漫画『黒子のバスケ』は、 2009年から2014年まで週刊少年ジャンプで連載されたスポーツ漫画です。
本編の最終回はウィンターカップの決勝戦で創設2年目の誠凛高校と前回王者洛山高校の戦いが描かれ、誠凛高校が優勝したところで終わっています。
では、WC優勝後はそれぞれどのようにして過ごしているのでしょうか。
今回は『黒子のバスケ』本編のその後についてご紹介したいと思います。
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黒子のバスケの最終回のその後
引用元: 藤巻忠俊『黒子のバスケ』 出版:集英社
黒子のバスケ本編は、前回王者洛山高校に106:105で誠凛高校が勝利。黒子が自分のバスケを証明し、赤司が黒子たちのバスケットを認めて握手を交わすという大団円で決着しています。
誠凛高校の優勝にともない、これまでに戦ったライバルやキセキの世代もリベンジに燃えて練習に身を入れるようになり、彼らの高校バスケはむしろこれから始まるといったニュアンスで幕引きとなりました。
黒子のバスケ:漫画版の最終回
漫画版の最終回は、WC優勝の少し先まで描かれています。
WCの試合後、試合中膝の怪我を気遣いセーブしていた力を解放し無理をしていた木吉はアレックスの勧めもありアメリカで手術をすることを決めると、誠凛高校バスケ部は送別会を開くことに。その後、ほどなくして木吉は二年生の見送りを受けてアメリカに渡りました。
練習のため体育館に一年生が集まったところに二年生が木吉の見送りから戻ってくると、リコは次の目標を『目標は前より高く』と二連覇を掲げ、いつも通り練習再開。
そんな中、黒子の姿が見えないため火神が捜索に駆り出されると、いつの間にか後ろに立っていた黒子に驚かされることに。黒子は、誕生日企画でキセキの世代と写真撮影した際の写真を桃井から受け取りに行って帰ってきたところだったらしく、火神は黒子を連れて体育館へ。
すると、視点は二人が立ち去った部室の黒子のロッカーに移ると、WC優勝時に撮影した誠凛高校バスケ部の写真と黒子がキセキの世代と撮影した写真のアップがあり、最後のコマは清々しい表情の黒子が描かれて終了となります。
黒子のバスケ:アニメ版の最終回
アニメ版の最終回は、後日談が加筆修正されています。
- 木吉の見送りシーン追加
- 桃井から写真を受け取る黒子
- 「番外編」の収録
いずれも本編では割愛されているシーンですが、短いながらもしっかりと補完。また、それぞれの高校のエピローグを描く「番外編」も収録されたので、原作よりも最終回感が増す良い改変となっています。
黒子のバスケ:番外編
本編の連載終了後に短期連載された『黒子のバスケ番外編』。
本作はWC終了後のそれぞれの高校のエピローグを描いた短編であり、海常高校・秀徳高校・桐皇学園高校・陽泉高校・洛山高校・正邦高校・霧崎第一高校の全7エピソード。
これらのエピソードは『黒子のバスケ EXTRA GAME』の前後編の巻末に収録されているほか、アニメ版最終回で描かれています。
海常高校のその後
引退し受験生となった3年生。そんな中、笠松と森山は志望校が一緒でありながら可愛い女の子がいるという理由で大学を選んだ森山が模試判定Bで、真面目に受験に挑んでいる笠松がC判定という結果に。また、その志望校が小堀のすべり止めと聞いてさらに傷が抉られた笠松は気分転換にバスケ部の様子を見にいくよう促されます。
しかし、真面目に部活に打ち込む黄瀬たちの姿を見た笠松は、すぐに体育館を去り勉強への意欲を高めるのでした。
秀徳高校のその後
3年生が引退した秀徳高校バスケ部の練習風景。高尾は、大坪・宮地・木村たち3年生の抜けた秀徳の戦力ダウンを悲観しますが、宮地の弟の宮地裕也が注意することに。宮地弟は兄に一歩及ばずベンチでしたが、主将に抜擢。来年の目標は兄を超えた結果の証明と豪語。
加えて、来年は木村の弟の入学や伸びしろのある一・二年、新一年生にも期待ができると諭します。一方で、大坪の「下」の子もバスケ部希望だと教えると高尾たちは興味津々に写メを見せてもらいますが、何と大坪の「下」というのは妹でありマネージャー志望。兄に似ていない美少女でした。
桐皇学園高校のその後
WC終了後から練習に復帰した青峰。それが嬉しくてマネージャーの桃井は鼻歌を歌っていましたが、部に顔を出すとさっそく青峰が練習に遅れると聞いてずっこけることに。しかし、新主将となった若松は桃井に命じて青峰が大事にしている「堀北マイ」の写真集を来なければ燃やすという内容のメールを送らせると、青峰は血相を変えて部に乗り込みます。
しかし、若松が「来りゃいいよ、やんなくていいから練習見とけ。そんで試合終盤火神に体力負けしやらしゃーねぇ、また前と同じ結果になるだけのこった」と軽く流すと、青峰は核心を突かれたように一瞬硬直するものの、すぐに上着を脱いで練習に参加します。
その様子を二階から見ていた今吉と諏佐は、なんだかんだ後輩が上手く回していることを見届けて一安心。練習風景を眺めながら受験の話をすると、諏佐が浪人を心配したところで今吉が裏口を勧めたところで終わります。
陽泉高校のその後
雪が積もる秋田。登校中の紫原と氷室は岡村と福井と遭遇。すでに引退した二人はともに東京の大学を志望する受験生であり、珍しく紫原は二人に合格祈願としてお菓子をおすそ分け。思いがけない好意に二人は嬉しそうな表情をしますが、校門で劉と邂逅したところ昨日の練習試合でてこずった罰として監督がランニングさせる気満々という悲報を聞いて絶望する紫原と氷室──。
洛山高校のその後
WCで誠凛高校に敗北した後日、三年生の引退式が執り行われた後、本日は練習もなく解散。実渕と根武谷と葉山は三人で下校中に引退式に黛が出席しなかったことに言及すると、場面は赤司に。赤司は校内で黛に声を掛けると、敬語で「今までおつかれさまでした」と労います。曰く、部活動の時は主将としての態度、普段はもうただの一年生と三年生ということで敬語を使用しているとのこと。
赤司が引退式について訊ねると黛は格式ばったことが苦手であり部に愛着もないという理由で出なかったと説明しますが、最後の一年は悪くなかったと打ち明けます。また、気恥ずかしさから卒業まではそっとしてほしいと頼むと、赤司はクスリと笑いながら首頷します──。
霧崎第一高校のその後
WC決勝戦の試合を観た後、霧崎第一高校はバスケ練習に身を入れるようになります。
部員は遂に花宮にも火がついたと勘繰りますが、花宮曰く「どんなに相手を苦しめられる卑劣な手段も、それを行う選手の基礎がしっかりしていないと最大の効果は得られない」という理由でこれまで以上に基礎を磨き上げる方針。もはや真面目なのか不真面目なのか分からないと心の中でツッコむ部員たちでした。
正邦高校のその後
WC終了後、引退して受験生になった3年生。正邦高校の主力は3年生であったため、彼らの引退後はキセキの世代がいるチームに勝てないのではないかと弱気になる津川でしたが、3年生は普通に考えてあんなバケモンには勝てないと言い放ち津川はショックを受けることに。
しかし、春日は「けど、DFだったらお前も負けてないよ。きっと一泡ふかせられる。そうすりゃ勝機もある」と津川のDF力を褒め、岩村は「ウチのバスケは才能より鍛錬だ。天才達に一泡ふかせる痛快さを見せてくれ」と津川にエールを送ります。
津川は3年生たちからエールを受けると自信を持ちますが、「先輩達も浪人がんばってください!」と返事をすると「うっせーわ!」とツッコまれるのでした。
黒子のバスケ:OVA
黒子のバスケのアニメ第3期BD&DVD第9巻に収録されている第75.5Q「最高のプレゼントです」。
時期はWCから数週間後。黒子の誕生日にキセキの世代で集まるという企画を立てる桃井は、全国に散らばるキセキの世代を東京に集めるため説得を頑張ります。一方で、黒子の誕生日を祝うために準備に取り掛かる誠凛高校バスケ部。
誕生日当日、黒子は約束の場所に行きキセキの世代と再会。桃井から手編みのマフラーをプレゼントされた黒子が喜ぶと、桃井はご満悦。なお、緑間からは本日の水瓶座のラッキーアイテムとしてヒヨコのキーホルダーを渡されています。
ストバスでは、黒子・青峰・赤司のチーム、黄瀬・緑間・紫原のチームに分かれて3ON3。桃井が主審を務めます。開幕から先手必勝で緑間が3Pを決めるギャグシーンから、青峰と黒子が拳を合わせる感動シーンまで盛りだくさんの試合内容。また、楽しかった頃の帝光中学を思い出して涙する桃井や、赤司が選手交代と称して桃井にも参加させる気遣いを見せるシーンもあります。夕方には本編最終回で撮影したキセキの世代の集合写真を撮影しており、後日できあがった写真を受け取る約束をします。
キセキの世代の他には迷子の氷室と高尾が遭遇するシーンや、二人が火神と合流し火神の部屋で誠凛高校バスケ部とともに黒子の誕生日を祝う飾り付けをするシーンもあり、氷室の謎料理回やアレックスのサービスシーンも。
夕暮れ時には、黒子はキセキの世代を連れて火神のマンションを訪れると、キセキの世代も誠凛高校バスケ部とともに黒子の誕生日パーティーに参加。仲間に誕生日を祝われて黒子の笑顔とともに幕引きとなります。
黒子のバスケ:EXTRA GAME
『黒子のバスケ EXTRA GAME』は、本編の連載終了後、2014年から『少年ジャンプNEXT!!』で短期連載されたアフターストーリー。
WC初優勝から翌年の夏、IH終わる頃に世界で圧倒的人気のストリートバスケットボールチーム・ジャバウォックが来日。時にはNBA選手をもきりきり舞いさせる実力を持つ彼らはいくつかのイベントの後に日本の大学生チームと親善試合をすることになりますが、チーム・スターキー(宮地(6番)、今吉(4番)、樋口(5番)、笠松(7番)、岡村(8番))に圧倒的点差をつけて勝利すると罵倒し唾を吐き捨てる始末。
見兼ねた相田景虎は一週間後にリベンジマッチを宣告すると、火神や黒子、日向に高尾に若松と「キセキの世代」を集めたチーム・ヴォーパルソーズを結成しジャバウォックと対戦することになります。
試合本編では、ナッシュ・ゴールド・Jrを中心とするチーム・ジャバウォックがキセキの世代を封殺していきますが、試合中にキセキの世代がそれぞれ覚醒を迎えると接戦に持ち込みギリギリで勝利することができました。
本編のエピローグには、アメリカでリハビリ中の木吉が登場。試合結果と写真を見ながら誰かと電話をしている描写。また、電話を切った後に帝光中学主将を務めた虹村も再登場すると、どうやら木吉が入院している病院に彼の父親も入院しているらしく、お見舞いに来たとのこと。
木吉とは仲が良いようで、木吉から渡されたタブレットでジャバウォックに勝利したヴォーパルソーズの写真に目を通すと、キセキの世代の面々の表情を見て「いい顔してやがら」と嬉しそうな表情。また、赤司とは連絡先を交換しているようで、今回の試合結果も本人から聞いたと述べています。
場面は日本に戻ると、誠凛高校やそれぞれの高校の練習風景が描かれて物語は終了となります。
アニメ版『黒子のバスケ EXTRA GAME』の最終回
『黒子のバスケ EXTRA GAME』は、2017年に『劇場版 黒子のバスケ LAST GAME』というタイトルで映画化しています。
漫画版との違いは試合会場が外ではなく館内に変わっているなど細かいところはありますが、基本的な展開は原作通り。しかし、大きく異なるのはジャバウォックに勝利した後のシナリオであり、変更点としては『火神大我の渡米』と『誠凛高校vsキセキの世代』の追加となります。
試合終了後、祝勝会をあげるヴォーパルソーズ。火神は祝勝会の席に誠凛高校バスケ部の面々を呼ぶとアメリカ行きの話を打ち明けることに。アレックスの紹介でアメリカの強豪校に勧誘された火神はアメリカに行ってNBAを目指したいと意思表明をします。黒子は、火神がアレックスから連絡を受けた際に隣にいたため予め内容は知っていましたが、火神の夢を応援する意志を固めていました。
誠凛高校バスケ部は、火神が悩んだ末に出した決断と分かり黒子同様に火神のアメリカ行きを応援。
そして、話を聞いていたキセキの世代は各々反応を示しますが、赤司はアメリカ行きを決意した火神への選別としてキセキの世代とチームを組み誠凛高校と試合をすることを提案。誠凛高校vsキセキの世代という夢の対決のジャンプボールで物語は終了となります。
また、エピローグでは空港で別れる火神と黒子のシーン、飛行機を見送るキセキの世代のシーンが描かれました。
そのため、アニメ版では火神が渡米したため誠凛高校はエース不在となります。
まとめ
黒子のバスケの最終回は、原作漫画以外にも多岐に渡り描かれています。
時系列でまとめると原作漫画→番外編→OVA→EXTRA GAME(LAST GAME)となり、黒子が二年生になったEXTRA GAMEが事実上最後の物語となります。
漫画版とアニメ版の大きな変更点は火神がアメリカに行くか行かないかであり、アニメ版では火神がアメリカに渡ったため誠凛高校バスケ部は大幅戦力ダウンとなりましたが、前年優勝校だけに新鋭が揃っている可能性もあるかもしれませんね。
ただ、火神がいなくなったので黒子のバスケの続編などはもう描かれないと思うと少し寂しいところです。
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黒子のバスケ
作者:藤巻忠俊 / 出版社:集英社
火神大我が入学先の誠凛高校バスケ部で出会ったのは、黒子テツヤという超地味な少年。存在感も無さ過ぎる黒子に幻滅する火神だったが、実は彼は「キセキの世代」と言われた伝説の最強チームのメンバーで…!?
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