ゴッドバレー事件で壊滅したロックス海賊団の船長『ロックス』。
ロックスという名前の初出は単行本90巻907話のガープの台詞中ですが、エルバフ編の回想の中でロックスの本名や正体が明かされています。
今回はロックスの本名や妻子、デービー・ジョーンズとの関係をご紹介したいと思います。
ロックス・D・ジーベックの正体とデービー・ジョーンズの関係
ロックスの本名
引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社
第1159話にて、ロックス・D・ジーベックというのは《本名》を隠すための偽名であることが判明。本名は『デービー・D・ジーベック』でした。
ロックス曰く、伝説の海賊と呼ばれるデービー・D・ジョーンズを先祖に持つ一族は《闇の世界》にハバを利かせて今もまだ細々と生き長らえているらしく、ロックスもその一族の一人。
また、ロックスの故郷がゴッドバレーであることも判明しています。なお、先住民一掃大会がゴッドバレーに選ばれたのは偶然であるため、ゴッドバレーにロックス海賊団がやってきたのは世界政府にとって誤算でもありました。
ロックスの妻:エリス
引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社
第1162話にて、ロックスの妻の名前がエリスであることが判明しました。
元海賊であること・ロックスと結婚した年は不明ながら二人の間に子供を出産してことが作中で語られています。
一方で、ゴッドバレー事件の最中神の騎士団から逃げる際に「私だってもう立派なデービー一族」と発言していることから、ロックスと結婚し一族に入ったと推察されるため、純粋なデービー一族の血統ではない可能性も浮上。
元海賊だからか局面で「私が子供一人守れずあんたにすがりつく様な女なら、あんた私に惚れてないよね」と述べる気性の強さを持っています。
ロックスの子供:ティーチ
引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社
同1159話にて、ロックスの実の息子の名前がティーチと判明しました。
ゴッドバレー事件が起きた年(本編より38年前)から数えて二年前に誕生しており、ロックスはもちろんのこと、デービー一族の血を引いています。
妻子のその後
運命のゴッドバレー事件にて、ロックスの妻子はニキュニキュの実を食べたバーソロミュー・くまによって島内から脱出させられています。
なお、ゴッドバレー事件の最後に無事に島内に出た妻子の姿が一コマ描かれているので少なくともゴッドバレー事件でエリスが生存していることは分かっていますが、ワノ国編の回想で白ひげがティーチと出会った頃には既に故人の様子。
どのような生き方を送って来たのかは当時のティーチの出で立ちを見れば予想できそうですが、ニキュニキュの実で飛ばされた先が白ひげが立ち寄った島なのか、転々としてその島に辿り着いたのかは不明です。
デービー・ジョーンズとは?
引用元:尾田栄一郎『ONE PIECE』 出版:集英社
デービー・ジョーンズの初出は32巻306話。
フォクシー海賊団編(32巻305話~)で麦わらの一味とフォクシー海賊団が行った海賊のゲーム『デービーバックファイト』を作った人物とされており、このゲームはより優れた船乗りを手に入れる為の海賊が海賊を奪い合う手段です。
そして、ゲームに敗れた船員は『深海の海賊デービー・ジョーンズに誓って』速やかに敵の船長の忠実な部下になるというのがゲームのルールでした。
読者にはあまり評判のよくなかったフォクシー海賊団編ですが、ロックス海賊団は、船長のロックスが『デービーバックファイト』を行って海賊団からめぼしい船員をかき集めたことが判明しています(第1155話より)。
デービー・D・ジョーンズがかつての「世界の王」だった?
エルバフ編の回想(第1163話)では、デービー一族であるロックスを始末するためゴッドバレーに顕現したイムとロックスが交戦していますが、戦いの最中でロックスは『デービー・D・ジョーンズこそが…!!かつての世界の王の名だ!!!』と述べました。
しかし、イムがすかさず「あいつが王だった事など一瞬たりともない」と否定しているため、真相は不明。
また、ロックスはデービーの意志が受け継がれていつか約束を果たしに来ることをイムが恐れていると詰め寄っています。
「デービー・D・ジョーンズ」と「ジョイボーイ」は別人?
同じくロックスはイムに向けて「どっちが恐い!?デービー・D・ジョーンズ!!ジョイボーイ!!!」と発言しています。そのため、デービー・D・ジョーンズとジョイボーイが別人であることが窺えますが、新たな伏線として『デービーの意志』と『約束』が追加されました。
しかし、
- 『デービーの意志』と『Dの意志』は異なるものなのか
- 魚人島編の決着時に登場した海王類が言っていた『約束の時』とロックスが言った『デービーの約束』は別物なのか
- これまで登場したDの一族のDは『デービー・ジョーンズ』のDなのか
などなど、謎が渋滞しています。
まとめ
以上「ロックスの本名と妻子とデービー・ジョーンズの関係」の紹介でした。
ロックスの本名とデービー・ジョーンズの関係が判明しましたが、まさかフォクシー海賊団編で登場したデービー・ジョーンズが重要人物として再登場するとは予想外でした。
デービー・ジョーンズとジョイボーイは別人のように思われますが、Dの一族がデービー一族のDと同列なのか、Dの意志や約束といったキーワードがデービー一族のものと同一に捉えていいのかなど、謎は深まるばかりです。
一方で、間接的にロックスの妻子をゴッドバレーから助けたのはくまということになりますが、第一部の最後(61巻595話)でティーチは恩人の娘を倒したことに…。おそらく状況的にくまに救われたことは知りようがないので仕方ありませんが、くまが報われませんね…。
| 『ONE PIECE』のアニメを視聴できるのはこちら! | ||
![]() |
||








