【チェンソーマン】パワーの死亡と最期は何巻何話?再登場や復活の可能性はある?

ポチタにデンジを助けて欲しいと頼まれるパワー チェンソーマン

漫画『チェンソーマン』に登場するパワーは、10代と思しき女性の死体に憑依した血の悪魔の魔人です。

尊大にかまえる姿が特徴的なパワーですが、次第に早川家に馴染んでいくと手のかかる妹のような存在に落ち着きました。

パワーは正体を現したマキマによって殺害されてしまいますが、いったいどのようま最期を迎えたのでしょうか。

今回はパワーの死亡・復活・最期についてご紹介したいと思います。

この記事で紹介する内容は?
  • パワーの死亡と最期は何巻何話?
  • パワーの死亡・復活・最期
  • パワーの再登場について
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パワーの死亡・復活・最期は何巻何話?

デンジに「血の悪魔を探しにいけ」と契約するパワー

引用元:藤本タツキ『チェンソーマン』 出版:集英社

パワーの死亡・復活・最期はそれぞれ、

  1. 単行本10巻81話『おてて』:パワーの死亡
  2. 単行本11巻90話『超パワー』:パワーの復活
  3. 単行本11巻91話『パワー・パワー・パワー』:パワーの最期

に収録されています。

パワーの死亡

パワーの死亡は突然描かれました。

銃の魔人(早川アキ)死亡後、デンジはアキの遺言で貯金の半分を受け取ることになり、そのお金でアパートを借りてパワーとニャーコの二人と一匹で暮らし始めましたが、アキを手にかけた罪悪感と喪失感で精神が参っていました。

そんな折にデンジは偶然マキマと出会い彼女の自宅に招待されると、自分が馬鹿なせいでアキを死なせる結果になったことを悔やみ、ならば頭の良いマキマの言うことを黙って聞くだけの飼い犬になりたいという願望を口にします。

そして、マキマの飼い犬になったデンジは『これが俺の正解な気がする』と安らぎに身を任せるのです。

しかし、突然チャイムが鳴ると、マキマはパワーを自宅に呼んでいたと話します。

なぜパワーを呼んだのか訊ねるとマキマは犬は考えごとをしてはいけないと躾け、玄関先までデンジを誘導。

すると、玄関先でマキマは「デンジ君がドア開けて。私がパワーちゃん殺すから」と発言したためデンジは脳内処理が追いつかず「なんて言いましたマキマさん?あれっ?冗談?マキマさん?」と同様を隠せませんでしたが、マキマは何も考えず自分を信じてドアを開けるように催促するのです。

デンジは不安を押し殺しつつもおもむろにドアノブに手をかけると、ドアを開ければパワーが笑ってクラッカーを鳴らしケーキを持っている──と予測しつつ、明日は自分の誕生日であることを思い出します。

そして、思い切ってドアを開けると予想通り廊下にはバースデーケーキを持ったパワーが待っており、パワーはデンジの名前を呼びますが──次の瞬間マキマが指先をパワーに向けて「ぱん」と言い放つとパワーの胴体は大きな風穴が開き殺害されてしまうのでした(マキマは銃の悪魔の力を使用しパワーの鎖骨から胴回りにかけての上半身が吹き飛ばした模様)。

デンジは呆然としたままマキマ、そしてパワーの残骸へと視線を落とすと、マキマはデンジの手を握って家に戻ります。

デンジは冷や汗を浮かべつつ「夢?マキマさ…マキマさん、これユメ?」と現実を受け入れられない様子でしたが、ここでマキマは笑いをこらえきれずに吹き出すと全てを打ち明ける・・・・・・・・のでした。

パワーの殺害はあまりにも突然に行われました。


パワーの復活

デンジとポチタの契約は「デンジの夢を私にも見せてくれ(=デンジが憧れた普通の生活を送ること)」ですが、マキマはその契約を破棄させるためにデンジを一度幸せにしてから絶望へ突き落としました。

そのため、デンジとの契約が破棄された瞬間に本物のチェンソーマンが出現。マキマは計画通りチェンソーマンを支配するために戦いを挑みますが、やはり本物のチェンソーマンは最強でした。

しかし、マキマはチェンソーマンを弱体化させるために大勢の前で銃の悪魔(早川アキ)を討伐させて人間のヒーローに担ぎ上げており、人間がチェンソーマンへ抱く恐怖心を徐々に薄れさせていきました。

結果、ついにマキマの戦力でもチェンソーマンに致命傷を与えられるまでチェンソーマンは弱体化してしまったのです。

しかし、致命傷を負って倒れるチェンソーマンの血液の中でパワーが目を覚ますと、傍らにポチタが登場。実は刺客編後、パワーが闇の悪魔に覚えていた際にデンジに血を呑ませており、今のパワーの正体はデンジがその時に呑んだパワーの血液でした。

そして、ポチタはパワーに『血の悪魔と言えどこのままでは消えてしまう。しかし、強い悪魔の肉を食べれば悪魔は力を増やすことができるため、自分を食べて悪魔として復活してデンジを助けて欲しい』と頼むのです。

パワーはデンジは自分のバディであると宣言し、ポチタの願いを即了承。

すると、マキマが倒れたチェンソーマンに接近したところでパワーは魔人の姿で復活し血の刃でマキマおよびマキマが支配する公安職員たちをめった刺しにするのでした。

パワーvs.マキマ

復活したパワーは得意満面な面持ちで自身が最強であると誇示すると、無数の血の刃が雨のように降り注ぐ『サウザンドテラブラッドレイン』を放ちマキマを圧倒。

しかし、マキマがゾンビの悪魔を召喚すると周辺の遺体がゾンビとなり血の刃を無効化しパワーを襲撃。ゾンビに噛まれ、マキマの銃の悪魔の力を使用した銃撃を受けたパワーは早々に形勢逆転され負傷することに。

一方でマキマは確実に殺したはずのパワーが復活したことに疑問を抱き尋問をかけますが、パワーがチェンソーマンを抱えて逃走しようとしたところで追撃を放ちパワーはさらに負傷してしまいます。

完全に敵わないと悟ったパワーのテンションは駄々下がり涙目になりますが、マキマが大人しくチェンソーマンを渡せば殺さず飼ってあげると言えば、パワーは「実はワシがこやつを捕まえましたあ!」と恐ろしく速い変わり身で瀕死状態のチェンソーマンを突き出すのでした。

これにはポチタも愕然。

しかし、パワーはそのまま硬直し、これまでデンジと過ごした思い出が走馬灯のように流れると再びマキマに敵対して血の刃で攻撃。パワー本人も絶対勝てるはずもないマキマに逆らったことを不思議に思いますが、マキマが膝をついた隙を狙って再度逃走を図るとチェンソーマンを守りながら一心不乱に駆け抜けます。

命は平等に軽い──それはパワー自身にも当てはまる価値観であり、だからこそパワーは自分が他者が死のうとも悲しむことはありませんでしたが、どうしても初めてできた友達であるデンジが死ぬことは見過ごせなかったのです。

そして、マキマの支配を受けた公安職員との激戦の末、パワーはダストボックスへ逃げ込むのでした。


パワーの最期と契約

第1話のポチタの時のようにデンジは深層心理の世界で目を覚ますと、目の前にはパワーがいました。

パワーは腰高に助けにきたことを伝えますが、デンジは生気のない面持ちでパワーの助けを拒みます。

美味しい物は食べたし、女性と交流もできた、皆と一緒にゲームもしたし、パワーと一緒に眠ることもできた──借金地獄にいたあの頃の自分と比較すれば夢のような生活を送れたことに満足していました。

そして、デンジがこれ以上生きることを諦めたのはアキを失い、さらにはパワーさえも居なくなった心の傷が根底にあったからです。

パワーはデンジ向けて「イジけるくらいワシが恋しいか」と突っかかりますが、デンジは素直に恋しいと白状。

すると一拍置いて悪魔はこの世で死んでも地獄で蘇ることを話すと、自分も死ねば地獄で蘇るがその時は今のパワーという個体ではなくなっているため、もしも次にデンジと会うことはあれば敵として現れると予測します。

しかし、パワーは「血の悪魔を見つけに行け。見つけてどうにか仲良くなって血の悪魔をまたパワーに戻してくれ」と述べると、パワーを見つけることを条件に血を与える契約を交わしてデンジを復活させるのでした。

これによりパワーは完全に消滅しましたが、デンジは復活し対マキマに向けて万全を期すことができました。

パワーの再登場は未定

2022年7月からチェンソーマン第二部『学園編』は開始されましたが、既刊17巻時点でパワーおよび血の悪魔の再登場はありません。

デンジ自身が地獄へ行っていないため血の悪魔が地獄から現世にやってくるか、地獄の悪魔などの介入でデンジが地獄に行くしか血の悪魔を探す方法はありませんが、武器人間らが軒並み再登場しているので血の悪魔の登場も近いかもしれませんね。

デンジのトラウマとして刻まれている

第二部で登場した落下の悪魔。その能力は物理的・精神的に相手を落とす力であり、心が下に落ちるほど体は上へ落ちる仕組みです。

落下の悪魔の影響でネガティブな思考になるのが特徴であり、過去に心の傷を持つ者ほど悪魔の力で呼び起こされます。

そして、デンジは落下の悪魔と対峙した際にその力を受けて早川アキとパワーの死ぬ間際の姿を思い出して悲鳴をあげています。すると『心が下に落ちるほど体は上へ落ちる』と説明されている通り、たちまちデンジの心は下に沈み体は上へ落下していきました。

あっという間に浮遊したことからデンジにとって早川アキとパワーの死は心の傷の中でもかなり深くなっているようです。


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まとめ

パワーの死亡・復活・最期と再登場についてのまとめ

  • パワーはマキマに呼び出されたため、バースデーケーキを持ってデンジが待つマキマ宅を訪れたところマキマの銃の悪魔の力によって突然殺害される
  • パワーは生前デンジに自身の血を呑ませていたためデンジの中に血が残っており、ポチタと契約を交わして復活する
  • パワーはマキマからデンジを救出した後、自分の死後「デンジが血の悪魔を見つける」ことを条件に自身の血を与えてデンジを復活させ消滅する
  • チェンソーマン第二部での再登場は未定

魔人であるため倫理観はゼロに等しいパワーでしたが、早川家での生活を続けるうちに多少なりとも人間らしい感情が染みついたのか、最期は理屈ではなくデンジを友達として救出して消滅しました。

マキマがナユタとして次の個体で誕生しているように、デンジが血の悪魔を見つけたとしてそれは最早パワーではありませんが、最後に「またパワーに戻してくれ」と述べているところ何か元の人格に戻す方法があるのでしょうか。

第二部での再登場は今のところありませんが、仮に再登場してもパワーが憑依した肉体は無くなっているでしょうから別の人間に憑依して登場するか、血の悪魔そのものの姿で登場するかもしれませんね。

 

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