ち上がると、近くに刀匠の匂いを嗅ぎとり、炭治郎の日輪刀を頸に食い込ませたまま林の向こうに居た刀匠を食べようと走り出します。すぐに目を覚まして鬼を追いかける炭治郎でしたが、突然目の前に刀が飛んでくると崖の上から時透無一郎が現れ「使え」と一言(無一郎は可楽の突風で分断された先で上弦の伍『玉壺』と戦闘し勝利)

無一郎の無事を喜ぶ炭治郎ですが、既に夜明けが近いと叫ぶ無一郎。

無一郎が投げ渡したのは絡繰人形『縁壱零式』の中に隠されていた刀で、鋼鐵塚蛍が研いでいたもの。

炭治郎は刀を拾うと爆速的な踏み込みで恨の鬼に接近し横薙ぎの太刀筋『円舞一閃』で頸を撥ねるのでした。

しかし、炭治郎が斬ったのは本体が生み出した擬態であり、本体は斬った鬼の心臓部に隠れていました。そのため目を離した隙に本体は頸を失った恨の鬼の体を操って刀匠を襲っており、一方で夜明けが始まり徐々に陽光がさしてきます。

炭治郎の許にやってきた禰󠄀豆子の身体が燃え始めると炭治郎が禰󠄀豆子に覆いかぶさり日の光から守りますが、背後では刀匠たちが鬼に襲われている状況。助けを求めるように周囲を見渡す炭治郎ですが玄弥も無一郎も崖の上におり、一番近いのは炭治郎のみ。しかし、禰󠄀豆子を守り抱えた状態では間に合わないと絶体絶命。

禰󠄀豆子と刀匠どちらを見捨てるか決断できないでいる炭治郎でしたが、禰󠄀豆子は炭治郎を鬼の方へ蹴り飛ばして笑顔で見送ると自分は陽光に晒され発火。禰󠄀豆子の覚悟を悟った炭治郎は涙を流しながら着地し走り出すと、恨の鬼の中に潜む本体『怯の鬼』の居場所を嗅ぎ分けます。

そして、鬼が刀匠を手に掛けようとする直前に鬼の手を斬り飛ばして両者の間に割り込むと「命をもって罪を償え」と咆哮。時瞬、半天狗の脳裏に人間時代の走馬灯が浮かび上がり死を直感すると炭治郎が怯の鬼を両断し半天狗は消滅するのでした。

同時刻、蜜璃と戦っていた憎珀天も消滅し半天狗は死亡します。

なお、禰󠄀豆子は太陽を克服したため生存。

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半天狗のまとめ

  1. 半天狗は額に大きなコブと角を生やした老人風の鬼で舌に『怯』がある
  2. 半天狗の声優『古川登志夫』さん
  3. 人間時代からの嘘つきで自分の都合のいいように事実や解釈を捻じ曲げる歪んだ思考の持ち主
  4. 奉行所で全ての嘘と罪を暴かれた末に打ち首の刑になるが無惨により鬼となり御奉行を殺害
  5. 血鬼術は斬られるたびに異なる能力を持つ分裂体を生み出す『分裂能力』で、追い詰められるほど若く強い分裂体を生み出すが、分裂体からの分裂は戦闘力が落ちていく
  6. 本体は鼠程度の大きさの『怯の鬼』で、窮地には半天狗の擬態『恨の鬼』を生み出す
  7. 自身の若い頃の姿喜怒哀楽の四体の鬼が主力で、四体の集合体『憎珀天』が最強で最も若い
  8. 半天狗は刀鍛冶の里に玉壺と共に潜入し、時透無一郎と竈門兄妹と対峙
  9. 時透無一郎を分断した後は、竈門兄妹、不死川玄弥の三名と交戦
  10. 最終的に甘露寺蜜璃、竈門兄妹、不死川玄弥の四名と総力戦の末に炭治郎に頸を斬られて死亡
  11. 頸を撥ねられる刹那、自身の人間時代の走馬灯を見る

分裂体を生み出す血鬼術により若い頃の姿を模した喜怒哀楽の鬼とそれを吸収した最強の鬼『憎珀天』が厄介な半天狗。

本体の『怯の鬼』は戦闘能力を持たないものの逃げ足が速く、分裂体の鬼が本体を守るので非常に倒しづらい鬼でしたが、炭治郎は総力戦の末に勝利しました。

声優はピッコロやエースで有名な古川登志夫さんですが、老人の半天狗、若い頃の半天狗、そしてイケメンとなった憎珀天を一人どう演じるのか楽しみですね。

余談ですが、半天狗は十二鬼月の中では人間の頃から真っ当な悪人というのも逆に新鮮です。

 

 









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