漫画『ラーメン赤猫』の新キャラクター・山郷ゆず。
第一印象は真面目で人を寄せ付けない雰囲気を醸していましたが、徐々に赤猫スタッフと打ち明けていくとあっという間に正社員に登用され、今では赤猫に欠かせないキャラクターとなっています。
では、ゆずはどのような猫なのでしょうか。
今回は山郷ゆずについてご紹介したいと思います。
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山郷ゆずのプロフィール
引用元:アンギャマン『ラーメン赤猫』 出版:集英社
山郷ゆずは、ラーメン赤猫にやってきた7匹目の正規メンバーであり、描種はシャムに近い毛並み模様。
但馬曰く「客商売に向いてない猫」であり、本人も笑顔は苦手。真面目すぎる性格は長所であり短所であるものの、頭の良さで仕事はそつなくこなすことができます。
初回は赤猫の労働環境の見学に訪れた転職希望者であり、飲食店は初めて。猫が働く場としては赤猫以上の環境はないと太鼓判を押されて試験運用することになりました。
元々前の職場の就職時に毛を落とさない技をある程度習得していましたが、今回赤猫に転職するにあたり丑満丸のところでさらに技を磨き上げています。ブラシは苦手であ、一日に二度風呂に入ることで抜け毛をケア。
休憩中のまかないも慣れないものを食べるとお腹を壊すことを危惧し、弁当を持参。好物はクリシュナと同じくスイカです。
名前の由来はパパ(人間)がゆずポン酢が好きだから「ポン酢」にしようとしたところ、ママ(人間)がそれでは可愛くないと「ゆず」に変えました。子猫時代は名前に関心がなかったものの、今思えば調味料の名前にならずに済んでほっとしている模様。
現在では赤猫メンバーにすっかり馴染んでいます。
山郷ゆずの初登場回は何話?
第105杯目で従業員候補として但馬と丑満丸のところで訓練をしている後ろ姿が初登場であり、正式な登場は第110杯目『見てからで』(単行本10巻収録相当)からです。
山郷ゆずの前職
ゆずの前職の職業名は明かされていませんが、行政に近い公益法人で働いていました。
第126杯目で少し描かれた前職の風景として窓際に立って案内札を渡す仕事をしていたことが判明していますが、ゆず曰くマスコット的にただ立っていることがほとんどで役に立っている実感はあまりなかったようです。
なお、本人も直接理由を聞いたわけではありませんが、猫であるせいか書類にはあまり触らせてもらえなかったと述べています。
そのせいか、赤猫ではレジ係に配属されたことでちゃんと店の仕事に関われているという実感を持ち嬉しく思っています。
山郷ゆずの家庭事情
ゆずは子猫の頃から人間に飼われています。
飼い猫であるためかなり甘やかされて育ったようですが、実情は共働きの人間のパパママは家を空けがちであったため、寂しく留守番して一人でご飯を食べることが多かった様子。その反動か、赤猫スタッフと一緒に食べる食事は新鮮であり、一層美味しく感じられたようです。
ブラシが苦手な理由もパパママが忙しさからあまり構ってやれず、ブラシをかけに際して「忙しい、忙しい、じっとしてすぐ済まそうね」と口ずさんでいたことから良いイメージを持っていないことが原因。そのため、風呂に入った後はトゲトゲのマットを壁に貼って自分で背中をケアしています。
人に関わることがあまり好きではない印象を受ける一方で、丑満丸には「強い自立心がある」と評価されており、本人も働くにあたって役割を求めるタイプ。
現在は赤猫の近くに部屋を借りて一人暮らしをしていることが判明していますが、就労の際にすでに自立していたのかは不明。パパママと呼ばれる飼い主との関係性についてはまだ掘り下げられていません。
山郷ゆずの動向
ゆずの課題は「接客スキル」であり、笑顔の苦手なゆずにとってただニコニコしているだけでも表情筋が釣りそうなほどに大変な作業でした。
また、前職ではほぼ何もさせてもらえなかったせいか筋力が少なく、一日中立っているのもやっとのこと。配膳するほどの筋力を身に付けていなかったことから、グラスを落として割ってしまうという失態を犯し悔しさで涙することもありました。
一方で、赤猫スタッフの猫たちが当たり前のように前足を人間の手のように使い食事する様子を見て向上心を持つなど、自立に向けた意識は猫一倍強く、失敗をバネに徐々に仕事に慣れて成長していきました。
指導係はジュエルであり、ジュエルも赤猫加入時の過酷さを経験しているため、ゆずに見合ったペースで仕事を与えてスキルアップに貢献。ゆずは仕事の合間に意欲的に筋トレを始めており、一つ一つできることを増やしていっています。
出勤を重ねる内に赤猫スタッフと親交を深めると、女性メンバーから「ゆず(さん、ちゃん)」と呼ばれるようになり、次第にゆずの方からも日常会話に参加。
ブラシに関しても皆の説得を経て珠子のブラシを経験し、慣れない刺激に戸惑いながらも満更でもない様子を見せ、以降は珠子のお世話になっています(好みは人間の衣服用のブラシ)。
なお、ママ(人間)が猫アイドル「らぶぴぴ」を好きで一緒によく見ていたこともあり、ハナの正体が「らぶぴぴ」と知った際には尊敬のまなざしを向けています。
経理部レジ係担当
初めての飲食店の業務に悪戦苦闘するゆずですが、文字や数字は得意であったため、事務作業では才能を発揮。
ハナ曰くゆずは早く役割が欲しいタイプであるらしく、筋力がないためホール業務はまだ時間がかかるのなら頭の良さを生かしてレジ係専属にしてみてはどうかと提案したところ、佐々木はゆずをレジ係に登用します。
すると、ゆずはすぐにレジ操作を覚えて戦力になるばかりか、新人猫を店の出入口に置くことでお客さんへの紹介も兼ねて一石二鳥の効果を生むことに。また、レジ投入にあたりハナから「笑顔が苦手でもゆずにしかない丁寧で誠意が伝わる接客」を学んだため、お客さんの評判は上々でした。
なお、ラーメン赤猫の『経理部レジ係』という役職はゆずが自己紹介の際に述べたもので、赤猫の正式な役職名であるのかは不明。
テトラとの相性はよい
ジュエルが法的人格の試験に出向いた当日、同行する佐々木を含めて赤猫は二匹の欠員を出してしまいます。
そこで応援に駆け付けたのがテトラであり、ハナはゆずとテトラを二人一組にして接客に回すのでした。
愛想のよいテトラが接客先導を行い、タブレットを難なく扱えるゆずが注文取りとサポート。この頃には仕事の優先度を理解しているためか、テトラが指示を煽るとゆずが次の仕事を見つけて的確に指示し作業に入る──といった具合で仕事をこなしていきました。
今回が初対面の二人でしたが相性がいいのか息はぴったり。二人の働きぶりを見ていた珠子とハナは「案外いいコンビ」と評しました。
ちなみに、テトラが応援にきた回にて昼休憩中にゆずが鴨の缶詰を食べようとしたところ、テトラが「おんなじ鴨ならブンゾーのスープの方が百倍おいしーよ」と勧めたことでゆずも赤猫の賄を食べるようになり、以降は晩御飯も赤猫で頂いています。
正社員雇用
第125杯目では、ゆずが赤猫スタッフと打ち解け合い、賄も一緒に頂くようになった頃合いを見て、佐々木は正社員雇用について切り出しています。
そして、佐々木が「試験期間終了して…正社員として雇用手続き進めてもいいかな?」と話を持ち掛けると、ゆずは「もちろんです」と笑顔で返答しラーメン赤猫の正社員となりました。
ゆずの正社員雇用が決まると一同は歓喜。また、ゆずのことを気にかけていた但馬に報告するためオンライン会議ツールで繋げると、ゆずは但馬と対面。但馬は「真面目なのはアンタの良いところだけどね、いつもそれじゃ疲れちまう。力の抜き方を教えてもらいな」とアドバイスし、ゆずの正社員雇用を祝福しました。
まとめ
山郷ゆずについてのまとめ
- 山郷ゆずのプロフィール
- ラーメン赤猫の7匹目の正規メンバー
- 性別は雌、描種はシャム、話し言葉は敬語調、子猫の頃から飼い猫
- 頭が良く文字や計算が得意
- 笑顔が苦手で客商売には向いていない
- 前職は行政に近い公益法人に勤めていた
- 初登場は第110杯目『見てからで』(単行本10巻収録相当)
- 山郷ゆずの動向
- 試験期間として赤猫で勤務することになる
- 指導係はジュエル
- 初勤務はホール業務のサポートだが、一日中立つだけでも辛く、配膳する筋力もないため悲鳴を上げる
- 失敗をバネに意欲的に筋トレを始めて徐々に仕事を覚えている段階
- 頭の良さからレジ係に配属され、レジをマスターし経理部レジ係担当に就く
- 繫忙期や人手が足りない日はホール業務を手伝う
- テトラとの相性が良く、「いいコンビ」と言われる
- 第125杯目で正社員として雇用される
新猫であるため最初は遠慮がちで距離感があったゆずですが、働く意欲と仕事を覚える向上心は高かったことからハナの眼鏡にもかない、めきめきと成長していきました。
レジ係に配属されたゆずは役割を与えられたことで店の役に立つ実感を持ち、次第に緊張も解けると赤猫の皆と親睦を深めることができました。
現在もまだホールが完璧ではありませんが、一連の仕事は覚えているようで、サポートとしては一人前。
ただ、ゆずが一人暮らししている理由はまだ描かれていないため、今後の掘り下げに注目です。
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