映画『8番出口』あらすじ・結末解説|プロローグから8番出口到達まで、物語の流れを紹介 | 漫アニぶろぐ

映画『8番出口』あらすじ・結末解説|プロローグから8番出口到達まで、物語の流れを紹介

8番出口アイキャッチ 映画

映画『8番出口』は、KOTAKE CREATEが開発したゲームソフト「8番出口」を題材にした実写映画。

地下鉄の無機質な地下通路をひとりの男が歩き続け出口を探す──。異変を見逃せば振り出しに戻るというループから脱出する物語であり、ゲーム本編で登場した異変と映画オリジナルの視覚的な恐怖とストーリー性を混在させた作品です。

今回は映画『8番出口』のネタバレと結末についてご紹介したいと思います。

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映画『8番出口』の作品と導入|結末のネタバレ

舞台は、蛍光灯の白い光に照らされた地下鉄の連絡通路。宣伝ポスターや案内板、自動販売機、曲がり角──などなど、一見どこにでもある風景ですが、二宮和也演じる迷う男が同じ区間を通ると何度もループし出られなくなるという展開です。

また、壁に掲示された案内に、次のような内容(ルール)が示されています。

  • 異変を見逃さないこと
  • 異変を見つけたら、すぐに引き返すこと
  • 異変がなければ、引き返さないこと
  • 8番出口から外に出ること

地下鉄の連絡通路の案内は、最初は0番から始まり、間違えなければ1番→2番→3番…と8番に辿り着く仕組み。しかし、異変を見落とせば番号は0番にリセットされ、スタート地点へと戻されてしまいます。

プロローグ

迷う男(二宮和也)が地下鉄に乗り込みイヤホンで音楽を聴いていると、同じ車両内にて、泣き止まない赤ん坊を抱えた母親に対し理不尽な怒りをぶつけている男の姿が。

周囲の人間は誰も口を挟まず、迷う男も視線を逸らして見て見ぬふり。

その後、迷う男は電車を降りて地下の連絡通路に入ると、恋人へ折り返し電話をかけます。蛍光灯の白い光、案内板、自動販売機、曲がり角──どこにでもある風景が続き、何気ない日常の一コマを進む傍ら、恋人から子供ができたことを報告され驚きを見せます。

二人は別れる予定だったらしく、迷う男はすぐに決断できない反面、恋人がいるという病院へ行こうと場所を聞き返すも、電波が悪くなり通信断。そんな中、通話に夢中になっていた迷う男は、ふと同じ通路を繰り返していることに気付くのでした。

何度も続く同じ通路、繰り返しすれ違う同じサラリーマン風の男性、同じ案内板。迷う男は、今起きている状況を飲みこめずにいました。

迷う男(The Lost Man)

迷う男こと、二宮和也視点。

一先ず通路を進む迷う男ですが、やはり同じ通路を繰り返すだけ。そんな中、サラリーマン風の男とすれ違うと、ふと視線を感じて立ち止まり振り返れば男が背後に立ち笑顔を向けていたため、慌てて引き返して逃げます。

その後も通路が繰り返されることにうんざりした迷う男は、非常口や非常ベルとった、通路に備え付けられたものを手あたり次第に触りますが、何も起きず。そんな中、天井や壁から血液のようなものが滴り落ちるなどの異常を見て引き返すと、壁の「ご案内」が目に入ることに。

異変を見逃さないこと。異変を見つけたら引き返すこと。異変がなければ進むこと。そして、8番出口から外に出ること。よくわからないまでも、このループを抜け出すためのヒントであると直感した迷う男は、ルールを念頭に改めて通路を進みます。

何が正常で何が異変なのか見分けがつかない中進んでいくと案内板の数字が「0→」だったり「1→だったり」、また「0→」に戻っていたことから、スマホの写真機能を使って通路の記録を取り間違いを探す手段をとりますが、保存された画像に異常が出て断念。しかし、偶然正解したため、以降から通路になるものを全て指差し確認しながら進むことで、順調に「5→」まで進んでいきます。

そんな中、恋人から電話がかかると出産するかどうか決められないと相談を受け、迷う男は先程電車内で見た話し(泣いてる赤子を抱いている母親を怒鳴る男性の話)をすると、誰もがスマホばかり見て助けないことに怒りを抱きつつも、自分も見ないふりをして降りたと吐露。そんな自分が父親になっていいのかという心境を綴りますが、ここから出てそっちに行くと伝えます。

しかし、この通話も異変の一つだったようで、再び「0→」に戻されることに。この現実に狂い始めた男は、過呼吸になり発狂してしまいます。

その後、迷う男は呆けたように脱出を再開しますが、通路に男の子がいたので引き返すとリセットされたため、本物の子供が自分と同じく迷い込んでると気付き振り返ります。

勇気を出して声をかけると突然走り出す男の子。

歩く男(The Walking Man)

通路を歩くサラリーマン風の男こと、歩く男を演じる河内大和の視点で再会。

迷う男よりも少し前の時間軸らしく、歩く男は通路を曲がると、案内板に書かれた数字が「4→」と進んでいたためガッツポーズ。そして、先ほど登場した男の子の手を取り、一緒に通路を進んでいきます。

歩く男は男の子と協力しながら異変を探しているようで、迷う男とは違い、こちらは女子高生風の女性が歩いていました。しかし、5番を進んだところで、急に女子高生が声をかけてくると、どうやら彼女も迷っている人間らしく一緒に異変を探すことに。

ところが女子高生は、本当に戻りたいのか、と問いかけます。毎日満員電車に乗って出勤する会社勤め生活の繰り返しのほうが地獄のようで可哀想と、揣摩臆測。何を言っているのかと戸惑う歩く男ですが、女子高生は壊れたように同じ言葉を繰り返すと、声色まで変わる事態に。それを見てパニックになった歩く男は、慌てて男の子の手を取り引き返すと、数字が「6→」に進んでいたため、女子高生が異変だと知り、恐怖にかられつつもガッツポーズ。

しかし、次で異変を見逃したためリセットされると発狂し案内板を破壊。

ですが、気を取り直して進むとまだ一周目なのに「8番出口」と書かれた案内板の通路の先に上り階段が見えたため、歓喜に溺れる迷う男。解放される喜びから階段へ一直線へ進むと、なぜか階段から先に進もうとしない男の子。迷う男が一緒に連れて行こうと声をかけるもじっとその場を動かなかったため、迷う男は逡巡しながらも男の子を置いて階段を駆けあがっていくのでした。

迷う男が去った後、男の子は通路を引き返すと案内板には「1→」の数字が。その後、男の子が通路を進むと、先ほど脱出したはずの迷う男が無表情で歩いてきたので、袖を掴むもまるでゲームに登場するモブキャラのように無反応。

そんな中、男の子は叫び声を聞いて逃げ出すと、迷う男と遭遇するのでした。

少年(The Boy)

謎の男の子を演じる浅沼成視点で再会。

少年は言葉を発しないものの迷う男に追従すると、彼が異変ではないものを異変と示し引き返そうとしたのを見兼ね、奥に進み正解に導きます。またその次、迷う男が異変無しと判断すると、少年は従業員専用口のドアの前に立ち尽くすと、迷う男はドアノブの位置がおかしいことに気付き引き返し正解。

そんな中、通路にぽつんと立つ女性と遭遇すると、少年が女性を「ママ」と呼び駆けだしたため、慌てて引き止める迷う男。ママを求める少年に、あれはママじゃないと言い聞かせて引き返すと、引き返した先で迷う男は少年と話をします。

少年はママに見つけてほしくてわざと迷子になったと語ると、迷う男も幼少期に同じことをしたことがあると同調。ママは怒ると怖いが、パパには会ったことがないという少年に向け、「じゃあママのとこに帰んないとな」と優しく声をかける迷う男は、二人で協力して出口を目指すことに。

二人はまるで親子のように仲睦まじく声を出しながらをしながら異変の有無を確認。ここから出たら何が食べたいか、と話題を振る迷う男が、何が食べたいかわからなくなったと述べると、少年は御守りにしている貝殻を手渡します。

しかし、通路へ戻ったところ急に警報音が鳴り響くと、奥から濁流が。迷う男は少年の手を引いて引き返しますが、転倒する少年。迷う男は濁流にのまれると、場面は迷う男が恋人と浜辺に来ているシーンへ切り替わり、二人は海ではしゃいでいる自分たちの子供を前に語らっていました。

迷う男は恋人に時々これで合ってるのかわからなくなることがあると相談すると、恋人は「どの道が正しいか誰にもわからない。でも大丈夫、あなたはあの子を守る、あの子もいつかあなたのことを守ってくれる」と言います。そこへ、子供が恋人の下へ戻り綺麗な貝殻を渡すと、恋人は御守りにしてはどうかと提案。子供が迷う男に向けて「パパ、御守り」と翳すと、画面は子供の顔を映し、子供=少年(男の子)と判明。迷う男は子供を抱き締めると、一緒に海へ向かいます。

その後、場面は通路に戻ると、迷う男は濁流にのまれながらも天井の案内板にしがみつき少年を上がらせます。少年に向けて「大丈夫」と声をかけ安心させますが、迷う男は濁流に流されてしまうことに。

少年が目を覚ますと水は引いており、通路は泥水やがらくたが散乱。異変のため引き返すと数字は「7→」と正解であるものの、迷う男の姿はなく、少年は一人で進んでいきます。

結末

再び迷う男こと、二宮和也視点。

少年が角を曲がった後、少年の後に続くように迷う男が姿を現すと、再び異変をチェックしながら一人で淡々と進んでいきます。

すると「8→」と書かれた案内板と共に下り階段に行きつき、迷う男は少年がくれた貝殻を握り締めながら下ることを決断。階段を下ると駅の盲導鈴が聞こえ、利用客の喧騒と共に電車から降りてきた人たちとすれ違うことに。

迷う男は出口8番の登り階段を見据えつつ、改札を通りつつ恋人に電話をかけると、これから病院へ向かうと連絡。まだ子供を産むかどうかの選択は決められないものの、すぐに行くとだけ伝え電車へ乗り込みました。

電車内では冒頭と同じ展開(泣いている赤ん坊を抱える母親に怒るサラリーマン)が発生。迷う男は目を逸らししばらく正面を見つめたまま静止しますが、ふと横へ動いたところで映画は終了しました。

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まとめ

以上、映画『8番出口』のネタバレでした。

本作は原作となるゲームの舞台を土台に、二宮和也演じる迷う男に脱出するための動機付けとストーリー性を持たせ、歩く男にも背景を作り、オリジナルキャラクターを採用しています。

元々異変を見つけてループから抜け出すことを目的にしたゲームなので、映画のオリジナル設定については賛否あると思いますが、1時間34分の中に布石をばらまき、最後は想像に任せる結末となっているため、考察する楽しみが残されています。

8番出口 映画「8番出口」
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