【るろうに剣心】十本刀の強さランキング!最強と最弱のメンバーは誰?

十本刀終結 るろうに剣心

漫画『るろうに剣心』に登場する敵組織・十本刀。

十本刀は、政府要人を暗殺するために集められた特攻部隊ですが、女子供に負ける者もいれば、剣心をも上回る強さを持つ者も在籍しています。

では、十本刀の中で強さの序列をつけた場合、どのキャラクターが最強で最弱なのでしょうか。

今回は十本刀の強さランキング(※予想をご紹介したいと思います。


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十本刀の最強と最弱は誰?

十本刀は、志々雄真実が自ら選定し声を掛けて集めた10人の精鋭たちであり、各々が目的のためにその手腕を振るって「国盗り」に協力しています。

10人全てが志々雄に忠誠を誓っているわけではなく、主に明治政府に失望した者の集いであり、中には志々雄を慕う者・殺そうとする者・己の力量に自身を持つ者など思想はさまざまです。

十本刀はすべて異形であったり化け物と呼ばれる個人ですが、志々雄が認めた精鋭であるため全員が百戦錬磨の実力を持ちます。

十本刀のメンバー
 名前   二つ名 
佐渡島さどじま 方治ほうじ 百識ひゃくしきの方治」
瀬田せた 宗次郎そうじろう 天剣てんけんの宗次郎」
魚沼うおぬま 宇水うすい 盲剣もうけんの宇水」
悠久山ゆうきゅうざん 安慈あんじ 明王のみょうおう安慈」
沢下条さわげじょう ちょう 刀狩かたながりの張」
本条ほんじょう 鎌足かまたり 大鎌おおがまの鎌足」
刈羽かりわ 蝙也へんや 飛翔ひしょうの蝙也」
夷腕坊いわんぼう 丸鬼まりおにの夷腕坊」
不二ふじ 破軍はぐんおつ)の不二」
才槌さいづち 破軍はぐんこう)の才槌」

では、十本刀の中では誰が最弱で、誰が最強なのか見ていきましょう。


十本刀の強さランキング!

【第10位】才槌(さいづち)

破軍はぐん(甲こう)の才槌

引用元:和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社

第10位は、元文官の才槌(さいづち)老人。

体格は恵まれていないものの、軍略に精通した知力を持つ十本刀の軍師的存在です。実は志々雄の「国盗り」という目的を具体的に描いた人物であり、志々雄に与して軍略家としての能力を遺憾なく発揮させていました。

同じ文官の方治が参謀としての能力が優秀であるように、才槌は学者として秀でています。

一方で不二を従えてたった二人で最強最小の「軍(破軍)」を作った実績はあるものの、実戦においては軍略以外はほぼお荷物。白兵戦になれば戦力としては数えられないほど非力であるため、戦場で自ら闘う選択肢はありません。

才槌の能力は軍略と巧みな交渉術であるため、単体の強さ自体は十本刀最弱で間違いないでしょう。

【第9位】佐渡島 方治(さどじま ほうじ)

百識ひゃくしきの方治

引用元:和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社

第9位は、同じく元文官で志々雄の補佐役を務める佐渡島方治(さどじまほうじ)。

志々雄一派の頭脳を担当し、拠点の建築や手下たちの武器の手配など一大兵団を築き上げる実務能力の高さを持ちます。

戦闘面ではライフルを使用し、その命中精度は非常に高いと評価されています。「るろうに剣心 裏幕―炎を統べる―」では、動く相手の襟元のボタン跡を狙い命中させる腕前を披露していますが、残念ながら本編では実力を見られませんでした。

そのため、ライフルの腕前が剣心ら上位の剣客に通用するかどうか不明であり、また、自ら爪を剥いだ際には志々雄から「その指では十分な戦闘は無理だ」と言われているあたり、おそらくライフル(武器)が無ければ戦力外であることが推察できます。

そこらの有象無象と比較すれば闘いは慣れていると思われますが、十本刀の中では戦闘力は低いようです。


【第8位】刈羽 蝙也(かりわ へんや)

飛翔飛翔の蝙也

引用元:和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社

第8位は、自称風魔一族の末裔を謳う刈羽蝙也(かりわへんや)。

巻物で見た「空を飛ぶ術」を独自に追求した結果、極限までに体重を減らした痩身となったものの爆弾の爆風で空を自在に駆け回る戦法・飛空発破を会得しました。

相手の頭上を支配することで爆弾投下による爆撃や降下時に腕に巻き付けた剣で斬りつける二段構えの攻撃を得意としており、飛び上がることで物理的に相手の反撃を許しません。

一見最強の攻撃手段に思えますが、爆弾の爆風がなければ飛び上がれないこと、痩身により筋肉が少なく防御・耐久がかなり低いことが弱点。

逆に頭上を取られたり接近を許して反撃されるとほぼ無力であるため、実力的には十本刀の中では比較的非力なほうです。

なお、志々雄は蝙也の飛行能力に上空からの偵察と情報収集力を重視しているため、戦闘はおまけ。決戦後に陸軍斥候として活躍しているように、蝙也の能力は情勢を空から探るのにはこの上なく有能です。

【第7位】夷腕坊(いわんぼう)

丸鬼まりおにの夷腕坊

引用元:和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社

第7位は、志々雄や十本刀からバカと呼ばれる夷腕坊(いわんぼう)。

夷腕坊の正体は人形師一族の最後の末裔である機巧芸術家・外印が作る作品であり、作り物のカラクリですが、今回は「夷腕坊」単体の強さを評価したいと思います。

夷腕坊の表皮は衝撃吸収機巧によって衝撃を全て吸収する作りになっており、葵屋襲撃時には隠密御庭番衆出身の従業員4人の放つ飛び道具を全て表皮で受けてなお無傷で弾いています。また、戦闘時には指先に鉄製のサックをはめており、ゴムまりのように身体を丸めて突進する攻撃を披露し従業員4人相手に圧倒的強さを見せました。

一方で、他の十本刀が敗北するとすぐさま逃亡するなど見切りの速さはピカイチ。

中で操る外印の実力はさておいて、「夷腕坊」単体の強さはさすがに一人で葵屋の面々を相手取るには不利になると判断する程度の実力だと考えられます。

なお、人誅編の全力外印であれば沢下条張よりは強そうですね。


【第6位】本条 鎌足(ほんじょう かまたり)

大鎌おおがまの鎌足

引用元:和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社

第6位は、女性の外見を持つ男性で志々雄に心から慕う本条鎌足(ほんじょうかまたり)。

戦闘には巨大な鎖鎌を使用し、大鎌での振り抜きと鎖分銅による攻撃を得意とします。超重武器の弱点は振り下ろし時の隙ですが、鎖分銅を一緒に振り回すことで弱点を埋めており、大鎌と鎖分銅を高速で振り回す波状攻撃によって攻防一体の戦法を編み出しました。

武器の柄を破壊されても、柄は着脱式かつ二股の尖りがついているため、槍術に切り替えたり、先端部分の尖りで鎖分銅を拾って振り回す術を持ちます。鎖鎌使いの弱点を克服しつつ鎖分銅の一撃の破壊力は凄まじいものです。

一方で本人が十本刀最強の宗次郎には敵わないことを認めているため、実力は上位陣と大きく離れることは明白。

本編では操と薫の連携によってあっさりと倒されてしまうほか、北海道編では劍客兵器相手に張と共闘し善戦はしているものの実力的に劣っている描写が目立つため、強さは張以下と考えられます。

【第5位】沢下条 張(さわげじょう ちょう)

刀狩かたながりの張

引用元:和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社

第5位は、刀の収集家であり人斬りを好む剣客の沢下条張(さわげじょうちょう)。

新井赤空作の殺人奇剣を愛用し、相手を翻弄する蛇の如く変幻自在の太刀筋「大蛇」を決め技としており、その他にも多くの奇剣を体中に仕込んでいます。悪党らしく奇襲戦法を得意とし、時には人質を取ることにも躊躇はありません。

また、密偵としての能力は高く、決戦後は警視庁の密偵(斎藤の部下)として情報収集能力の高さを見せました。

一方で、剣心一行とアジトで決闘を行う際に方治が「敵も精鋭中の精鋭…このままぶつかれば、十本刀でも張と同等もしくはそれ以下の実力の者を確実に欠くことになります」と述べたことで、張の実力は十本刀内で平均程度あるいは一定の強さの基準として扱われていると思われます。

加えて続編北海道編では、化け物級の強さを持つ凍座白也と闘う剣心の化け物染みた強さを見た鎌足が「アンタよくあんなのと闘ったね」と述べると、張は「あんなのと知ってたら一目散で逃げてたわ」と引き気味に答えているため、剣心と互角以上に闘う宗次郎との実力差はかなり開いていると推察できます。

そのため、決闘に向けてアジトに残った三人と、葵屋襲撃に向かった戦力(張たち)とでは、明確に実力格差があるようです。


【第4位】不二(ふじ)

破軍はぐん(乙おつ)の不二

引用元:和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社

第4位は、大抵の建物を優に超える巨躯を持つ破軍・乙の不二(ふじ)。

不二は恵まれ過ぎた体格・・・・・・・・を持つことから化け物と恐れられており、かつては反則級の体躯を持つ故に一藩総出で討伐隊が組まれて命を狙われた過去を持ちます。結果的にその情報を得た才槌が強者を引き込むために志々雄に願い出て討伐隊を殲滅させたことで命を救われますが、不二は一人で討伐隊に勝つ能力は持ち合わせていたものの敵を斃す覚悟がなかったために立ち向かわなかったと言われています。

不二の実力は当時から一騎当千の強さを持ちますが、本当の化け物にならないためにも「人を殺める」という行為を頑なにしませんでした。しかし、才槌は洗脳に近い形で不二の心の枷を取り除き、最強の武人に育て上げたのです。

葵屋襲撃失敗の一報を受けた方治が「何故だ?不二まで含めたあの布陣で敗北など有り得ないはずなのに何故!?」と発言していることから、十本刀となった不二の強さは他の葵屋襲撃参加メンバーと一線を画すことが推察できます。

相手が作中最強の比古清十郎であったためあっさり敗北してしまいましたが、その最強の比古に剣術の基礎を褒められたり、わざわざ(峰打ちではあるものの)九頭龍閃を使用させたことから比古が技を披露するほどの強さだったことはうかがえます。

【第3位】悠久山 安慈(ゆうきゅうざん あんじ)

明王のみょうおう安慈

引用元:和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社

第3位は、和尚こと救世の道に生きる不動明王と呼ばれる悠久山安慈(ゆうきゅうざんあんじ)。

自らの手で救世を目指すと決めた破戒僧であり、救世に必要な力を得るために破壊の極意「二重の極み」を考案し会得。その技の威力は当たればほぼ一撃必殺の破壊力を生みます。

相楽左之助戦では二重の極みの応酬の果てに、左之助が土壇場で繰り出した「三重の極み」や、精神的に諭されて敗北してしまいましたが、闘いに倒れたわけではありません。志々雄が「安慈相手に闘って無傷で済む奴などまず間違いなくいねェし」と評価するように、安慈の二重の極みは武具を関係なく粉砕するため、全力の安慈と闘って無傷で済む人間はまずいないと思われます。

続編の北海道編では、全身に二重の極みを纏う「総身」という防御技を初出ししているため、左之助戦で見せた闘いが全てではないことが判明。

しかしながら、作中での全体評価では十本刀の二強は宗次郎と宇水と書かれているため、安慈は三番手となります。

北海道編で斎藤が招集をかけた十本刀の内、張・鎌足・蝙也に向けて「十本刀でも下の方・前座」と酷評しているのに対し、安慈と宗次郎に対しては「本命の猛者」と述べているため、安慈と宗次郎以下の十本刀とは実力がかなり開いているようです。

【第2位】魚沼 宇水(うおぬま うすい)

盲剣もうけんの宇水

引用元:和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社

第2位は、幕末期に志々雄に両眼を斬られて敗北した過去を持つ魚沼宇水(うおぬまうすい)。

かつて幕府側の対人斬り用に雇われていた眼力琉球武術を流派とする剣客ですが、志々雄に敗れ視力を失った後、異常聴覚の覚醒から「心眼」を会得しました。

心拍音や筋肉の音などあらゆる音を聞き取って相手の行動や心理を読み解く能力と、流派に伝わるローチンとティンベーの王系秘伝武術を併用した戦法を得意とし、十本刀の二強と呼ばれる高い実力にまで上り詰めました。

一方で、志々雄が「宇水は恐らく斎藤に負けるだろうが奴だって意地のひとつ賭けてそれなりの傷は負わせるはず」と低く見積もっていることから、宇水の実力は必死になってようやく斎藤に傷を負わせられる程度と解釈できます。

また、基本戦術しかない宇水が不治にどのようにして勝つのか、二重の極みで武具を破壊できる安慈相手にどのように立ち回るのかなど勝ち筋が想像できないため、本当に十本刀の二番手が宇水なのかは疑問が残るところです。

しかしながら、続編の北海道編では眼力琉球武術の最強の使い手に代々受け継がれる宝具「黄金玄武」をどういう理由か宇水は継承しなかったために斎藤に敗れたという事実が判明したため、宝具を継承していればまた違う結果が生まれていた可能性があります。

剣心が最高の逆刃刀を手にして存分に力を振るえるようになったように、宇水も宝具を受け継いでいれば実力の全てを発揮できていたのでしょうか。

【第1位】瀬田 宗次郎(せた そうじろう)

天剣てんけんの宗次郎

引用元:和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』 出版:集英社

第1位は、志々雄の片腕で名実ともに十本刀最強と言われる天才剣士の瀬田宗次郎(せたそうじろう)。

宗次郎は志々雄が維新志士の同胞に暗殺されかけて逃亡生活を送っていた頃に出会った一番最初の部下であり、闘いと「弱肉強食の信念」を擦り込んで創り上げた最強の修羅です。

志々雄に「天賦の才」を持つと言われており、我流にも関わらず初登場時点ではすでに緋村剣心・・・・(≠緋村抜刀斎)よりも実力はかなり高く、先天的に持ち合わせる剣心に匹敵する剣才・感情欠落によって剣気がないため行動が読まれにくく剣筋に迷いがない・神速を上回る超神速の脚力──すなわち「天剣・感情欠落・縮地」の三つの能力を備える最強の剣客と言われています。

作中でも「速さ」の一点においては飛天御剣流を凌ぐと剣心が感嘆しており(※ただし剣心の感想であるため比古の飛天御剣流も該当するのかは不明)、作中初めて剣心の背中に傷を与えた人物でもあります。

剣心との決闘では感情に異変をきたして錯乱状態となったため破れてしまいましたが、平常であれば奥義を極めた剣心との闘いはさらに長引いていたことでしょう。


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まとめ

十本刀の強さランキングのまとめ

  • 【第1位】瀬田 宗次郎(せた そうじろう)
  • 【第2位】魚沼 宇水(うおぬま うすい)
  • 【第3位】悠久山 安慈(ゆうきゅうざん あんじ)
  • 【第4位】不二(ふじ)
  • 【第5位】沢下条 張(さわげじょう ちょう)
  • 【第6位】本条 鎌足(ほんじょう かまたり)
  • 【第7位】夷腕坊(いわんぼう)
  • 【第8位】刈羽 蝙也(かりわ へんや)
  • 【第9位】佐渡島 方治(さどじま ほうじ)
  • 【第10位】才槌(さいづち)

十本刀の強さ序列はおおかた志々雄や方治の評価通りです。

ただ一人、宇水の強さに関してだけ否定的な意見が多く、公式設定ではなく読者の見解としてはどうしても宇水が安慈や不二より強いと思えないのが実情です。

おそらく、他の十本刀の面々は殺意の無い相手との闘いが描かれたのに引き換え、宇水が相手にするのは悪・即・斬を信念に持つ斎藤です。本気で殺しにかかってくる斎藤が相手だったため、幕末期のように一瞬の油断で決着がついてしまったように思えます。

とはいえ、あの武具でどうやって不二に勝つのかは疑問ですが、実力的には宇水は宗次郎に次ぐ強さを持っているのは間違いないのでしょう。

宗次郎・宇水・安慈・不二は十本刀の中でも別格だと思われます。


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るろうに剣心 裏幕―炎を統べる―

るろうに剣心 裏幕―炎を統べる―

作者:和月伸宏
小説:黒碕薫
出版社:集英社

 

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