漫画『ラーメン赤猫』の新規メンバー・ジュエルは、社交性の高い向上心溢れた猫です。
ジュエルの目標は恩人であるホストに再会するために猫のホストになって有名になって気づいてもらうというものですが、果たして恩人のホストと無事再会できるのでしょうか。
今回はジュエルの過去やホストとの再会についてご紹介したいと思います。
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ジュエルとは
引用元:アンギャマン『ラーメン赤猫』 出版:集英社
ジュエルは長毛種の猫でラーメン赤猫の6匹目の正規メンバー。
丑満丸の訓練を経てラーメン赤猫を紹介され新年の開店時に加入しており、店舗では接客を担当しハナの指導を受けて日々精進。雇用時はラーメンを運ぶ筋力すらなく、長時間の二足歩行も体力的に厳しいものでしたが、持ち前の根性で夜な夜な鍛錬を積むことで目覚ましい成長を見せています。
夢は『猫のホストクラブを経営してっぺんを取ること』であり、自身の恩人であるホストの影響か口調や身のこなしがチャラいホスト系。語尾は「~スね」や「でぃえす」が多い。また、手作りの名刺をエプロン裏の私物入れに常備しており、『10L』と書いてジュエルと読む。文蔵に差し出した際に「10リットル…?」と読み間違えられたため慌てて訂正しています。
働く意欲は誰よりも高くテンションも高め。社交的で珠子ともすぐに打ち解けており、赤猫ではサブと同部屋。そのせいか、サブとは一番仲が良い様子。
毛を落とさない技術を修得した早さはサブ以来であり、技術精度は文蔵にも引けを取りません。丑満丸からは「意志の強さのあらわれ」と太鼓判を押されています。
雪国生まれであるため寒さには強く、観察眼もピカイチ。怖いモノは、轢かれそうになったり泥をかけられた経験から車が苦手で酔いやすいとのこと。
BARラットのママとは似た者同士なのか気が合う模様。
ジュエルの初登場
ジュエルの初登場は単行本4巻・第41杯目「桃李成蹊」になります。
アニメ第一期放送範囲は単行本1巻~3巻の第29杯目であるため、ジュエルの登場まで一巻相当の話数を挟むことになります。
アニメ第一期のエンディングにて後ろ姿のみ登場しているため、仮にアニメ第二期が放送されればジュエルの赤猫入りが描かれると思われます。
ジュエルの過去
ジュエルは元々野生の猫ですが、人間の子供たちに可愛がられてご飯を貰っていました。
しかし、子供たちは猫を飼えないマンションに住んでいたため、基本的に外で寝泊まりする半飼い猫状態でした。
半飼い猫状態の中、特に可愛がってくれたのがホストをしている人間であり、美味しいご飯を与え、冬の寒い日にはこっそりと家に入れて暖かい寝床を提供してくれました。
一方で、ホストの住居は仕事で借りている先輩とのルームシェアであったため、猫を連れ込んだことで先輩とモメていたことから、彼が猫を飼うことは生活上難しかったとジュエルが語っています。
そしてある日、ホストはジュエルの前から突然と姿を晦ますことに。
ホストはいなくなる前にジュエルに別れの挨拶をしにきたそうですが、当時のジュエルはまだ人間の言葉を理解できていなかったため、ホストがなぜいなくなったのか理解できず捜し回ったところ、迷子になり保護猫団体に保護されたのです。
ジュエルがホストを目指す理由
ジュエルがホストを目指すのは野良猫時代に可愛がってくれた恩人のホストに会うためです。
自分もホストになって有名になればいつかまた会えるのではないか・自分に気づいてくれるのではないかと思い猫のホストクラブを作ろうと思い立ち、保護された先でホストになりたいと願ったところ、色々と人に助けられてラーメン赤猫を紹介された形になります。
また、ジュエルが働く気になったのはホストの人に「ホストになったらてっぺん取れる」と言われたからであり、ラーメン赤猫に来たのはホストクラブ経営に向けた接客業を学ぶためです。
ジュエルの現在
ラーメン赤猫スタッフになって初日から接客スキル(笑顔や活舌といった接客スキル)は合格であるものの、長時間の二足歩行と配膳の筋力作り、仕事を覚える期間は見習いとしてハナの補佐に入り技術を学びました。
全体的な流れを把握し筋力がついた頃からはハナの補佐を離れて接客を任されるようになり、佐々木の指導も終えて一人前の接客係に。
ホストクラブ経営に向けて佐々木からは経営に必要な教材や法的人格取得に向けた試験勉強に励むこと煽られており、空いた時間は筋トレや勉強(経営学や漢字の書き取りなど)に没頭。赤猫スタッフ一同もジュエルの夢を応援しており、ジュエルにとって必要な経験になることがあれば仕事中であっても勉強になるという名目で送りだすなど協力的に動いています。
法的人的取得に向けて弁護士の寺田みきおの世話になっており、BARラットのママからは酒のことを学ぶなど意欲的に勉強。
法的人格申請書を提出した一年目は試験を受けられませんでしたが、二年目のゴールデンウイーク頃には赤猫スタッフの主力として機転も効き持ち帰り用のギョウザ注文時のレジ係にも採用され、一年以上の就労証明を経て法的人格権の認定試験に申請し試験許可を得ました。
なお、仮に法的人格を取得した後も風営法の営業許可や食品衛生責任者の講習など、必要な資格の取得が山ほどまっているため、ジュエルの夢を叶えるまでにはまだまだ時間が掛かりそうです。
新メンバー・山郷ゆず加入後は、ゆずの教育係を担当し面倒を見ていましたが、ゆずが先にレジをマスターしたため対抗心を燃やすことも。
ホストの所在判明
第119杯目にて、佐々木がホストの所在を見つけており、ジュエルの恩人はホストを辞めて地元に帰っていることが判明しました。
そのため、本来であればジュエルのサプライズとして再会させてあげたかった佐々木でしたが、このままではジュエルがホストになる意味がないという事情から切り出すタイミングを計っていました。
また、ホストは地元に帰った後にジュエルのことを相当捜し回っていたようで、彼を捜している途中で保護されたジュエルとは行き違いになった模様。
一方で、法的人格取得前に再会させるとジュエルのモチベーションがなくなると不安視する佐々木はどのように切り出すべきか文蔵に相談しますが、文蔵は「ジュエルにとって恩人に会うことは一番の目的」であると悩んだ末に一番仲の良いサブに意見を求めたところ、サブが「その人に会うのも試験を受けるのもジュエルが決めること」と述べたためジュエルにホストの所在を教えることにしました。
ホストの所在を知ったジュエルは驚愕しますが、喜びよりも自分がまだ何一つ達成していない自覚から戸惑いを抱き会いに行くべきか悩むものの、佐々木はジュエルの頑張りを認めた上で「目的と手段を間違えてはいけない、大切なのはジュエルが会いたいかどうか」と諭し、ジュエルはホストに会いにいくことを決意しました。
第120杯目では、ホストに会うために翌日から休暇を取らされると、弓頭の運転で陸路を使い20時間かけて移動しホストがいる地元へ向かい再会を果たし、第121杯目に赤猫に帰還。
無事に恩人のホストと再会できたことを赤猫スタッフに報告しました。
ジュエルとホストの再会
恩人のホストはすっかりイメージが変わっており、現在は酪農家(あるいは畜産業)に携わっているようです。
当時、ホストを辞めた後で動物愛護団体にジュエルのことを尋ね回り、ジュエルが保護されている施設にも訪れていたようですが、団体が「無責任に外飼いしてた元ホスト」と判断していたため何も情報を与えられなかったとのこと。
今回は佐々木が間を取り持つことで連絡が取れるようになり、ジュエルはホストと再会できるようになったのです。
なお、地元に戻ったのはお酒で身体を壊したことと、ホストの世界についていけなかったことが理由でした。
再会した際には涙を流し抱き会い一緒に暮らすことを提案されましたが、彼が現在結婚し猫を4匹も飼っていることが判明するとジュエルは気を遣ってその場で返答できず一旦話を持ち帰ることに。
また、法的人格の試験日も控えていることもあり、目的が達成された今、ジュエルは自分がこれからどうしたいいのか答えを出せなくなりますが、赤猫で働きながらこれからのことを考えたいと申し出て以降もしばらく赤猫で働くことを表明します。
なお、いつものように元気いっぱいに振る舞うジュエルが空元気であることをサブと文蔵は見抜いており、ジュエルもしばらくは上の空状態でした。
ジュエルの新たな目標
法的人格取得に向けて模擬試験を行ったところ、クリシュナ曰くこままでは法的人格の試験がきびしいと評価されています。
ずっと目指していたことが突然やる必要がなくなったことへの喪失感などがジュエルの意欲を削いでいるとわかり、赤猫スタッフは「恩人を見つける」に代わるジュエルのやる気を引き出す新しい目標を考えますが、それを見つけるのはジュエル次第と結論が出たため、今はまだジュエルにガンガン仕事を振って忙しくさせることで喪失感を埋めることにしました。
しかし、仕事に身が入らず失敗が積み重なると接客からサポートに降格。また、腑抜け具合を見兼ねたサブと言い合いになり喧嘩に発展しますが、ジュエルは自分の体たらくを自覚しつつ「気持ちの切り替え方が分からない」と胸中を打ち明け、焦りから失敗に繋がったことを反省しました。
一方でピエトロ・マローリオ(常連の元イタリアンシェフ)がイタリアで孫娘と飼い猫の家庭料理店を開くにあたり、日本のパスポートを所持しかつ法的人格を持ち猫毛を落とさない技と接客を教えられる猫の求めて赤猫に相談を持ち掛けたところ、ジュエルは赤猫の代表の技術者派遣という形でイタリアに行くことを希望するのでした。
以降は目標ができたからか熱意がいままで以上に高まり接客に身が入るようになったようです。
イタリア出張に向けてまず法的人格取得試験を突破しパスポートを得る必要がありましたが、試験自体は気楽に済ましてきたようで後は結果待ち。
勉強の合間にイタリア語の勉強もしているらしく、ラーメン赤猫の代表として赴くからには安全と労働環境に気を配るほか、イタリアの猫に猫毛を落とさない技を指導するにあたり丑満丸に相談したりと忙しくしています。
ジュエルのイタリア行きは…?
ジュエルのイタリア行きは法的人格取得が条件ですので、2024年11月現在時点で試験の結果待ちとなります。
まとめ
ジュエルのプロフィールと過去、現在と恩人との再会のまとめ
- ジュエルのプロフィールと過去
- 長毛種の猫でラーメン赤猫の6匹目の正規メンバー
- 初登場は単行本4巻・第41杯目「桃李成蹊」
- 元々野生の猫で、マンション住まいの子供たちからよく餌を与えられていた
- 美味しい猫缶と寒い時には部屋に上げてくれたホストはジュエルの恩人
- ある日、突然ホストが姿を晦ますと、ジュエルはホストを捜して迷子になり保護猫団体に保護される
- 「ホストになって有名になればいつかまた会える」と考え、猫のホストクラブを作りてっぺんを取ることが目標になる
- 接客業を学ぶためにラーメン赤猫にやっててくる
- ジュエルの現在と恩人との再会
- 赤猫勤務初年度は法的人格申請書を提出しても却下される
- 一年以上の就労証明を経て法的人格権の認定試験に申請し試験資格を獲得
- 恩人のホストの所在が判明し再会を果たすが、所帯を持ち4匹もの猫を飼う恩人と一緒に住むことを提案され迷う
- 何も達成していない段階でホストとの再会を果たしたことで、目標を失いこれからどうするべきか迷う
- 「赤猫で働きながらこれからのことを考えたい」としてしばらく赤猫勤務を続ける
- 赤猫の代表の技術者派遣という形でイタリアに行くことが決まり、新たな目標が生まれる(※いずれにせよパスポート取得に法的人格を取得する必要がある)
- 法的人格試験を受けて後は結果待ちとなる
ラーメン赤猫の主力メンバーとなって活躍するジュエル。
念願の恩人のホストとの再会を果たすも、家庭と4匹の猫を飼っているという事実を知った後、ジュエルは恩人の変化を目の当たりにして気持ちの切り替えができない状態に陥りました。
しかし、思いもよらぬ縁からイタリアへの技術者派遣の話が浮上すると、ジュエルは志願し新たな目標を経て再び熱意を燃やすことになり、人格取得試験にも挑み後は結果待ちとなりました。
仮に人格取得試験を突破してもイタリア派遣まで準備に時間はかかりますが、いずれジュエルが赤猫をしばらく留守にすると思うと寂しさがありますね。
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ラーメン赤猫 作者:アンギャマン |
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